松本光平 (1989年生のサッカー選手)
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名前 | ||||||
カタカナ | マツモト コウヘイ | |||||
ラテン文字 | MATSUMOTO Kohei | |||||
基本情報 | ||||||
生年月日 | 1989年5月3日(35歳) | |||||
出身地 | 日本・大阪府 | |||||
身長 | 173cm | |||||
体重 | 73kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | DF(SB)、ピヴォ・フィクソ | |||||
利き足 | 右足 | |||||
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
松本 光平(まつもと こうへい、1989年5月3日 - )は、大阪府出身のサッカー選手、フットサル選手、ロービジョンフットサル選手。
来歴
[編集]中学時代はセレッソ大阪のU-15に在籍し、同期に柿谷曜一朗、一学年下には山口螢、丸橋祐介らがいた。
高校進学時に、当時は日本国内でも圧倒的な強さを誇っていたガンバ大阪ユースに禁断の移籍を果たす。ガンバ大阪ユース在籍時は安田理大、倉田秋、宇佐美貴史らと共にプレーした。
高校卒業後はイングランドのアカデミーなどでプレーし、帰国後は徳島ヴォルティス、ジェフユナイテッド市原・千葉のリザーブに在籍した。
2012-2013シーズン、オーストラリア・Aリーグのブリスベン・ロアーFCに所属。
2014年3月から約半年の間アメリカに滞在し、ロサンゼルス・ギャラクシーなどのトライアウトを受けるも契約には至らず、同年10月にFIFAクラブワールドカップ出場を目指してニュージーランドへと渡った。
2014‐2015シーズン、ニュージーランド・フットボールチャンピオンシップのオークランド・シティFCと契約する。
デビュー戦でゴールを決めるなどの活躍をするものの、クラブワールドカップの出場メンバーには選ばれず、シーズン終了後に契約満了となりチームを退団。
2015-2016年シーズンより同リーグのホークスベイ・ユナイテッドに移籍。
チームはリーグ開幕戦でオークランド・シティFCと対戦。松本は開幕スタメンの座を勝ち取り、古巣のオークランド・シティFCからゴールを挙げる活躍を見せるなど、シーズンを通して全試合スタメン出場を果たし、チームに大きく貢献した。 惜しくも2位でシーズンを終了し、優勝には届かず、クラブワールドカップ出場の目標は果たせなかった。
2017年2月からOFCチャンピオンズリーグ[1]に出場するため、フィジーのレワFCと3ヶ月間の短期契約を結ぶ。
2018-19シーズンより、以前所属していたオークランド・シティFCのライバルチームであるワイタケレ・ユナイテッドに移籍[2]。
2019年1月から再びOFCチャンピオンズリーグに出場するため、バヌアツのマランパ・リバイバース[3]と短期契約を結ぶ。
2019年8月ニュージーランド・フットボールチャンピオンシップのハミルトン・ワンダラーズに移籍[4]。
2019年12月にカタールで開催されるFIFAクラブワールドカップ2019出場に向け、2019年11月にニューカレドニアのヤンゲン・スポートにレンタル移籍[5]。この大会唯一の日本人選手として念願のクラブワールドカップ出場を果たす。1回戦で開催国王者のアル・サッド(カタール)と対戦し、延長戦の末1-3で敗れた。
2020年2月からニュージーランドのハミルトン・ワンダラーズに復帰。
同年3月18日に新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内リーグの打ち切りが発表される。 ニュージーランド国内も警戒レベルが最も高いレベル4のロックダウン状態になり、チームも数ヶ月間の活動休止になった。
5月18日、ニュージーランドの自宅での筋力トレーニング中にゴムチューブの留め具が破損し、飛んできた金具とゴムチューブで両目を怪我。右目は失明状態となり、左目の視力も大幅に低下[6]。その後、所属事務所がクラウドファンディングのプロジェクトを設立した[7]。ガンバ大阪ユースの先輩である倉田秋らが先頭に立ち支援を呼びかけ、資金が集まる。眼球摘出の可能性もある中で左目の手術を行い、手術は無事に成功し眼球摘出は免れるも視覚障害者となってしまう。
