最悪な人生のためのガイドブック
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「最悪な人生のためのガイドブック」(さいあくなじんせいのためのガイドブック)は、2005年に上演されたパルコプロデュースのミュージカル・コメディである。
概要
[編集]彼氏と別れたばかりのアベコの部屋に、ピザ屋ピザアミーゴの陽気な配達人ドイッチがピザを届けに来た。それがきっかけで、二人は同棲することになった。しかし、堅実な女性雑誌ライターのアベコに対して、ドイッチは42歳になるのにピザとサッカーをこの上なく愛するフリーターで、今をエンジョイ出来ればよいと思っている。ピザアミーゴの若い同僚のオノッチとその彼女のキヨッペも計画性もなく、先々の未来の不安には目をつむろうとする。また、アベコの友人トリコとその彼氏のババは不倫関係を楽しんでいる。
その頃ピザアミーゴの社長がマキに変わり、「40歳以上のアルバイトは、全員解雇」という方針をだしていて、店長ムラキが、アベコとドイッチの新居引っ越し祝いの最中に、ドイッチに解雇を告げにやってきた。そのマキは、実はアベコの別れた恋人であった。この恋の行方は、一体どうなってゆくのか!?
森山未來と堀内敬子の「フィンガーダンス」は、リフトやクラシックバレエの振付もある。
出演
[編集]- 川平慈英 - ドイッチ(土井玲児)42歳。独身。ソファーに寝てピザとビールを楽しみながらサッカーを観るのが理想の人生
- 森山未來 - オノッチ(小野雅彦)今時の若者。具体的計画は無いのに「ビッグになるぜ」と本気で思っている。
- 草刈正雄 - マキ(真木洋介)ピザアミーゴの新社長でアベコの昔の彼氏
- キムラ緑子 - アベコ 38歳。独身。女性雑誌のライター。一見出来る女風だが、実はとっても奥手。
- 堀内敬子 - キヨッペ(多田起代美)オノッチの彼女でオノッチよりも現実的
- 小林隆 - ムラキ(村木)ピザアミーゴの支店長で、ココアみたいに温かく優しい心の持ち主。
- 伊織直加 - ミチル(八木)ピザアミーゴ社長秘書
- 三鴨絵里子 - トリコ(鳥山秀子)
- 近江谷太朗 - ババ(馬場)
- トライトーン(ア・カペラ・クインテット)-コーラス