未来の文学
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『未来の文学』(みらいのぶんがく)は、2004年から2021年にかけて国書刊行会から刊行された、1960年代から1970年代の先端的な英米SF文学の叢書。第二期からはアンソロジーも加わった。装丁は下田法晴と大西裕二(s.f.d)。
カバー付きハードカバー、四六版。全20巻。
刊行一覧
[編集]第一期
[編集]- 『ケルベロス第五の首』(ジーン・ウルフ、柳下毅一郎訳) 2004.7 ISBN 4-336-04566-6
- 『エンベディング』(イアン・ワトスン、山形浩生訳) 2004.10 ISBN 4-336-04567-4
- 『アジアの岸辺』(トマス・M・ディッシュ、若島正編訳、浅倉久志,渡辺佐智江,伊藤典夫,林雅代,大久保寛訳) 2004.12 ISBN 4-336-04569-0
- 「降りる」
- 「争いのホネ」
- 「リスの檻」
- 「リンダとダニエルとスパイク」
- 「カサブランカ」
- 「アジアの岸辺」
- 「国旗掲揚」
- 「死神と独身女」
- 「黒猫」
- 「犯ルの惑星」
- 「話にならない男」
- 「本を読んだ男」
- 「第一回パフォーマンス芸術祭、於スローターロック戦場跡」
- 『ヴィーナス・プラスX』(シオドア・スタージョン、大久保譲訳) 2005.5 ISBN 4-336-04568-2
- 『宇宙舟歌』(R・A・ラファティ、柳下毅一郎訳) 2005.10 ISBN 4-336-04570-4
第二期
[編集]- 『デス博士の島その他の物語』(ジーン・ウルフ、浅倉久志,伊藤典夫,柳下毅一郎訳) 2006.2 ISBN 4-336-04736-7
- 「デス博士の島その他の物語」
- 「アイランド博士の死」
- 「死の島の博士」
- 「アメリカの七夜」
- 「眼閃の奇蹟」
- 「まえがき」
- 『ベータ2のバラッド』(若島正編、アンソロジー〈未来の文学〉) 2006.5 ISBN 4-336-04739-1
- 「ベータ2のバラッド」(サミュエル・R・ディレイニー)
- 「四色問題」(バリントン・J・ベイリー)
- 「降誕祭前夜」(キース・ロバーツ)
- 「プリティー・マギー・マネーアイズ」(ハーラン・エリスン)
- 「ハートフォード手稿」(リチャード・カウパー)
- 「時の探検家たち」(H・G・ウェルズ)
- 『グラックの卵』(浅倉久志編、アンソロジー〈未来の文学〉) 2006.9 ISBN 4-336-04738-3
- 「見よ、かの巨鳥を!」(ネルスン・ボンド)
- 「ギャラハー・プラス」(ヘンリー・カットナー)
- 「モーニエル・マサウェイの発見」(ウイリアム・テン)
- 「ガムドロップ・キング」(ウィル・スタントン)
- 「マスタースンと社員たち」(ジョン・スラディック)
- 「グラックの卵」(ハーヴェイ・ジェイコブス)
- 『ゴーレム100』(アルフレッド・ベスター、渡辺佐智江訳) 2007.6 ISBN 978-4-336-04737-3
- 『限りなき夏』(クリストファー・プリースト、古沢嘉通編訳) 2008.5 ISBN 978-4-336-04740-3
- 「限りなき夏」
- 「青ざめた逍遙」
- 「逃走」
- 「リアルタイム・ワールド」
- 「赤道の道」
- 「火葬」
- 「奇跡の石塚(ケルン)」
- 「ディスチャージ」
- 『歌の翼に』(トマス・M・ディッシュ[1]、友枝康子訳) 2009.9 ISBN 978-4-336-05116-5
第三期
[編集]- 『ダールグレン』I - II(サミュエル・R・ディレイニー[1]、大久保譲訳) 2011.6 ISBN 978-4-336-04741-0 / ISBN 978-4-336-04742-7
