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春の日 (俳諧撰集)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
春の日 (俳諧七部集)から転送)

春の日』(はるのひ)は、俳諧の撰集で、俳諧七部集の一つ。山本荷兮編。1686年貞享3年)8月、京都の寺田重徳刊。

概要

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歌仙3巻・表合と発句58句を集め、作者は歌仙・発句とも荷兮・加藤重五旦藁岡田野水越智越人高橋羽笠など、尾張地方の俳人を中心としている[1]。芭蕉句は「古池や蛙飛こむ水のをと」「雲折〳〵人をやすむる月見哉」「馬をさへながむる雪のあした哉」の3句のみだが、『冬の日』の続編として芭蕉の指導があったと推察される[1]。作風は平明・安らかで、後の蕉風の向かう方向を示唆している[1]

脚注

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  1. ^ a b c 佐藤勝明編『21世紀日本文学ガイドブック5 松尾芭蕉』ひつじ書房、2011年10月、104頁。