松家仁之
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松家 仁之(まついえ まさし、1958年12月5日 - )は、日本の小説家、編集者、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授。株式会社つるとはな取締役[1]。
来歴・人物
[編集]東京都生まれ。1979年、早稲田大学第一文学部在学中に『夜の樹』で第48回文學界新人賞佳作に選ばれ[2]、『文學界』にてデビュー。卒業後の1982年、新潮社に入社。1998年、海外文学シリーズ「新潮クレスト・ブックス」創刊。2002年、季刊総合誌『考える人』を創刊、編集長となる。2006年より「芸術新潮」編集長を兼務し、2010年6月退職[3]。2009年より慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授(2014年春まで)[4]。
2012年、『新潮』7月号に長篇『火山のふもとで』を発表し、小説家として再デビュー。第34回野間文芸新人賞候補に挙がる。2013年、同作により第64回読売文学賞受賞。
2013年12月、『沈むフランシス』が「キノベス!2014」第4位に選ばれた[5]。
2018年、『光の犬』で芸術選奨文部科学大臣賞[6] 及び河合隼雄物語賞受賞。
2020年より三島由紀夫賞選考委員。
著書
[編集]- 『火山のふもとで』(2012年9月 新潮社)
- 『沈むフランシス』(2013年9月 新潮社)
- 『優雅なのかどうか、わからない』(2014年8月 マガジンハウス)
- 『光の犬』(2017年10月 新潮社)
- 『泡』(2021年4月 集英社)
共著
[編集]編著
[編集]- 『伊丹十三の本』(2005年4月、新潮社「考える人」編集部編)
- 『美しい子ども』編(2013年、新潮社、新潮クレスト・ブックス短篇小説ベスト・コレクション)
- アンソニー・ドーア,ジュンパ・ラヒリ,ナム・リー,リュドミラ・ウリツカヤ,ミランダ・ジュライ,クレメンス・マイヤー, ディミトリ・フェルフルスト,ウェルズ・タワー, ネイサン・イングランダー,ベルンハルト・シュリンク,アリス・マンロー著
脚注
[編集]- ^ 会社概要 - 株式会社つるとはな | Tsuru & Hana Co.
- ^ SPECIAL REPORT:キャンパスナウ:教育×WASEDA ONLINE
- ^ 松家仁之・星野直子トークイベント「星野道夫とアラスカ」 SWITCH PUBLISHING
- ^ つるとはなについて - 株式会社つるとはな | Tsuru & Hana Co.
- ^ 紀伊國屋書店「キノベス!2014」発表 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店
- ^ “祝 芸術選奨受賞!”. www.shinchosha.co.jp. 新潮社. 2020年9月15日閲覧。