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最後の歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

最後の歌」(さいごのうた、L'ultima canzone )は、フランチェスコ・パオロ・トスティ作曲の歌曲である。作詞はフランチェスコ・チンミーノによるものである。

歌詞のなかに出てくるアマラントの花というのは不凋花とも呼ばれている伝説上の花で、ガブリエーレ・ダンヌンツィオが作詞を手がけたトスティの歌曲集「アマランタの4つの歌」にも出てくる。

歌詞

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イタリア語(原詞) 日本語訳

M'han detto che domani
Nina vi fate sposa,
Ed io vi canto ancor la serenata.
Là nei deserti piani
Là,ne la valle ombrosa,
Oh quante volte a voi l'ho ricantata!

Foglia di rosa
O fiore d'amaranto
Se ti fai sposa
Io ti sto sempre accanto.

Domani avrete intorno
Feste sorrisi e fiori
Nè penserete ai nostri vecchi amori.
Ma sempre notte e giorno
Piena di passione
Verrà gemendo a voi la mia canzone.

Foglia di menta
O fiore di granato,
Nina,rammenta
I baci che t'ho dato!

Ah!

みんな言ってる 明日
ニーナ、きみは結婚するんだって
ぼくはきみにそれでもまだセレナーデを歌うんだ!
誰もいない野原や
草の茂った谷間で
おお、何度きみにぼくは歌ったことか!

「バラの花びらよ
アマラントの花よ
きみが結婚してくれるなら
ぼくはいつもきみのそばにいるよ」

明日にはきみは囲まれるだろう
祝宴に 笑顔に そして花たちに
もうきみはぼくたちの昔の恋のことなんか思い出さないだろう
だけど 夜でも昼でも
情熱にあふれて
きみにぼくの歌が嘆きを届けるのだ

「ハッカの葉っぱ
おおザクロの花よ
ニーナ、思い出しておくれ
きみにあげたくちづけを!」

ああ