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松田悠良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松田 悠良
Yura MATSUDA
フィギュアスケート選手
生誕 (1998-07-22) 1998年7月22日(26歳)
愛知県名古屋市
身長 157 cm
出身校 名古屋市立東港中学校中京大学附属中京高等学校中京大学
選手情報
代表国 日本の旗 日本
所属クラブ 中京大学
開始 2005
引退 2021年10月4日
ISUパーソナルベストスコア
総合157.592018 GPスケートカナダ
SP53.352018 GPスケートカナダ
FS104.242018 GPスケートカナダ
大会成績
国内大会 1 2 3
全日本ジュニア選手権 0 0 1

松田 悠良(まつだ ゆら、英語: Yura Matsuda1998年7月22日 - )は、日本女性フィギュアスケート選手(女子シングル)。愛知県名古屋市出身。血液型はB型2016年アジアフィギュア杯優勝。

経歴

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2016年ロステレコム杯

名古屋市立東港中学校中京大学附属中京高等学校中京大学をそれぞれ卒業。

2011-2012シーズン、長久保裕指導の下、全日本ノービス選手権で2位に入り、初出場となった全日本ジュニア選手権では23位に終わる。2012年チャレンジカップではノービスクラスで優勝する。

2012-2013シーズン、ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、JGPクールシュヴェルに出場。全日本ジュニア選手権では4位となり、前シーズンよりも格段に成績を伸ばした。初出場となった全日本選手権では8位と健闘した。

2013-2014シーズン、全日本ジュニア選手権で本郷理華三原舞依に続いて3位に入賞し、同大会で初めて表彰台に立った。全日本選手権では、SPで15位と出遅れるが、FSで7位となり、総合9位となる。シーズンの締め括りとなるプランタン杯では、ジュニアクラスの国際大会で初めて優勝する。

2014-2015シーズン、コーチを山田満知子へ変更。全日本ジュニア選手権はSPで5位につけるが、FSでは9位となり、総合6位となる。全日本選手権ではジャンプのミスなどもあり総合15位に終わる。シーズンの締め括りとなる2015年トリグラフトロフィーでは、シニアの国際大会にはじめて出場し2位に入る。

2015-2016シーズン、JGPログローニョでは自己ベストを48点以上も更新し、銅メダルを獲得した。全日本選手権では12位となる。

2016-2017シーズン、アジアフィギュア杯で優勝。ISUグランプリシリーズに初参戦し、ロステレコム杯で6位、NHK杯で7位となる。5年連続の出場となった全日本選手権では11位。

2017-2018シーズン、ISUチャレンジャーシリーズロンバルディア杯では、SP・FSともにほぼミスのない演技を見せ、FSとトータルの自己ベストを更新し5位となった。6年連続の出場となった全日本選手権では11位。シーズンの締め括りとなるババリアンオープンでは、2位に入った。

2018-2019シーズン、6月に負った右足の故障を抱えながらも[1]オータムクラシックスケートカナダロステレコム杯に出場しそれぞれ9位、11位、9位となった。右足首の手術を優先し、全日本選手権への出場は見送った[2]

2020-2021シーズン、全日本選手権では、SP28位で自身では初めてFS進出を逃した。2021年3月20日、中京大学の卒業と現役続行を表明した[3]。しかしながら、同年10月4日に自身のInstagram上で現役引退を発表した[4]。2022年1月4日、日本ガイシスポーツプラザで行われたアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」で「イマジン」を舞い、引退セレモニーを終えた[5]

2022年7月、浅田真央の開催するアイスショー「BEYOND」にメンバーとして参加することを発表。

技術・演技

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アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、難度の高い3回転ループ-3回転ループを成功させた他、2回転半アクセル-3回転トゥーループ-3回転ループの珍しいコンビネーションジャンプも成功している。

他にもフリップやループ、トゥーループ、アクセルの後に3回転トゥーループを付けることができる。また2回転半アクセル-1回転ループ-3回転サルコウを成功させている。

主な戦績

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国際大会
大会/年 2011-12 12-13 13-14 14-15 15-16 16-17 17-18 18-19 19-20 20-21
GPロステレコム杯 6 9
GPスケートカナダ 11
GP NHK杯 7
CSオータムクラシック 9
CSロンバルディア杯 5
ババリアンオープン 2
アジアフィギュア杯 1
トリグラフ杯 2 J 2
JGPログローニョ 3
JGPリガ杯 9
JGPクールシュヴェル 6
プランタン杯 1 J
チャレンジカップ 1 N
国内大会
全日本選手権 8 9 15 12 10 11 欠場 21 28
全日本Jr.選手権 23 4 3 6

