松本伊織
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松本 伊織(まつもと いおり、1887年〈明治20年〉9月5日[1][2] - 1967年〈昭和42年〉9月25日[3])は、日本の内務官僚。朝鮮総督府官僚。
経歴
[編集]愛媛県宇摩郡三島村(現在の四国中央市)出身[1]。宮大工彫刻の名手・松本新助の子[2]。1915年(大正4年)、中央大学英法科を卒業し、高等文官試験に合格した[4]。愛知県警視、同丹羽郡長、同愛知郡長を務めた[1]。1923年(大正12年)、朝鮮総督府道理事官に転じ、林野調査委員会事務官、殖産局水産課長、全羅南道内務部長、内務局社会課長、中枢院書記官、慶尚南道内務部長、全羅南道知事を歴任した[1][4]。
1937年(昭和12年)に退官した後は、朝鮮油脂株式会社社長、油脂統制会理事を務めた[4]。1948年(昭和23年)故郷に戻り、三島高等学校初代PTA会長、三島町民生委員長、愛媛県人事委員会委員長、三島町社会福祉協議会議長、県社会福祉協議会理事、県海外引揚者更生会長を歴任した[3]。
出典
[編集]- ^ a b c d 輓近大日本拓殖史 1934.
- ^ a b 伊予三島市史編纂委員会 1986, 846頁.
- ^ a b 伊予三島市史編纂委員会 1986, 847頁.
- ^ a b c 人事興信録 1943.