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松永宏信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松永 宏信
基本情報
階級 スーパーウェルター級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1987-09-30) 1987年9月30日(37歳)
出身地 愛知県名古屋市
スタイル サウスポー[1]
プロボクシング戦績
総試合数 22
勝ち 20
KO勝ち 13
敗け 2
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松永 宏信(まつなが ひろのぶ、1987年9月30日 - )は、日本の元プロボクサー愛知県名古屋市出身。横浜光ボクシングジム所属。元WBOアジア太平洋スーパーウェルター級王者。第39代日本スーパーウェルター級王者。

人物

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札幌藻岩高校では野球部に所属し、田中将大が所属していた駒大苫小牧高校と対戦した経験もある[2]日本体育大学でも野球部で外野手、卒業後はパン屋に就職した[3]

ボクシングを始めたきっかけははじめの一歩を読んだことから[4]

横浜光ボクシングジムに入門する前、数ヶ月輪島功一スポーツジムにいた[5]

来歴

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2012年7月20日に後楽園ホールで松田拓実とウェルター級4回戦を戦い、1回1分27秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[6]

2014年東日本ウェルター級新人王として、西軍代表別府優樹と対戦して2回32秒KO負けでプロ初黒星を喫して全日本新人王獲得はならなかった[7]

その後4連勝して2016年10月9日に韓国でマ・ジェニとWBOアジアパシフィックスーパーウェルター級王座決定戦を行い、判定勝ちで王座獲得に成功した[8]

そして怪我のため、WBOアジアパシフィックスーパーウェルター級王座を返上[9]2018年10月12日、後楽園ホールで開催された「日本タイトル最強挑戦者決定戦」にて斉藤幸伸丸とスーパーウェルター級8回戦を戦い、4回2分54秒KO勝ちを収めて新藤寛之への挑戦権を獲得した[10]

2019年5月10日、後楽園ホールで日本スーパーウェルター級王者の新藤寛之と対戦し、6回終了時に新藤の棄権によるTKO勝ちで王座を獲得した[11]。なお、松永は元号が令和に変わって初めて誕生した日本王者となった[3]

2019年11月2日、後楽園ホールで日本スーパーウェルター級3位の越川孝紀と対戦し、4回2分8秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[12]

2020年10月3日、後楽園ホールで日本スーパーウェルター級1位で指名挑戦者の清水優人と対戦し、7回2分40秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[13]

2021年4月21日、後楽園ホールで日本スーパーウェルター級5位の中島玲と対戦し、10回3-0(96-94、97-93×2)で判定勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[14]

2021年8月20日、メキシコプエブラでイシドロ・トアラと対戦。3日前に対戦相手が変更となったが、1回2分17秒TKO勝ちを収めた[15]

2021年11月26日、後楽園ホールで元日本ウェルター級王者の矢田良太と対戦し、6回2分49秒TKO勝ちを収め、日本スーパーウェルター級王座を返上した[16]

2022年4月30日、プエブラでエマヌエル・ナバレッテの兄ジョニー・ナバレッテと対戦し、10回0-2(94-96、95-96、95-95)の判定負けを喫した[17][18]

2023年1月20日、右目網膜剥離の再発により現役引退を発表。[19]

獲得タイトル

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  • 2014年度東日本ウェルター級新人王
  • WBOアジアパシフィックスーパーウェルター級王座(防衛0=返上)
  • 2018年度日本スーパーウェルター級最強挑戦者
  • 第39代日本スーパーウェルター級王座(防衛3=返上)

