木村光彦
表示
木村 光彦(きむら みつひこ、1951年 - )は、日本の経済学者。専門は、開発経済学・東アジア経済。神戸大学大学院国際協力研究科教授、青山学院大学国際政治経済学部国際経済学科教授を経て、青山学院大学名誉教授。
人物・経歴
[編集]東京都で財政学者木村元一(一橋大学経済学部教授)の三男として生まれる[1][2]。1974年北海道大学経済学部卒業。1979年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学[3][4]。専門は開発経済学、東アジア経済で[1][5]、1989年論文「近代朝鮮経済の研究」で大阪大学より経済学博士の学位を取得[6]。
1979年大阪大学経済学部助手。1981年名古屋学院大学経済学部専任講師。1985年名古屋学院大学経済学部助教授。1992年帝塚山大学経済学部教授[3]。1995年神戸大学大学院国際協力研究科教授[4]。1999年青山学院大学国際政治経済学部国際経済学科教授[7][8]。2020年青山学院大学名誉教授[9]。
著書
[編集]- 『植民地下台湾,朝鮮の民族工業』名古屋学院大学産業科学研究所 1981年
- "North Korean industry, 1946-50"一橋大学経済研究所 1997年
- 『北朝鮮経済の分析方法:文献と統計』一橋大学経済研究所 1998年
- 『北朝鮮農業の分析 : 1960-70年代の非数量データを中心に』一橋大学経済研究所 1998年
- 『1945-50年の北朝鮮財政資料』一橋大学経済研究所 1999年
- 『北朝鮮の経済 : 起源・形成・崩壊』創文社 1999年
- 『1945-48年の北朝鮮産業資料』一橋大学経済研究所 2000年
- 『북한의 경제 : 기원・형성・붕괴』혜안 2001年
- 『1945-50年北朝鮮経済資料集成』(鄭在貞と共編)東亜経済研究所 2001年
- 『北朝鮮の軍事工業化 : 帝国の戦争から金日成の戦争へ』(安部桂司と共著)知泉書館 2003年
- 『戦後日朝関係の研究 : 対日工作と物資調達』(安部桂司と共著)知泉書館 2008年
- 『旧ソ連の北朝鮮経済資料集 : 1946-1965年』(編訳)知泉書館 2011年
- 『北朝鮮経済史 : 1910-60』知泉書館 2016年
- 『日本統治下の朝鮮 : 統計と実証研究は何を語るか』中公新書 2018年
- 『THE ECONOMICS OF COLONIALISM IN KOREA : Rethinking Japanese Rule and Aftermath : 日本統治下の朝鮮:統計と実証研究は何を語るか』出版文化産業振興財団 2021年
- 『歴史の呪縛を解く : 日本とコリア、そしてチャイナの近現代』論創社 2022年
監修
[編集]- 木村元一著『少壮経済学者の戦時日記』2021年
脚注
[編集]- ^ a b 「現代韓国を知ろう」 5 月 18 日~7 月 27 日の毎週木曜日(7 月 国際交流基金
- ^ 「名誉教授木村元一略歴」一橋論叢
- ^ a b 「木村 光彦」青山学院大学
- ^ a b 木村 光彦 Kimura Mitsuhikojglobal
- ^ 「日本統治下と戦後の北朝鮮経済の実相 「北朝鮮経済史 1910-60」が出版」産経ニュース2016.12.4 10:30更新
- ^ 大阪大学 , 経済学博士 , 乙第4639号 , 1989-02-28
- ^ 歴史の呪縛を解く論創社
- ^ 木村 光彦researchmap
- ^ 青山学院資料センターだより 22号