来る福招き猫まつり
来る福招き猫まつり(くるふくまねきねこまつり)とは、毎年9月末ころに開かれる日本の祭り・イベント。
概要
[編集]1995年[1]、招き猫ファンの集まりである「日本招猫倶楽部」(東京。会員数約200人)が[2]毎年9月29日を「来る福」(くるふく)と読みなして「招き猫の日」と制定した[注釈 1][注釈 2]ことにちなみ、毎年9月29日前後の土日を中心に、三重県伊勢市、愛知県瀬戸市、長崎県島原市などで開催されている。
期間中、招き猫・関連グッズの販売、現代招き猫作家の作品展示、製作体験のほか、多くのイベントが行われる。
伊勢市おかげ横丁
[編集]1995年(平成7年)より、おかげ横丁ではさまざまな催しが行われている[3]。第1回は同年9月29日から10月10日まで、“招き猫の日”制定実行委員会と日本招猫倶楽部の主催で開催[4]。
獅子舞風の「猫舞」が披露されるほか、観光客も参加して「にゃんちろりん♪総踊り」という踊りが行われる。飲食店では『来る福ニャンチ』というランチメニューが提供される。数量限定。
来る福招き猫まつり in 瀬戸
[編集]「アートで歩く瀬戸のまち」をキーワードに、1996年(平成8年)より市内各地でイベントが行われている。第1回は株式会社中外陶園(瀬戸市薬師町。鈴木政成社長)の主催[5]。
第12回「来る福招き猫まつり in 瀬戸」は財団法人地域活性化センターによる「ふるさとイベント大賞」において優秀賞を受賞した[6]。瀬戸市の秋の観光キャンペーン「瀬戸へ行かんで、どこへ行く」に合わせて開催されている[7]。
来る福招き猫まつり in 島原
[編集]喫茶店「しまばら水屋敷」(島原市万町)の主人が日本招猫倶楽部の協力の下、1998年(平成10年)より、しまばら水屋敷をメイン会場に行われている。
松屋菓子舗の期間限定饅頭、「来る福・島原ねこまん」が販売される。数量限定。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「招き猫まつり 福託す3万匹 伊勢・おかげ横丁で開幕」『読売新聞』2000年9月30日、中部朝刊、32面。
- ^ 「第2回来る福・招き猫展/山口・徳山市」『読売新聞』1998年10月2日、西部朝刊、31面。
- ^ a b 毎日新聞 1995.
- ^ 「来る福きっと…おいでおいで 内宮前おかげ横丁で“招き猫祭り”」『読売新聞』1995年9月29日、中部朝刊、1面。
- ^ 「招き猫、日本でアジアでなぜかブーム 商売の縁起物でいちばんの人気者」『読売新聞』1996年9月30日、東京朝刊、9面。
- ^ “「第12回ふるさとイベント大賞」優秀賞”. 財団法人地域活性化センター. 2012年7月22日閲覧。
- ^ 「招き猫が呼んでいる 瀬戸市が観光キャンペーン」『毎日新聞』1998年9月26日、愛知。
参考文献
[編集]- 「9月29日は「招き猫記念日」 "来る福"イベント計画――伊勢神宮おかげ横丁」『毎日新聞』1995年9月25日、中部夕刊、8面。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 伊勢市おかげ横丁サイト
- 瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会サイト
- 来る福招き猫まつりin島原公式ページ
- 日本記念日協会 - サイト内検索で検証可能