戦績

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  • プロ - 22戦20勝2敗0分(13KO)
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2012年7月20日 1R 1:27 KO 松田拓実(レパード玉熊) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2012年11月3日 3R 1:50 TKO 竹内護(ヨネクラ 日本の旗 日本
3 2013年6月28日 4R 判定3-0 川崎真琴(RK蒲田) 日本の旗 日本 2013年度東日本ウェルター級新人王予選
4 2014年6月26日 1R 2:31 KO 鎌田健市(角海老宝石 日本の旗 日本 2014年度東日本ウェルター級新人王予選
5 2014年9月25日 4R 判定2-1 川崎真琴(RK蒲田) 日本の旗 日本 2014年度東日本ウェルター級新人王予選
6 2014年11月2日 5R 判定3-0 玉山将也(帝拳 日本の旗 日本 2014年度東日本ウェルター級新人王決勝戦
7 2014年12月21日 2R 0:32 KO 別府優樹(久留米櫛間) 日本の旗 日本 2014年度全日本ウェルター級新人王決勝戦
8 2015年5月7日 6R 判定3-0 成田永生(八王子中屋 日本の旗 日本
9 2015年12月5日 5R 0:50 TKO 齋藤志朗(ワタナベ 日本の旗 日本
10 2016年3月20日 8R 判定3-0 大橋功弥(京拳 日本の旗 日本
11 2016年5月19日 5R 0:15 TKO 佐々木左之介(ワタナベ) 日本の旗 日本
12 2016年10月9日 12R 判定2-1 マ・ジェニ 大韓民国の旗 韓国 WBOアジアパシフィックスーパーウェルター級王座決定戦
13 2018年1月20日 3R 2:43 TKO スチャット・チャイヤポーン タイ王国の旗 タイ
14 2018年6月20日 4R 1:17 TKO パトンサック・パトンポートン タイ王国の旗 タイ
15 2018年10月12日 4R 2:54 KO 斉藤幸伸丸(アベ 日本の旗 日本 2018年度日本スーパーウェルター級最強挑戦者決定戦
16 2019年5月10日 6R終了 TKO 新藤寛之宮田 日本の旗 日本 日本スーパーウェルター級タイトルマッチ
日本王座獲得
17 2019年11月2日 4R 2:08 TKO 越川孝紀(セレス 日本の旗 日本 日本王座防衛1
18 2020年10月3日 7R 2:40 TKO 清水優人(木更津グリーンベイ) 日本の旗 日本 日本王座防衛2
19 2021年4月21日 10R 判定3-0 中島玲寝屋川石田 日本の旗 日本 日本王座防衛3
20 2021年8月20日 1R 2:17 TKO イシドロ・トアラ メキシコの旗 メキシコ
21 2021年11月26日 6R 2:49 TKO 矢田良太グリーンツダ 日本の旗 日本
22 2022年4月30日 10R 判定0-2 ジョニー・ナバレッテ メキシコの旗 メキシコ
テンプレート

脚注

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  1. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】スーパーウェルター級 (69.85 kg以下) BOXINGアンテナ
  2. ^ 再び減量・収入激減・感染恐怖…相次ぐ興行延期、ボクシング日本王者たちの苦難 スポーツ報知 2020年4月20日
  3. ^ a b 松永宏信が令和初新王者 日本スーパーウエルター級 日刊スポーツ 2019年5月10日
  4. ^ 【松永宏信】ボクシングスーパーウェルター級選手へのインタビュー みるみるランド 2018年11月2日
  5. ^ 松永宏信 来春日本タイトルマッチ挑戦決定!! 石井一太郎の不定期日記 2018年10月15日
  6. ^ 2012年7月試合結果 日本ボクシングコミッション
  7. ^ 全日本新人王決定戦、MVPは別府優樹 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月21日
  8. ^ 松永宏信WBOアジア獲得、板垣幸司はOPBF7位下す Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月9日
  9. ^ 2018チャンカンは1.20スタート ボクシングモバイル 2017年11月24日
  10. ^ 井上浩樹が12連勝 6階級で日本王座挑戦者決定 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月12日
  11. ^ 松永宏信が日本SW級新王者 新藤寛之を6回TKO Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月10日
  12. ^ 松永宏信が4回TKO勝ち 日本S・ウェルター級V1 Boxing News(ボクシングニュース)2019年11月2日
  13. ^ 松永宏信が7回TKO勝ち 日本S・ウェルター級V2 6連続KO勝ちも「自分に期待していたので悔しい」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年10月3日
  14. ^ 松永宏信が日本S・ウェルター級V3 新鋭の中島玲に判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年4月21日
  15. ^ メキシコでメインの坂井祥紀、日本王者の松永宏信がKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年8月22日
  16. ^ 【ボクシング】松永宏信が元王者・矢田良太を6回TKO。日本王座返上で海外ファイトへ(BBM Sports)”. Yahoo!ニュース. 2021年12月9日閲覧。
  17. ^ 前日本S・ウェルター級王者、松永宏信がメキシコで判定負け Boxing News(ボクシングニュース)2022年5月3日
  18. ^ ジョニー・ナバレッテ boxing timeline 2022年5月3日閲覧。
  19. ^ 元日本S・ウェルター級王者の松永宏信も引退 網膜剥離で決断”. Boxing News(ボクシングニュース). 2023年1月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
新藤寛之
第39代日本スーパーウェルター級王者

2019年5月10日 - 2021年11月26日(返上)

空位
次タイトル獲得者
川崎真琴