松原宏
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松原 宏(まつばら ひろし、1956年 - )は、日本の地理学者、専門は経済地理学。福井県立大学地域経済研究所特命教授[1]。東京大学大学院総合文化研究科教授、日本地理学会会長などを務めた。
人物
[編集]おもに立地論による産業集積の理論的研究に取り組む一方で、都市経済地理学と工業地理学の分野で実証的研究に取り組んでいる。国際比較研究や、地域経済産業政策、国土政策に関わる発言も行なっている[2][3]。
経歴
[編集]神奈川県出身[4]。1979年、横浜国立大学教育学部卒業[4]。1985年、東京大学大学院理学系研究科博士課程地理学専門課程修了[4]、「民間デベロッパーの都市開発と大都市形成」で東京大学より理学博士を取得[5]。
1985年、西南学院大学経済学部講師、のち、助教授、教授へ昇任[4]。1997年、東京大学大学院総合文化研究科助教授、のち2007年に教授[4]。
2008年、日本地理学会優秀賞受賞(著作『経済地理学』)[4][6]
2018年、日本地理学会理事長[7]。2020年より日本地理学会の会長を務めている[8]。
2022年に東京大学を定年退職し、福井県立大学地域経済研究所特命教授に転じた[1]。
著書
[編集]単著
[編集]共著
[編集]編著
[編集]- 『アジアの都市システム』(九州大学出版会、1998年)
- 『立地論入門』(古今書院、2002年)
- 『先進国経済の地域構造』(東京大学出版会、2003年)
- 『立地調整の経済地理学』(原書房、2009年)
- 『産業立地と地域経済』(放送大学教育振興会、2012年)
- 『現代の立地論』(古今書院、2013年)
- 『日本のクラスター政策と地域イノベーション』(東京大学出版会、2013年)
- 『地域経済論入門』(古今書院、2014年)
- 『知識と文化の経済地理学』(古今書院、2017年)
- 『産業集積地域の構造変化と立地政策』(東京大学出版会、2018年)
共編著
[編集]訳書
[編集]- H.D.ワッツ『工業立地と雇用変化』(勝部雅子と共訳、古今書院、1995年)
出典
[編集]- ^ a b “教員情報 松原宏”. 福井県立大学. 2022年5月22日閲覧。
- ^ “教員 松原宏”. 東京大学人文地理学教室. 2013年1月10日閲覧。
- ^ 松原宏 (2008年2月22日). “日本における地域イノベーションの可能性と課題” (PDF). 独立行政法人経済産業研究所. 2013年1月10日閲覧。
- ^ a b c d e f “Read & Researchmap 松原宏”. 独立行政法人科学技術振興機構. 2013年1月10日閲覧。
- ^ “民間デベロッパーの都市開発と大都市形成 松原宏”. 国立国会図書館. 2013年1月10日閲覧。
- ^ “日本地理学会賞受賞候補者選考委員会 2007年度活動報告”. 日本地理学会. 2013年1月10日閲覧。
- ^ 「最新テーマを議論 和大で県内初の地理学会」わかやま新報
- ^ “日本地理学会 » 会長のあいさつ”. 日本地理学会. 2020年8月12日閲覧。
外部リンク
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