旧芦屋市営宮塚町住宅
旧芦屋市営宮塚町住宅(きゅうあしやしえいみやづかちょうじゅうたく)は、兵庫県芦屋市宮塚町に所在し、かつて市営住宅として使用された歴史的建築物。現在はさまざまな作り手のアトリエ等として利用されている。また、2020年(令和2年)には国の登録有形文化財に登録されている。通称、旧宮塚町住宅。
旧芦屋市営宮塚町住宅 | |
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情報 | |
用途 | 市営住宅 |
事業主体 | 芦屋市 |
管理運営 | 芦屋市 |
構造形式 | コンクリート (石造) |
延床面積 | 177 m² |
階数 | 2階 |
戸数 | 1棟 |
竣工 | 1953年(昭和28年) |
改築 | 2018年(平成30年) |
所在地 |
兵庫県芦屋市宮塚町12-24 北緯34度43分52.8秒 東経135度18分36.6秒 / 北緯34.731333度 東経135.310167度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2020年8月17日 |
概要
[編集]間取りは、オーソドックスな公営住宅標準設計52FC型を基に設計されているが、なぜ石積みという手法で作られたのかは謎のままである[1]。
この建物の最大の特徴は、日華石 (にっかせき)- 石川県小松市観音下町で採掘される石で観音下石(かながそいし)とも言われている。 白山の火山灰の堆積による凝灰岩で、黄色みの気品ある風合いや多孔質で火に強いのが特徴である。 国会議事堂や同じ兵庫県下にある武庫川女子大の甲子園会館(旧甲子園ホテル)などで見ることができる[1]。- による石積外壁である。
2017年に市営住宅としての用途を修了した。[2]
平成から令和に変わった2019年、ついに再始動の運びとなった。以前、芦屋市の市営住宅であった8部屋が、カフェやアトリエとしての募集を開始、2019年7月9日には1号室のTea Saloon Musicaがオープンを迎えた。 他にカバン製造の「AMEERIEGA TORIBITATTA」、革靴製造の「ツムジ靴店」、ガラス工房「火の果ぐらす」が入居し、アトリエとして利用されている。 引き続き8月には第二期の募集となり、オーダースーツの「galanterie club」、イス作り教室の「grow-grow」、手作りのうつわ「yoshida pottery」を加え、 2019年12月7日にグランドオープンした。2021年春より5号室に畑と英語のアフタースクール「New Earth KIDS」が加わった。 また建物北側はASHIYA CITY FARMとしてFARM & GARDENがあり、神戸R不動産企画のCITY FARM MARKETが第二日曜日に開催されている[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c yoshida pottery
- ^ “旧芦屋市営宮塚町住宅について(概要版)”. 芦屋市. 2023年6月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 文化庁
- 文化遺産オンライン
- 入居者