杉欣也
すぎ きんや 杉 欣也 | |
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本名 | 杉 欣也 |
生年月日 | 1956年1月12日(68歳) |
出生地 | 日本 埼玉県所沢市 |
身長 | 179 cm[1] |
血液型 | B型 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台 |
活動期間 | 1978年 - 1991年頃 |
配偶者 | 既婚 |
著名な家族 |
杉義一(父) 大野陽子(母) 杉狂児(祖父) 杉裕之(叔父) 杉莉々子(娘) |
主な作品 | |
テレビドラマ 『太陽戦隊サンバルカン』 『若大将天下ご免!』 映画 『暴力戦士』 |
杉 欣也(すぎ きんや、1956年1月12日[1] - )は、日本の元俳優。本名同じ[1]。
埼玉県出身[1]。桜美林大学中退[1]。東映俳優センターに所属していた[1]。
来歴・人物
[編集]実父は俳優の杉義一[2]、母は元女優の大野陽子[3]。祖父は俳優・歌手の杉狂児[2]、3人の叔父(父の弟)も、それぞれ元俳優の杉裕之や[2]、映画関係者という芸能一家に育つ。娘は女優の杉莉々子[4]。
父がジャパンアクションクラブ(現・ジャパンアクションエンタープライズ)の重役を務めていた関係で、学生時代より東映のキャラクターによるアトラクションショーにアルバイトとして参加する[2]。ショーに出演していた当時、父の友人でもある俳優の潮健児に目をかけてもらい、ショーでは戦闘員役だったが、潮がショーで演じていた『仮面ライダー』の「地獄大使」の前を箒で掃いて素通りするなど、目立つ役柄を与えてもらい、ほかの戦闘員役より待遇を良くしてもらっていた[5]。
東映演技研修所を経て東映俳優センターに所属[2]。研修所の同期には、永島敏行、山口良一らがいた[2]。
テレビドラマの端役を経て、1979年『暴力戦士』(東映)に主役メンバーの一人で映画デビュー[2]。1981年、特撮番組『太陽戦隊サンバルカン』(テレビ朝日)にバルシャーク / 鮫島欣也役としてレギュラー出演し人気を博す。『サンバルカン』出演の経緯は、欣也の父親である義一が吉川進プロデューサーと知り合いで、欣也自身もJACに出入りしていて体の動きが良かったことによる[6]。
その後は、ライオン奥様劇場『雪の蛍』にレギュラー出演したほか、『太陽にほえろ!』『特捜最前線』などの刑事ドラマにゲスト出演[7]。35歳になるころに俳優を引退し、建設関係の仕事に従事する[7]。
エピソード
[編集]『サンバルカン』撮影期間の前半に結婚[7]。撮影当時は共演者の大鷲龍介 / 初代バルイーグル 役の川崎龍介の自宅によく泊まっていたという。2004年には川崎らと共にトークショーに参加し、東條昭平監督について「とてもおっかない人で子供にはとても厳しかった」と語っていた。同じく共演者の飛羽高之 / 二代目バルイーグル 役の五代高之とは、2018年のインタビューで杉とはメールのやり取りなど交流が続いていることを語っている[8]。
出演
[編集]テレビドラマ
[編集]- 特捜最前線(ANB)
- 第57話「改造拳銃・失われたロック!」(1978年)
- 第82話「望郷殺人カルテット!」(1978年)
- 第126話「姿なき誘拐魔!」(1979年)
- 第169話「地下鉄・連続殺人事件!」(1980年) - 麻雀店の客
- 第282話「ラッシュアワーの女!」(1982年)
- 第433話「モーニング・コールの証明!」(1985年)
- 第464話「埋み火・闇に濡れる哀切のルージュ!」(1986年)
- 第481話「連続爆破・共犯者は街に溢れる!」(1986年)
- スパイダーマン 第23話「家なき子たちに愛の学園を」(1978年、12ch) - 英二
- 恐竜戦隊コセイドン 第42話「翔べ 人間大砲コセイダー」(1979年、12ch) - 男
- スーパー戦隊シリーズ(ANB)
- バトルフィーバーJ 第34話「地獄で笑う闇将軍」(1979年) - 新車の持ち主
- 電子戦隊デンジマン 第33話「吸血楽器レッスン」(1980年) - 三郎
- 太陽戦隊サンバルカン(1981年 - 1982年) - 鮫島欣也 / バルシャーク
- 燃えろアタック 第56話「炎のフライングレシーブ」(1980年、ANB) - 藤村勇一
- 爆走! ドーベルマン刑事 第8話「消えた黒バイ!」(1980年、ANB)
- 仮面ライダー(新) 第33話「ハロー! ライダーマン ネズラ毒に気をつけろ!!」(1980年、MBS) - アベック
- 大江戸捜査網(TX)
- 第440話「甘い誘惑 毒殺人名録」(1982年)
- 第453話「悪役志願 替え玉一発勝負」(1982年)
