李建志
表示
李 建志(り けんじ、1969年3月8日[1]- )は、在日韓国人三世の研究者(文化社会学、表象社会論、比較文学比較文化、朝鮮文学朝鮮文化)、関西学院大学社会学部教授。
来歴
[編集]東京都品川区生まれ。本籍は大韓民国済州島。1987年東京都立日比谷高等学校卒業。1992年中央大学文学部哲学科卒業。1994年東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻修士課程修了。延世大学校大学院人文科学研究科国語国文学専攻博士課程中退。2000年東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化博士課程満期退学。2000年京都ノートルダム女子大学専任講師、2003年県立広島女子大学(県立広島大学)助教授、准教授を経て、2010年関西学院大学社会学部教授。専攻は表象社会論、文化社会学、比較文学比較文化・朝鮮文学朝鮮文化。葦のかご教会[2](坂本兵部牧師主宰、坂本牧師と李は東大大学院時代の同期)所属のプロテスタント信者。妻は神戸女子大学文学部教育学科教授の齋藤由紀[3]。齋藤と李は京都ノートルダム女子大で同僚だった。新世紀ユニオンに加入し、関西学院大学と交渉中。
2020年、国家基本問題研究所の第7回日本研究特別賞を受賞[4]。2020年10月10日、1型糖尿病と診断され、膵臓内ランゲルハンス島のβ細胞がインスリンを出していないことがわかる。
著書
[編集]- 『朝鮮近代文学とナショナリズム 「抵抗のナショナリズム」批判』作品社 2007
- 『日韓ナショナリズムの解体 「複数のアイデンティティ」を生きる思想』筑摩書房 2008
- 『松田優作と七人の作家たち 「探偵物語」のミステリ』弦書房 2011
- 『京都の町家を再生する―家づくりから見えてくる日本の文化破壊と文化継承』齋藤由紀編著、李建志共著、関西学院大学出版会[5] 2015
- 『李氏朝鮮 最後の王 李垠評伝』1巻[大韓帝国](作品社)2019、2巻[大日本帝国明治期](作品社)2019、3巻[大日本帝国大正期](作品社)2022。(4巻[敗戦前後日本・大韓民国期](作品社)2025年刊行予定)
- 『「令和マンションブーム」から考える日本の住宅―日本社会にとっての「家」』関西学院大学出版会、2024年。
脚注
[編集]- ^ ツイッター
- ^ “葦のかご教会”. 葦のかご教会. 2022年4月26日閲覧。
- ^ “教員情報 | 行吉学園”. achieve.yg.kobe-wu.ac.jp. 2022年4月1日閲覧。
- ^ 日本研究賞 受賞者
- ^ “関西学院大学出版会 知の創造空間から発信する”. www.kgup.jp. 2022年4月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- 関西学院大学
- 李建志 (@leekeonchi) - X(旧Twitter)