- 『奇跡なす者たち』(ジャック・ヴァンス、浅倉久志編訳、酒井昭伸訳) 2011.9 ISBN 978-4-336-05319-0
- 「フィルスクの陶匠」
- 「音」
- 「保護色」
- 「ミトル」
- 「無因果世界」
- 「奇跡なす者たち」
- 「月の蛾」
- 「最後の城」
- 『第四の館』(R・A・ラファティ、柳下毅一郎訳) 2013.4 ISBN 978-4-336-05322-0
- 『古代の遺物』(ジョン・クロウリー、浅倉久志,大森望,畔柳和代,柴田元幸訳) 2014.4 ISBN 978-4-336-05321-3
- 「古代の遺物」
- 「彼女が死者に贈るもの」
- 「訪ねてきた理由」
- 「みどりの子」
- 「雪」
- 「ミソロンギ1824年」
- 「異族婚」
- 「道に迷って、棄てられて」
- 「消えた」
- 「一人の母がすわって歌う」
- 「客体と主体の戦争」
- 「シェイクスピアのヒロインたちの少女時代」
- 『ドリフトグラス』(サミュエル・R・ディレイニー、浅倉久志,伊藤典夫,小野田和子,酒井昭伸,深町眞理子訳) 2014.12 ISBN 978-4-336-05324-4
- 「スター・ピット」
- 「コロナ」
- 「然り、そしてゴモラ…」
- 「ドリフトグラス」
- 「われら異形の軍団は、地を這う線にまたがって進む」
- 「真鍮の檻」
- 「ホログラム」
- 「時は準宝石の螺旋のように」
- 「オメガヘルム」
- 「ブロブ」
- 「タペストリー」
- 「プリズマティカ」
- 「廃墟」
- 「漁師の網にかかった犬」
- 「夜とジョー・ディコスタンツォの愛することども」
- 「あとがき - 疑いと夢について」
- 「エンパイア・スター」
- 「ディレイニー小伝」(高橋良平)
- 「「時は準宝石の螺旋のように」のこと(伊藤典夫)
- 「「エンパイア・スター」推測だらけの訳者補記」(酒井昭伸)
- 『ジーン・ウルフの記念日の本』(ジーン・ウルフ、酒井昭伸,宮脇孝雄,柳下毅一郎訳) 2015.5 ISBN 978-4-336-05320-6
- 「鞭はいかにして復活したか」
- 「継電器と薔薇」
- 「ポールの樹上の家」
- 「聖ブランドン」
- 「ビューティランド」
- 「カー・シニスター」
- 「ブルー・マウス」
- 「私はいかにして第二次世界大戦に敗れ、それがドイツの侵攻を防ぐのに役立ったか」
- 「養父」
- 「フォーレセン」
- 「狩猟に関する記事」
- 「取り替え子」
- 「住処多し」
- 「ラファイエット飛行中隊よ、きょうは休戦だ」
- 「三百万平方マイル」
- 「ツリー会戦」
- 「ラ・ベファーナ」
- 「溶ける」
- 『愛なんてセックスの書き間違い』(ハーラン・エリスン、若島正,渡辺佐智江訳) 2019.5 ISBN 978-4-336-05323-7
- 「孤独痛」
- 「ガキの遊びじゃない」
- 「ラジオDJジャッキー」
- 「ジェニーはおまえのものでもおれのものでもない」
- 「クールに行こう」
- 「ジルチの女」
- 「盲鳥よ、盲鳥、近寄ってくるな!」
- 「パンキーとイェール大出の男たち」
- 「教訓を呪い、知識を称える」
- 『海の鎖』(伊藤典夫編、アンソロジー〈未来の文学〉) 2021.6 ISBN 978-4-336-05325-1
- 「偽態」(アラン・E・ナース)
- 「神々の贈り物」(レイモンド・F・ジョーンズ)
- 「リトルボーイ再び」(ブライアン・オールディス)
- 「キング・コング堕ちてのち」(フィリップ・ホセ・ファーマー)
- 「地を統べるもの」(M・ジョン・ハリスン)
- 「最後のジェリー・フェイギン・ショウ」(ジョン・モレッシイ)
- 「フェルミと冬」(フレデリック・ポール)
- 「海の鎖」(ガードナー・R・ドゾワ)