木村豊幸
きむら とよゆき 木村 豊幸 | |
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本名 | 木村 豊幸 |
生年月日 | 1948年1月31日 |
没年月日 | 2019年 |
出生地 | 日本 新潟県 |
身長 | 180cm[1] |
職業 | 俳優 |
主な作品 | |
テレビドラマ 『青春とはなんだ』 『でっかい青春』 『一心太助』 『ウルトラマンタロウ』 映画 『これが青春だ!』 『赤毛』 |
木村 豊幸(きむら とよゆき、1948年1月31日[1] - 2019年)は、日本の元俳優。本名同じ[1]。
人物
[編集]16歳の時に劇団ひまわりに入団し、1965年に映画『血と砂』(岡本喜八監督、東宝)でデビュー[2]。岡本の作品の常連の一人でもある。『血と砂』の劇中で、スーザフォンで演奏するシーンがあったことから「スーザン」の愛称で呼ばれていた[2]。
1965年『青春とはなんだ』(日本テレビ)で、矢野間啓治とコンビを組んで演じた劣等生役が好評で、後続作である『これが青春だ』などのシリーズでも同じく劣等生役で出演した[2]。当時のプロフィールでは、ファンレターが多く寄せられることに対して「不思議とファイトがわいてくるので、本当にうれしいです」と述べている[2]。
1973年『ウルトラマンタロウ』(TBS)の南原隊員役で注目される。当時は子供の注目の的でどこに行っても子供が寄ってきたという。『タロウ』で印象深いエピソードが第12・13話の九州ロケのストーリーで、えびの高原周辺に天然温泉が湧いており、共演者たちと露天風呂を作って入浴したことが理由と述べている。
『タロウ』第51話の撮影後に結婚するが、感染症の結核に感染し、2年半もの長期に渡って入院。復帰後は全国各地の学校を巡回する「学校演劇」を中心に俳優を継続していた。
2008年にファミリー劇場の『ウルトラ情報局』にゲスト出演している。また、2015年8月16日にBS-TBSで、特別番組『感動再会!同窓会の旅 "青春とはなんだ"編』にて『青春とはなんだ』主役の野々村健介役・夏木陽介と生徒だった松井勝子役・岡田可愛、小沢祐子役・水沢有美の再会を放送した際にサプライズゲストとして出演した[3]。逝去に関しては、水沢有美の2019年4月3日付けFacebookのタイムラインにて告知された[4]。
出演
[編集]テレビドラマ
[編集]- 青春とはなんだ(1965年 - 1966年、NTV) - 久保良吉
- これが青春だ(1966年 - 1967年、NTV) - 金田作左衛門 [注釈 1]
- でっかい青春(1967年 - 1968年、NTV) - 犬山拳一
- 進め!青春(1968年、NTV)
- 結婚ぎらい(1969年、CX)
- おーい幸福! 第5話「オーイ、バカンス!」(1969年、NTV)
- ワン・ツウ・アタック!(1971年、12ch) - 肉屋の沢田
- 二人の世界 第21話(1971年、TBS)
- 特別機動捜査隊(NET)
- 第506話「銭に生きる女」(1971年) - 和男
- 第545話「汚れた太陽」(1972年) - 五郎
- 第562話「真夏の逃亡者」(1972年) - 安岡
- 第656話「熱風への復讐」(1974年) - 亮吉
- 第694話「ある絶望の女」(1975年) - 岩本
- 第750話「家出の季節」(1976年) - 正樹
- 時間ですよ 第60話(1972年、TBS) - 大村
- 一心太助(1971年 - 1972年、CX) - 文太
- 泣くな青春 第10話「家族への挑戦」(1972年、CX)
- 荒野の素浪人 第58話「荒涼 殺生谷の黄金」(1973年、NET)
- ウルトラマンタロウ(1973年 - 1974年、TBS) - 南原忠男
- 太陽にほえろ!(NTV)
- 第80話「女として 刑事として」(1974年) - 町田
- 第216話「テキサスは死なず!」(1976年) - 今井
- 第336話「ドジな二人」(1979年) - 平川ジロウ
- プレイガール 第268話「絡みもつれた欲情」(1974年、12ch)- 健
- 高校教師 第20話「夏の日の恋と性」(1974年、12ch)
- 傷だらけの天使 第5話「殺人者に怒りの雷光を」(1974年、NTV) - 安武光男
- 夜明けの刑事 第59話「恋人は殺人犯ではないわ!!」(1976年、TBS)
- 破れ傘刀舟 悪人狩り 第76話「帰らざる烙印」(1976年、NET) - 作次
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風II 第20話「がんばれ! 左内」(1977年、CX)
- ナッキーはつむじ風 第23話「お嫁さんになっちゃった…」(1979年、TBS) - 加治郎
- 手錠をかけろ! 第7話「密輸拳銃を洗え! 連続乱射事件 鳥取・島根」(1979年、CX)
- コメットさん 第68話「さよなら星娘」(1979年、TBS)
- 伝七捕物帳 第24話「幽霊を見た幽霊」(1979年、ANB) - 吉松
映画
[編集]- 血と砂(1965年、東宝) - 大川
- これが青春だ!(1966年、東宝) - 高木良吉
- 殺人狂時代(1967年、東宝) - 酒場の客
- 燃えろ!青春(1968年、東宝) - 成島元
- クレージー映画(東宝)
- 娘ざかり(1969年、東宝)- 岡村竹男
- 赤毛(1969年、東宝)- 弥五
- バツグン女子高校生(東宝)
- バツグン女子高校生 そっとしといて16才(1970年) - 林丹平
- バツグン女子高校生 16才は感じちゃう(1970年) - 木村八郎
- 夕日くん(東宝)
- 夕日くん サラリーマン脱出作戦(1971年) - 小川
- 夕日くん サラリーマン仁義(1973年)
- 幻の殺意(1971年、東宝) - 小針安夫
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年、東宝) - 少年兵[5]
- にっぽん三銃士(東宝)
- にっぽん三銃士 おさらば東京の巻(1972年)
- にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻(1973年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 第1話テロップのみ「金田作衛門」表記、板書シーンは「金田作左ヱ門」表記もあり
出典
[編集]参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 「週刊ウルトラマン オフィシャルデータファイル」(デアゴスティーニ・ジャパン、2010年)第60号P.29 ※同書には2010年当時の木村の顔写真が掲載されている。