サッカーをプレーするどころか日常生活すらままならない状態にもかかわらず、サッカー選手として再び公式戦のピッチに立つことを目標に過酷なリハビリを開始した[8]。
同年12月、古巣であるオークランド・シティFCへの再加入が発表された[9]。
チームは2021年2月にカタールで開催されるFIFAクラブワールドカップ2020に出場予定だったが、大会直前の1月15日にニュージーランド政府が打ち出す新型コロナウイルス感染防止規則により、大会への出場辞退を発表した。[10][11]
翌年2022年2月にアラブ首長国連邦で開催されるFIFAクラブワールドカップ2021にも出場予定だったが、この大会も同じ理由により再び出場を断念。オークランド・シティFCは2大会続いての出場辞退となり[12]、松本もFIFAクラブワールドカップへの再出場を果たせなかった。[13]
ニュージーランド政府による厳格な入国規制により国境が閉鎖されているため、一度もチームには合流できないまま契約満了となる[14]。
2022年3月14日にテレビ朝日、『激レアさんを連れてきた。』[15]に出演。SNSで「神回」と話題[16]になった。
2022年5月5日にフットサル、Fリーグのデウソン神戸への加入が発表された[17]。 フットサル経験はなかったものの、加入からわずか1カ月でキャプテンに抜擢された[18]。リーグ戦全試合に出場し、チーム内得点ランキングでも3位に入る活躍を果たした。
フットサルを始めた理由は、目を怪我してから弱くなってしまった対人プレーや細かな動きを養うためで、フットサルへの転向ではなくサッカーとの両立でプレーをしている[19]。
また、2023年1月には視覚障害者のみで行われるロービジョンフットサルの日本選手権大会にも出場して優勝。
大会MVPにも輝き、日本一の栄冠を手にした[20]。 ロービジョンフットサル日本代表強化指定選手にも選出される[21]。
2023年3月、デウソン神戸を退団。海外サッカークラブへの再挑戦を表明している[22]。
所属クラブ
[編集]サッカー
[編集]- 2002年 - 2004年 セレッソ大阪U-15
- 2005年 - 2007年 ガンバ大阪ユース
- 2008年 - 2009年 チェルシーFCコミュニティー
- 2010年 徳島ヴォルティス・セカンド
- 2011年 ジェフユナイテッド市原・千葉
- 2012年 - 2013年 ブリスベン・ロアーFC
- 2014年10月 - 2015年6月 オークランド・シティFC
- 2015年10月 - 2018年6月 ホークスベイ・ユナイテッド
- 2018年10月-2019年6月 ワイタケレ・ユナイテッド
- 2019年1月-3月 マランパ・リバイバース (期限付き移籍)
- 2019年8月- 2020年6月 ハミルトン・ワンダラーズ
- 2020年12月- 2022年 オークランド・シティFC
フットサル
[編集]- 2022年 - 2023年 デウソン神戸
ロービジョンフットサル
[編集]- 2022年 - CAソルア
代表歴
[編集]- ロービジョンフットサル日本代表強化指定選手(2023年)
タイトル
[編集]クラブ
[編集]ガンバ大阪ユース
- 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関西:2回(2005年、2007年)
- 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会:2回(2006年、2007年)
オークランド・シティFC
- ニュージーランド・フットボールチャンピオンシップ:1回(2014-15)
- OFCチャンピオンズリーグ:1回(2014-15)
ヤンゲン・スポール
- ニューカレドニア・シュペールリーグ:1回(2019年)
著書
[編集]脚注
[編集]- ^ “OFC Champions League 2017 - List Of Players”. Oceania Football Confederation. (9 March 2017) 9 March 2017閲覧。
- ^ “2018-19 ISPS HANDA PREMIERSHIP SQUADS”. Waitakere Squads. (11 October 2018) 11 October 2018閲覧。
