旧長崎大司教館
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旧長崎大司教館 | |
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情報 | |
旧名称 | カトリック長崎大司教館 |
用途 | 学校 |
旧用途 | キリスト教施設 |
設計者 | マルク・マリー・ド・ロ、鉄川与助 |
施工 | 鉄川与助 |
建築主 | カトリック長崎大司教区 |
管理運営 | カトリック長崎大司教区 |
構造形式 | 煉瓦造、一部木骨煉瓦造・木造 |
建築面積 | 490 m² |
階数 | 地上3階・地下1階 |
竣工 | 1915年 |
所在地 | 長崎県長崎市南山手町5-3 |
座標 | 北緯32度44分4秒 東経129度52分11.7秒 / 北緯32.73444度 東経129.869917度座標: 北緯32度44分4秒 東経129度52分11.7秒 / 北緯32.73444度 東経129.869917度 |
旧長崎大司教館(きゅうながさきだいしきょうかん)は、長崎県長崎市南山手にある県文化財に指定される歴史的建造物。
概要
[編集]カトリック長崎司教区(現・カトリック長崎大司教区)の司教館(司教公邸)として、パリ外国宣教会宣教師マルク・マリー・ド・ロ(Marc Marie de Rotz)と鉄川与助の共同設計、鉄川与助の施工により1915年(大正4年)に竣工した。当時の司教座聖堂であった大浦天主堂に隣接して建てられ、1962年(昭和37年)に司教座聖堂が浦上教会に移された後も、1989年(平成元年)に現在の大司教館が浦上教会の近くに新築されるまでの間、大司教館として使用されていた。日本のカトリック教会の大司教区(東京・大阪・長崎)の司教館の中で、唯一ほぼ完全な形で現存する戦前の遺構である。その歴史的かつ建築史的価値の高さと希少性から、2011年(平成23年)3月に県の文化財に指定された[1]。
2007年(平成19年)にユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストへ掲載が決まった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の中では「大浦天主堂と関連施設」として構成資産の一つにもなっている[2][3]。
1998年4月、カトリック長崎大司教区が運営する「長崎コレジオ」として、司祭を目指す神学生の養成施設となる。2013年4月には福岡に移転。名称も「福岡コレジオ」となった[4]。
建築概要
[編集]- 所有者 - カトリック長崎大司教区
- 設計 - マルク・マリー・ド・ロ、鉄川与助
- 竣工 - 鉄川与助
- 構造 - 煉瓦造、一部木骨煉瓦造・木造
- 規模 - 地上3階・地下1階
- 屋根 - 北側は切妻、南側は和瓦の寄棟
- 間口 - 35.86メートル
- 奥行 - 13.68メートル
- 建築面積 - 490平方メートル
所在地
[編集]交通アクセス
[編集]周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ 長崎県の文化財 旧長崎大司教館 長崎県学芸文化課
- ^ “「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について”. 文化庁. (2007年) 2021年4月13日閲覧。
- ^ “世界遺産暫定一覧表記載資産 準備状況報告書”. 文化庁 2021年4月13日閲覧。
- ^ “院長挨拶”. 福岡コレジオ 2021年4月13日閲覧。
- ^ 令和4年10月ダイヤ改正について - 長崎バスグループ(2022年10月9日閲覧)