日高中継局
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日高中継局(ひだかちゅうけいきょく)は、北海道沙流郡日高町千栄にあるテレビ・ラジオの中継局である。
ここでは同町内富岡にある日高銀嶺中継局についてもあわせて記述する。
概要
放送エリアは、日高町(旧 日高町域)のほぼ全域である。旧 日高町域については、NHK・民放の地上デジタルテレビ放送・FM放送とも室蘭局の放送エリアになっているが、アナログテレビ放送の頃は電波伝搬の都合から札幌局の放送エリアとなっていた。
地上デジタルテレビ放送については、両中継局ともにテレビ北海道(TVh)を除いて2009年12月に開局した。民放各局については自力建設が困難とされていたが、国庫補助金なども活用して設備が設けられている。TVhはいずれの局もデジタル中継局開局後もチャンネルの割り当てがされていなかったが、2015年6月29日予備免許が交付され[1]、9月28日に開局した[2]。
日高銀嶺中継局は元々ミニサテライト局だったが、最初にあった地区から現在ある地区へ移転する際、受信出来なくなる地区が出たことから、出力を1Wに増力した。
日高テレビ・FM中継局
デジタルテレビ放送
リモコン キーID |
放送局名 | チャンネル 番号 |
空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | HBC 北海道放送 |
45 | 300mW | 2.3W | 水平偏波 | 北海道 | 約900世帯 | 2009年 12月24日 |
2 | NHK 室蘭教育 |
43 | 全国 | |||||
3 | NHK 室蘭総合 |
41 | 胆振・日高 | |||||
5 | STV 札幌テレビ放送 |
31 | 北海道 | |||||
6 | HTB 北海道テレビ放送 |
39 | ||||||
7 | TVh テレビ北海道 |
37 | 未定 | 2015年 9月28日 | ||||
8 | UHB 北海道文化放送 |
33 | 2.2W | 2009年 12月24日 |
- TVhを除く各局は2009年11月10日に予備免許交付、11月25日から試験電波を発射、12月24日に本免許交付、同日運用を開始した。
- TVhは2015年6月29日予備免許交付[1]、8月26日から試験電波を発射、9月28日に本免許交付され、同日運用を開始した[2]。
アナログテレビ放送
チャンネル 番号 |
放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
50 | NHK 札幌教育 |
映像3W/ 音声750mW |
映像28W/ 音声7W |
水平偏波 | 全国 | - | 1967年 12月3日[3] |
52 | NHK 札幌総合 |
石狩・空知中南部・ 後志(寿都郡黒松内町以外)・ 沙流郡日高町 | |||||
54 | HBC 北海道放送 |
北海道 | 1977年 11月2日[4][5] | ||||
56 | STV 札幌テレビ放送 | ||||||
58 | HTB 北海道テレビ放送 | ||||||
60 | UHB 北海道文化放送 |
- TVhにはチャンネルが割り当てられていなかった。
FMラジオ放送
周波数 | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|
84.1MHz | NHK 室蘭FM |
10W | 22W | 胆振・日高・ 寿都郡黒松内町 |
- | 1973年 9月1日[6] |
- 県域局のエフエム北海道(AIR-G')及びFM NORTH WAVE(NORTH WAVE)は中継局を設置していないが、いずれもradikoで聴取可能である。
日高銀嶺テレビ中継局
デジタルテレビ放送
リモコンキーID | 放送局名 | チャンネル 番号 |
空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | HBC 北海道放送 |
22 | 100mW | 410mW | 水平偏波 | 北海道 | 約800世帯 | 2009年 12月24日 |
2 | NHK 室蘭教育 |
48 | 400mW | 全国 | ||||
3 | NHK 室蘭総合 |
46 | 胆振・日高 | |||||
5 | STV 札幌テレビ放送 |
32 | 北海道 | |||||
6 | HTB 北海道テレビ放送 |
20 | 420mW | |||||
7 | TVh テレビ北海道 |
29 | 未定 | 2015年 9月28日 | ||||
8 | UHB 北海道文化放送 |
24 | 410mW | 2009年 12月24日 |
- TVhを除く各局は2009年10月28日に予備免許交付、11月26日から試験電波を発射、12月24日に本免許交付され、同日運用を開始した。
- TVhは2015年6月29日予備免許交付[1]、8月27日から試験電波を発射、9月28日に本免許交付され、同日運用を開始した[2]。
アナログテレビ放送
チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
34 | NHK 札幌教育 |
映像1W/ 音声250mW |
映像4.5W/ 音声1.1W |
水平偏波 | 全国 | - | 1977年 11月2日[7][4][5] |
36 | NHK 札幌総合 |
石狩・空知中南部・ 後志(寿都郡黒松内町以外)・ 沙流郡日高町 | |||||
38 | HBC 北海道放送 |
映像4.6W/ 音声1.15W |
北海道 | ||||
40 | STV 札幌テレビ放送 | ||||||
42 | HTB 北海道テレビ放送 | ||||||
44 | UHB 北海道文化放送 |
- TVhにはチャンネルが割り当てられていなかった。
出典
- ^ a b c 地上デジタルテレビジョン放送局(中継局)の予備免許― 株式会社テレビ北海道(TVh)の5中継局 ― - 総務省北海道総合通信局、2015年6月29日閲覧
- ^ a b c 北海道内の地上デジタル放送局の開局状況(2015年9月28日現在) - 総務省北海道総合通信局、2015年9月28日閲覧
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'68』日本放送出版協会、1968年、233頁。
- ^ a b 北海道放送 編『北海道放送三十年』北海道放送、1982年、743頁。
- ^ a b 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年、556頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'74』日本放送出版協会、1974年、382頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'78』日本放送出版協会、1978年、333頁。