詳細

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2020-2021 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2020年12月24日 - 27日 第89回全日本フィギュアスケート選手権長野 28
44.69
- 28
[6]
2019-2020 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2019年12月19日 - 22日 第88回全日本フィギュアスケート選手権東京 18
52.34
21
93.71
21
146.05
2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年11月16日 - 18日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 8
52.00
9
85.99
9
137.99
2018年10月26日 - 28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダラヴァル 10
53.35
10
104.24
11
157.59
2018年9月20日 - 23日 ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックオークビル 12
47.75
9
95.27
9
143.02
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年1月26日 - 31日 2018年ババリアンオープンオーベルストドルフ 2
57.48
2
107.94
2
165.42
2017年12月20日 - 24日 第86回全日本フィギュアスケート選手権調布 17
55.91
11
118.21
11
174.12
2017年9月14日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズロンバルディアトロフィーベルガモ 4
65.62
4
129.94
5
195.56
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年12月22日 - 25日 第85回全日本フィギュアスケート選手権門真 7
61.63
11
118.64
10
180.27
2016年11月25日 - 27日 ISUグランプリシリーズ NHK杯札幌 6
60.98
7
117.28
7
178.26
2016年11月4日 - 6日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 7
61.57
6
116.08
6
177.65
2016年8月4日 - 7日 2016年アジアフィギュア杯マニラ 1
56.42
2
105.47
1
161.89
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年12月24日 - 27日 第84回全日本フィギュアスケート選手権札幌 10
58.76
13
107.45
12
166.21
2015年9月30日 - 10月4日 ISUジュニアグランプリ ログローニョログローニョ 2
65.71
3
113.27
3
178.98
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年4月15日 - 19日 2015年トリグラフトロフィーイェセニツェ 2
57.81
2
88.54
2
146.35
2014年12月25日 - 28日 第83回全日本フィギュアスケート選手権長野 15
52.07
15
92.98
15
145.05
2014年11月22日 - 24日 第83回全日本フィギュアスケートジュニア選手権新潟 5
56.41
9
98.59
6
155.00
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月14日 - 16日 2014年プランタン杯 ジュニアクラス(ルクセンブルク市 1
49.67
1
84.38
1
134.05
2013年12月20日 - 23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 14
50.94
7
107.35
9
158.29
2013年11月22日 - 24日 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 4
51.57
7
100.04
3
151.61
2013年8月27日 - 9月1日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 11
42.59
8
87.49
9
130.08
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月27日 - 31日 2013年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(ブレッド 2
49.58
2
101.03
2
150.61
2012年12月20日 - 24日 第81回全日本フィギュアスケート選手権札幌 12
51.29
7
109.01
8
160.30
2012年11月16日 - 18日 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権西東京 4
54.07
5
102.00
4
156.07
2012年8月22日 - 26日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 9
44.62
6
78.43
6
123.05
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年3月8日 - 11日 2012年チャレンジカップ ノービスクラス(ハーグ 1
45.43
1
65.92
1
111.35
2011年11月25日 - 27日 第80回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会(八戸 17
42.90
3
71.24
23
114.14

プログラム使用曲

[編集]
シーズン SP FS EX
2020-2021 Sparkling Diamonds
振付:鈴木明子
人生のメリーゴーランド 映画『ハウルの動く城』より
作曲:久石譲
振付:パスカーレ・カメレンゴ
2019-2020 映画『You'll Never Walk Alone』より
振付:川梅みほ
バレエ『海賊』より
作曲:アドルフ・アダン
振付:川梅みほ
2018-2019 ミュージカル『ミー・アンド・マイガール』より
作曲:ノエル・ゲイ
振付:鈴木明子
四季
作曲:アレクサンドル・グラズノフ
振付:ジェレミー・アボット
2017-2018 アンコーラ・ノン・サイ
ボーカル:キャサリン・ジェンキンス
振付:樋口美穂子
スパニッシュ・キャラバン
曲:ドアーズ
振付:樋口美穂子
2016-2017 映画『ピアノ・レッスン』より
作曲:マイケル・ナイマン
振付:樋口美穂子
シネマ・イタリアーノ 映画『NINE』サウンドトラックより
ボーカル:ケイト・ハドソン
2015-2016 バレエ『白鳥の湖』より
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:樋口美穂子
2014-2015 シネマ・イタリアーノ 映画『NINE』サウンドトラックより
ボーカル:ケイト・ハドソン
振付:山田満知子、樋口美穂子
2013-2014 エスパーニャ・カーニ
作曲:パスカル・マルキーナ・ナロ
振付:宮本賢二
ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』より
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
振付:川梅みほ
2012-2013 チャルダッシュ
作曲:ヴィットーリオ・モンティ
2011-2012 虹の彼方に
作曲:ハロルド・アーレン

脚注

[編集]
  1. ^ 松田 ロシア杯後に右足首手術へ「治すのが最優先」2021年10月4日閲覧
  2. ^ 1年前は病室にいた…2年ぶり出場の松田悠良は「この舞台に戻ってこれたのが一番うれしい」2021年10月4日閲覧
  3. ^ 松田悠良「もう少しだけ競技生活を」現役続行を表明2021年10月4日閲覧
  4. ^ フィギュア松田悠良が引退表明、16年NHK杯7位などGP出場経験も2021年10月4日閲覧
  5. ^ 松田悠良さん引退セレモニーで涙「一番の私のファン」両親に感謝”. Nikkan Sports News (2022年1月4日). 2022年1月4日閲覧。
  6. ^ フリーに進出出来ず

外部リンク

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