松原石
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松原石(まつばらせき、 Matsubaraite)は、2002年に発表された日本産新鉱物で、フォッサマグナミュージアムの鉱物学者、宮島宏などにより、新潟県糸魚川市青海地域で採取されるヒスイから発見された[1]。化学組成はSr4Ti5(Si2O7)2O8(記載時はSr4Ti5(Si2O7)2O8)。単斜晶系でペリエル石スーパーグループチェフキン石族に属する。国立科学博物館の鉱物学者、松原聰の記載鉱物学への貢献をたたえて命名された。記載地の新潟県糸魚川市小滝川と、岡山県新見市大佐山でしか発見されていない。
松原石のチタンが一つジルコニウムに置換すると、蓮華石(Sr4ZrTi4(Si2O7)2O8)となる。
脚注
[編集]- ^ Hiroshi MIYAJIMA; Ritsuro MIYAWAKI and Kanako ITO (2002). “Matsubaraite, Sr4Ti5(Si2O7)2O8, a new mineral, the Sr-Ti analogue of perrierite in jadeitite from the Itoigawa-Ohmi district, Niigata Prefecture, Japan”. European Journal of Mineralogy 14 (6): 1119-1128. doi:10.1127/0935-1221/2002/0014-1119. ISSN 0935-1221. NAID 80015668170 .
参考文献
[編集]- 松原聰「新鉱物発見物語」、自分の名前を石に付けられない-松原石、2006年、岩波書店。ISBN 4-00-007455-5
関連項目
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