- 第562話「おんな武士道・赤い暗殺網」(1982年)
- 第618話「母さんと呼んでいいかい?」(1983年) - 職人
- 刑事ヨロシク 第6話「禁じられた火遊び」(1982年、TBS) - 消防士
- 源九郎旅日記 葵の暴れん坊 第21話「葉隠れは金魚侍と見つけたり」(1982年、ANB) - 中田
- ライオン奥様劇場 / 雪の蛍(1983年、CX)
- 新・女捜査官 第7話「刑事の初恋は夫殺しの美女!?」(1983年、ABC)
- ザ・ハングマンシリーズ(ABC)
- 若き血に燃ゆる〜福沢諭吉と明治の群像(1984年、TX)
- 太陽にほえろ!(NTV)
- 第595話「マミー激走!」(1984年) - 原田譲二
- 第653話「一枚のシール」(1985年) - 響組のチンピラ
- 第673話「狼の挽歌」(1985年) - 寺田武志
- 第704話「未亡人は十八才」(1986年) - 黒田剛志
- 第718話「そして又、ボスと共に」(1986年) - 恩田三郎
- 土曜ワイド劇場(ANB)
- 松本清張の葦の浮船(1984年)
- 西村京太郎トラベルミステリー
- 5 東北新幹線殺人事件(1984年)
- 7 特急"白鳥"十四時間(1985年)
- 家路の果て 建売住宅ローン殺人事件!(1985年)
- 釣部渓三郎の推理! 北アルプス餓鬼岳の殺人(1986年) - 國友一明
- 気分は名探偵 第9話「圭介の仁義なき戦い」(1984年、NTV) - ボーイ
- 金曜・女のドラマスペシャル / サヨウナラあなた あなたも夫を捨てられる(1984年、CX)
- 暴れん坊将軍II 第112話「新様まいる、おてふ恋日記」(1985年、ANB) - 与平次
- 影の軍団IV 第16話「女忍者、最後の涙」(1985年、KTV)
- 真田太平記 第16話「名護屋撤退」(1985年、NHK) - 真田の使者
- 私鉄沿線97分署 第69話「ABO!? 血液型大戦争!!」(1986年、ANB)
- 遠山の金さんII 第39話「破談を狙うガンコ親父の涙!」(1986年、ANB) - 山崎晋之助
- あぶない刑事 第8話「偽装」(1986年、NTV)
- 火曜サスペンス劇場 / 盗聴する女(1986年、NTV)
- おんな風林火山(1986年 - 1987年、TBS) - 織田信興
- 若大将天下ご免!(1987年、ANB) - 留三
- NEWジャングル 第16話「今どきの女」(1988年、NTV)
- はぐれ刑事純情派 第3話「カフェバーで拾った女」(1988年、ANB)
映画
[編集]- 暴力戦士(1979年、東映) - アントニオ
- 劇場版 太陽戦隊サンバルカン(1981年、東映) - 鮫島欣也 / バルシャーク
- 人生劇場(1983年、東映) - 学生
- 日本海大海戦 海ゆかば(1983年、東映)
- 必殺! THE HISSATSU(1984年、松竹)
- キャバレー(1986年、東宝) - スターダスト従業員
- 化身(1986年、東映) - 萩原
- 嵯峨野の宿(1987年、日活) - 野田健太郎
舞台
[編集]- 新・好色一代男 あんぽんたん物語(1982年、明治座)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 『日本タレント名鑑'88』VIPタイムズ社、1988年、124頁。
- ^ a b c d e f g 東映スーパー戦隊大全 2003, p. 231, 杉欣也 スペシャルインタビュー
- ^ 星を喰った男 1993, p. 281
- ^ 所属者インタビュー・杉莉々子 宝映テレビプロダクション。
- ^ 星を喰った男 1993, pp. 320–321
- ^ 東映スーパー戦隊大全 2003, p. 12, 吉川進 スペシャルインタビュー.
- ^ a b c 東映スーパー戦隊大全 2003, p. 233, 杉欣也 スペシャルインタビュー
- ^ 「SPECIAL INTERVIEW'81 五代高之」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1981 太陽戦隊サンバルカン》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年8月25日、18-19頁。ISBN 978-4-06-509606-2。
参考文献
[編集]- 潮健児 編『星を喰った男』バンダイ、1993年。ISBN 4891895187。
- 安藤幹夫(編) 編『東映スーパー戦隊大全 バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界』双葉社、2003年。ISBN 4575295205。