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松原石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松原石(まつばらせき、 Matsubaraite)は、2002年に発表された日本産新鉱物で、フォッサマグナミュージアム鉱物学者宮島宏などにより、新潟県糸魚川市青海地域で採取されるヒスイから発見された[1]。化学組成はSr4Ti5(Si2O7)2O8単斜晶系チェフキン石スーパーグループ・チェフキン石サブグループに属する。国立科学博物館鉱物学者松原聰の記載鉱物学への貢献をたたえて命名された。記載地の新潟県糸魚川市小滝川と、岡山県新見市大佐山でしか発見されていない。

松原石のチタンが一つジルコニウムに置換すると、蓮華石(Sr4ZrTi4(Si2O7)2O8)となる。

脚注

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  1. ^ Hiroshi MIYAJIMA; Ritsuro MIYAWAKI and Kanako ITO (2002). “Matsubaraite, Sr4Ti5(Si2O7)2O8, a new mineral, the Sr-Ti analogue of perrierite in jadeitite from the Itoigawa-Ohmi district, Niigata Prefecture, Japan”. European Journal of Mineralogy 14 (6): 1119-1128. doi:10.1127/0935-1221/2002/0014-1119. ISSN 0935-1221. NAID 80015668170. http://eurjmin.geoscienceworld.org/cgi/content/abstract/14/6/1119. 

参考文献

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  • 松原聰「新鉱物発見物語」、自分の名前を石に付けられない-松原石、2006年、岩波書店。ISBN 4-00-007455-5

関連項目

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外部リンク

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