本田桂子
本田 桂子(ほんだ けいこ、1962年9月27日 - )は、日本出身の経営コンサルタント。アジア部門では女性初となるマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニア・パートナーを経て、多数国間投資保証機関長官。退任後、コロンビア大学客員教授、AGC取締役、三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役などに就任。
人物・経歴
[編集]熊本県熊本市出身。熊本市立黒髪小学校、熊本市立若葉小学校、熊本市立東野中学校、熊本県立熊本高等学校を経て[1]、1984年お茶の水女子大学家政学部家庭経営学科卒業、ベイン・アンド・カンパニー入社[2]。
1986年にシェアソン・リーマン・ブラザーズ証券入社後[3]、フルブライト奨学生として[2][4]、ペンシルベニア大学ウォートン・スクール修士課程を卒業し、MBAの学位を取得。[1]
1989年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク日本支社に入社[3][4]。1999年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク日本支社パートナー[3]。
2002年一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員助教授、中央大学会計大学院非常勤講師[1]。
2007年マッキンゼー・アンド・カンパニーアジア部門初の女性シニア・パートナーとして、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク日本支社ディレクター(シニアパートナー)に昇進[3][5]。
2013年からは多数国間投資保証機関長官CEOを務め[2][6]、2019年に退任。
2020年コロンビア大学国際公共政策大学院Adjunct Professor and Adjunct Senior Research Scholar[3]、AGC取締役報酬委員会委員長・指名委員会委員[7]、三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役[8]、一橋大学客員教授。2021年金融庁政策評価に関する有識者会議委員、シンガポール政府Asia Sustainable Infrastructure Advisory Panelメンバー[9]。2022年リクルートホールディングス取締役[10]。
著作
[編集]編著
[編集]- マッキンゼー・アンド・カンパニー, ティム・コラー, マーク・フーカート, デイビッド・ウェッセルズ著『マッキンゼー事業再生 : ターンアラウンドで企業価値を高める 上』ダイヤモンド社 2004年
- マッキンゼー・アンド・カンパニー, ティム・コラー, マーク・フーカート, デイビッド・ウェッセルズ著『マッキンゼー事業再生 : ターンアラウンドで企業価値を高める 下』ダイヤモンド社 2004年
翻訳
[編集]- マッキンゼー・アンド・カンパニー, ティム・コラー, リチャード・ドッブス, ビル・ヒューイット著『企業価値経営 : コーポレート・ファイナンスの4つの原則』(鈴木一功と共訳)ダイヤモンド社 2012年
監訳
[編集]- 『企業価値評価 : バリュエーション : 価値創造の理論と実践 上』ダイヤモンド社 2006年
脚注
[編集]- ^ a b c 本田桂子さん熊本商工会議所
- ^ a b c 「本田桂子 世界銀行グループMIGA 長官CEO」MIGA
- ^ a b c d e 取締役 略歴一覧三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
- ^ a b 移り変わる世の中で“いかに自分を変革していけるか”を意識お茶の水女子大学2017年5月17日更新
- ^ 第 44 回 国際経済協力セミナー東京外国語大学
- ^ 「女性コンサルの草分け、世銀グループ機関長官に 本田桂子氏」日本経済新聞2014/1/6付日本経済新聞 夕刊
- ^ 取締役および執行役員の異動につ2019年12月9日 各 位 会 社 名 AGC 株式会社
- ^ 役員の異動について 2020 年 3 月 6 日 株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
- ^ 本田 桂子氏(ほんだ けいこ)日経ビジネススクール
- ^ 取締役及び監査役体制に関するお知らせ2022年02月14日 | 株式会社リクルートホールディングス
|
|
|