コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

望月芳郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

望月 芳郎(もちづき よしろう、1925年12月6日 - 2003年4月5日)は、日本のフランス文学者翻訳家中央大学名誉教授。

略歴

[編集]

東京府生まれ。松本高等学校文科甲類を経て、1950年9月東京大学仏文科卒。1956年ころから中央大学に勤務し、教授を1996年まで務めた。ル・クレジオの研究・翻訳で知られるが、ジャプリゾなどの推理小説も訳した。

翻訳

[編集]

セバスチアン・ジヤプリゾ

[編集]
  • シンデレラの罠』(セバスチアン・ジヤプリゾ、創元推理文庫) 1964
  • 『寝台車の殺人者』(ジャブリゾ、創元推理文庫) 1966
  • 『新車の中の女』(ジャブリゾ、 創元推理文庫) 1968
  • 『殺意の夏』(ジャブリゾ、創元推理文庫) 1980

ル・クレジオ

[編集]
  • 『大洪水』(J・M・G・ル・クレジオ、河出書房新社) 1969、のち文庫
  • 『逃亡の書』(ル・クレジオ、新潮社) 1971
  • 『巨人たち』(ル・クレジオ、新潮社) 1976
  • 『マヤ神話 チラム・バラムの予言』(ル・クレジオ原訳、新潮社) 1981
  • 『砂漠』(ル・クレジオ、河出書房新社) 1983
  • チチメカ神話 ミチョアカン報告書』(ル・クレジオ原訳、新潮社) 1987
  • 『メキシコの夢』(ル・クレジオ、新潮社) 1991
  • 『オニチャ』(ル・クレジオ、新潮社) 1993
  • 『さまよえる星』(ル・クレジオ、新潮社) 1994
  • 『ディエゴとフリーダ』(ル・クレジオ、新潮社) 1997

記念論集

[編集]
  • 『限りなき視線 ル・クレジオとの対話 フランス文学論集』(望月芳郎中央大学教授退職記念図書出版委員会 駿河台出版社) 1996

参考文献

[編集]
  • 『アルペン颪 旧制高等学校物語 松本高校編』(財界評論新社) 1967