春の声 (ミャンマー)
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春の声(はるのこえ、英:The Voice of Spring、ミャンマー)は、アウン・サン・スー・チー国家顧問に対する、国軍のクーデターにより始まった抗議活動の側による、通信遮断に対抗するための、若者が中心となって刊行している、手書き新聞である。
刊行
[編集]通信遮断や、ジャーナリスト拘束により、正確な情報が伝わらないミャンマーでは、デモの主体となっている若者などが、手書き新聞である「春の声」と呼ばれるものを刊行した。
方法は読者に自由に印刷してもらうという形で、主に20~30代の携わりが多い。
デモ現場やデモ活動の様子の写真が多く、今や情報伝達の足掛かりとなっている。
名前の由来
[編集]ミャンマー国民はデモのことを、『春の革命』と呼んでおり、それをモチーフとした形という[1]。
とある30代の若者は、「情報過疎になった人たちにひそかに読んでほしい」[2]といい、読者も徐々に増えつつあるという。
現在の状況
[編集]すでに、750人以上が死亡[3]しているとされ、子供の死者も30人を超えている。
古都バゴーでは4月8日から9日に、国軍が大規模な攻撃を行ったとされ、80人以上が死亡した[4]とされている。5歳の男児も死亡[5]しており、戦禍はますます広がると見える。
少数民族戦線である、ワ州連合軍や、カレン民族同盟[6]も民主派との連携を強めるとみられ、いずれにせよ被害は拡大している。
しかしこの状況や、圧迫強化などで、〈虚偽記載をした〉とされて、拘束されている春の声関係者も多い。
脚注
[編集]- ^ “情報統制進むミャンマー 若者が新聞発行で抵抗「デモ隊や市民の本当の声伝える」:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2021年5月4日閲覧。
- ^ “情報統制進むミャンマー 若者が新聞発行で抵抗「デモ隊や市民の本当の声伝える」:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2021年5月4日閲覧。
- ^ “臨時首脳会議後で死者最多、1~2日で6人 ミャンマー・社会・事件”. NNA.ASIA. 2021年5月4日閲覧。
- ^ 「ミャンマーでさらに80人以上死亡か 古都で軍がデモ隊攻撃」『BBCニュース』。2021年5月4日閲覧。
- ^ “ミャンマーデモ“最悪の死者数” 5歳男児死亡も”. テレ朝news. 2021年5月4日閲覧。
- ^ “【解説】ミャンマーの少数民族武装勢力”. www.afpbb.com. 2021年5月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- The Voice Of Spring (thevoiceofspring) - Facebook