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オークランド・シティFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オークランド・シティFC
原語表記 Auckland City Football Club
愛称 The Navy Blues, City
クラブカラー 紺・白
創設年 2004年
所属リーグ ノーザンリーグ
ナショナルリーグ
ホームタウン オークランド
ホームスタジアム キウイティア・ストリート
収容人数 2,500 (座席数500)
代表者 ニュージーランドの旗 イバン・ブクシッチ
監督 スペインの旗 アルベルト・リエラ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

オークランド・シティ・フットボール・クラブ英語: Auckland City Football Club)は、ニュージーランドオークランド本拠地とするプロサッカークラブである。

概要

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2004年、オーストラリアニュージーランドを中心としたオセアニア各地のサッカーリーグ再編、オセアニア地域の国際大会であるオセアニアクラブ選手権(現:OFCチャンピオンズリーグ)の創設など、サッカー環境の整備が行われる中で創設されたクラブのひとつである。また、FIFAクラブワールドカップ出場の常連として知られる。2022年大会で10度の出場を数え、これは大会最多記録である。また、FIFAクラブワールドカップ2025で唯一のオセアニアクラブとして参加することが決定している。

歴史

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2000年代

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クラブ創設1年目の2004-05シーズンに国内リーグで優勝。OFCクラブチャンピオンシップ2005に出場するも、グループステージで敗退した。2005-06シーズンは、国内リーグを2年連続で優勝。オーストラリアアジアサッカー連盟(AFC)転籍後、初の開催となったOFCクラブチャンピオンシップ2006の決勝戦で、タヒチASピレーを3-1で破りクラブ創設2年目にして初優勝を成し遂げる。

この優勝によりオセアニア代表として、FIFAクラブワールドカップ2006への出場権を獲得した。大会に向けクラブは、元日本代表で当時無所属だった岩本輝雄の加入を発表[1]。岩本の復活と共に、日本のサポーターから一躍注目を浴びることとなった。クラブW杯開幕戦となった1回戦では、アフリカ代表のアル・アハリ(エジプト)と対戦。チャンスを作るも得点には結びつかず0-2で敗れ、続く5位決定戦でも全北現代モータース(韓国)の前に0-3と屈し、大会を通して無得点に終わった。

2008-09シーズンは、国内リーグとOFCチャンピオンズリーグの両方を制覇し、3年ぶり2度目となるFIFAクラブワールドカップ2009の出場権を手にする。本大会の開幕戦では開催国枠で出場したUAEアル・アハリを2-0で下し、オセアニア勢としては2005年大会シドニーFC以来、4大会ぶりとなる勝利を挙げた。準々決勝のアトランテ(メキシコ)戦では力の差を見せ付けられ0-3で敗れたものの、5位決定戦ではコンゴ民主共和国マゼンベに3-2で勝利し、オセアニア勢過去最高位タイの5位という成績で大会を終えた。

2010年代

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2010-11、2011-12、2012-13、2013-14、2014-15、2016シーズンと6大会連続でOFCチャンピオンズリーグを制し、日本とモロッコで開かれたクラブワールドカップに出場を果たしたが、2011年大会柏レイソルに0-2、2012年大会サンフレッチェ広島に0-1、2013年大会ラジャ・カサブランカに1-2とそれぞれ初戦で敗れている。2014年大会ではマグリブ・テトゥアニと対戦し、決着がつかず0-0で終えるが、PK戦で4-3で勝利し初戦を突破した。準々決勝でセティフに1-0で勝利し、オセアニア代表としてクラブワールドカップ史上初めて準決勝に進出したが、サン・ロレンソに1-2で敗れた。しかし、3位決定戦ではクルス・アスルと対戦し、決着がつかず1-1で終えるが、PK戦で4-2で勝利し、オセアニア勢過去最高位の3位という成績で大会を終えた。

2015年大会は再び、初戦でサンフレッチェ広島と対戦し0-2で敗れ、2016年大会では鹿島アントラーズに1-2で敗れた。2017年、香港で開催されたルナー・ニューイヤー・カップにオセアニア勢として初優勝を果たした。2017年のFIFAクラブワールドカップでは、初戦で開催国王者のアル・ジャジーラと対戦し0-1で敗れた。2018-19シーズンは無敗でリーグ優勝を果たしたものの、OFCチャンピオンズリーグ準決勝で同じニュージーランド勢のチームウェリントンに敗北しクラブW杯出場は逃した。

2020年代

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2019-20シーズンは、チームウェリントンの監督をしていたホセ・フィゲイラが新たに監督に就任した。

タイトル

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国内タイトル

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国際タイトル

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現所属メンバー

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2022年7月4日現在[2][3]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK ニュージーランド コナー・トレイシー
2 MF ニュージーランド マリオ・イリッチ
3 DF ニュージーランド アダム・ミッチェル
4 DF ニュージーランド クリスティアン・グレイ
5 DF スペイン アンヘル・ベルランガ
6 MF ニュージーランド マット・エリス
7 MF ニュージーランド キャメロン・ハウィーソン
8 MF スペイン ジェラール・ガリガ
9 FW ニュージーランド アンガス・キルコリー
10 FW ニュージーランド ディラン・マニカム
11 FW ニュージーランド ライアン・デ・フリース
12 DF ニュージーランド サム・ブラザートン
13 DF ニュージーランド ネイサン・ロボ
14 DF ニュージーランド ジョーダン・ヴェイル
No. Pos. 選手名
15 MF ニュージーランド エイデン・ケイリー
16 FW ニュージーランド ジョセフ・リー
17 MF ニュージーランド リード・ドレイク
18 GK ニュージーランド フィン・ドカティ
19 FW ニュージーランド ウィリアム・ギリオン
20 FW アルゼンチン エミリアーノ・タデ
21 MF ニュージーランド イルハム・ハメーディ
22 DF 日本 岩田卓也
23 DF ニュージーランド アルフィー・ロジャース
24 GK ニュージーランド カメロン・ブラウン
- DF コソボ レゴント・ムラティ
- MF ニュージーランド マイケル・デン・ヘイジャー
- DF ニュージーランド ダン・モーガン

歴代所属選手

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GK
DF
MF
FW

脚注

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  1. ^ 日本テレビ内公式サイト. “チーム最新情報 チーム詳細”. 2011年11月26日閲覧。
  2. ^ Men's Premiership squads confirmed”. 12 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2021閲覧。
  3. ^ Brotherton and Vincent join Navy Blues”. 17 January 2023閲覧。

外部リンク

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