- ^ “3 Waitakere United pleia blong helpem Malampa Revivors”. Vanuatu Football Confederation. (19 January 2019) 19 January 2019閲覧。
- ^ “2019-20 ISPS HANDA PREMIERSHIP SQUADS”. Hamilton Squads. (2 November 2019) 2 November 2019閲覧。
- ^ “Un milieu offensif japonais rejoint Hienghène Sport”. Hienghene Sport. (21 November 2019) 21 November 2019閲覧。
- ^ “失明の危機に立たされても、サッカー選手であることを諦めない。(高村美砂) - Yahoo!ニュース”. Yahoo!ニュース. 2020年10月9日閲覧。
- ^ “『 失明の危機 』を乗り越えて競技復帰を目指す”. CAMP FIRE. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “FC東京フィジカルコーチがリハビリをサポート 「オセアニアのサムライ」松本光平の最新情報”. 宇都宮徹壱ウェブマガジン. 2020年10月9日閲覧。
- ^ “Matsumoto returns to Navy Blues” (英語). Auckland City FC. 2022年3月29日閲覧。
- ^ “オークランド・シティがクラブW杯辞退…FIFA「われわれの権限を超えている」”. ゲキサカ. 2022年3月29日閲覧。
- ^ “オークランドC コロナ禍でクラブW杯参加辞退…開催国王者アルドハイルが“不戦勝”で2回戦から登場へ - スポニチ Sponichi Annex サッカー”. スポニチ. 2021年1月9日閲覧。
- ^ “オークランドが辞退 クラブW杯サッカー:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2022年3月29日閲覧。
- ^ ““失明危機”から復活の31歳DFに降りかかる新たな試練 新型コロナ影響も「時間もらえた」”. FOOTBALL ZONE. 2021年1月21日閲覧。
- ^ “右目を失明後に“クラブW杯常連チーム”に入団! 松本光平が「ケガはむしろプラスかも」と思うワケ(二宮寿朗)”. Number Web. 2021年3月24日閲覧。
- ^ “滝沢カレン、“理想すぎる男性”との出会いにキュンキュン!「こんな素敵な人会ったことない」”. テレ朝POST. 2022年3月14日閲覧。
- ^ KADOKAWAライフスタイル編集部 [@kadokawa_ls]「一部SNSで「神回!」と話題沸騰の3/14放送【激レアさんを連れてきた。】に出演したのは、フットボーラーの松本光平さん!」2022年3月15日。X(旧Twitter)より2024年1月22日閲覧。
- ^ “新加入選手のお知らせ”. デウソン神戸HP. 2022年5月5日閲覧。
- ^ “突然、キャプテン就任の打診が”. 現代ビジネス. 2022年6月25日閲覧。
- ^ “「へこんだのは眼球だけ」 片目を失明したプロサッカー選手 フットサルFリーグに参戦 前だけを見て“誰も見たことのない世界”で挑戦続ける”. 関西テレビNEWS. 2022年10月5日閲覧。
- ^ “第17回 ロービジョンフットサル日本選手権 CA SOLUA葛飾が初優勝!”. JFA.jp. 2023年1月11日閲覧。
- ^ “ロービジョンフットサル日本代表強化指定プロフィール掲載”. CA SOLUA. 2023年5月16日閲覧。
- ^ “松本光平選手 退団のお知らせ”. デウソン神戸HP. 2023年3月15日閲覧。
- ^ “前だけを見る力 失明危機に陥った僕が世界一に挑む理由”. KADOKAWAオフィシャルサイト. 2022年3月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 所属事務所 ONE CLIP公式プロフィール
- ホークスベイ・ユナイテッド公式サイト プロフィール(英語)
- オークランド・シティFC・公式サイト プロフィール(英語)
- 松本光平オフィシャルブログ - Ameba Blog
- 松本光平 (@kohei.matsumoto_official) - Instagram