日置電機
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種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | HIOKI |
本社所在地 |
日本 〒386-1192 長野県上田市小泉81番地 |
設立 | 1952年1月5日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 6100001010247 |
事業内容 | 電気計測器 |
代表者 | 岡澤尊宏(代表取締役社長) |
資本金 | 32億9,946万円 |
発行済株式総数 | 14,024,365 |
売上高 |
連結208億91百万円 (2017年12月期) |
営業利益 |
連結25億03百万円 (2017年12月期) |
純利益 |
連結19億98百万円 (2017年12月期) |
純資産 |
連結227億86百万円 (2017年12月31日現在) |
総資産 |
連結256億50百万円 (2017年12月31日現在) |
従業員数 |
連結841名 (2017年12月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 太陽有限責任監査法人[2] |
主要株主 |
日置電機社員持株会 6.15% 日置恒明 5.87% 日置勇二 5.28% (2017年12月31日現在) |
主要子会社 |
HIOKI USA CORPORATION 日置(上海)商貿有限公司 HIOKI SINGAPORE PTE. LTD. HIOKI KOREA CO., LTD. |
外部リンク | www.hioki.co.jp |
日置電機株式会社((ひおきでんき、英語:HIOKI E.E. Corporation、IPA [ ‘ h i ɔ k i]) )は、長野県上田市に本社を置く電気計測器の開発、生産、販売を行うメーカーである。創業は1935年6月。
概要
[編集]1935年に東京都港区で日置美三がメーターを制作。1937年に目黒区で日置電機計器製作所が設立された。1945年に戦災から疎開する形で長野県埴科郡坂城町に移転し、戦後も坂城町にそのまま残り事業を続けた。1990年に隣接する上田市に移転した[3]。
- 事業
電気計測器の事業をしており、細分化されたニッチ市場でそれぞれ上位を狙っている[4]。
- 製品開発
日置電機は研究開発型の企業であり、全社員の1⁄3以上が開発・技術を担っている[4]。
- 生産体制
開発から生産・修理・校正まで、同じ敷地内で集結している。[5]
- 海外販売
自社ブランド製品を発売して以降、日本国内での売上比率が高い企業だった[6]。1998年から海外へ販路を拡大している。[7]海外拠点は、アメリカ、中国、シンガポール[8]、韓国、インド、台湾[9]、ドイツ[10]、アラブ首長国連邦[11]、インドネシア[12]、タイ[13]にある。
- HIOKI祭り
毎年秋に本社の敷地内でHIOKI祭りが開催されている。[14]
- ひおきちくん[15]
ひらがなの「ひ」の字に帽子をかぶった姿の会社のマスコットである。
- 新入社員研修での合宿
新入社員は、2泊3日の間、お寺にて合宿をする。宗教行事ではなく親交が目的である。[16]。
製品カテゴリ
[編集]日置電機の製品は4つの製品群に分けられている。
- 自動試験装置(基板検査装置)
- 記録装置(データロガー、メモリハイコーダ、デジタルオシロスコープ)
- 電子測定器(LCRメータ、電力計、耐圧試験器など)
- 現場測定器(クランプメータ、テスタ、絶縁抵抗計など)
沿革
[編集]- 1935年 - 東京府で創業。後に戦災を逃れ長野県坂城町へ移転
- 1952年 - 日置電機株式会社設立
- 1990年 - 上田市にHIOKIフォレストヒルズ新本社工場完成移転
- 1991年 - 株式を店頭登録(現在のジャスダック)
- 1993年 - ISO9001認証取得
- 1994年 - 日置フォレストプラザ株式会社設立
- 1997年 - ISO14001認証取得
- 1998年 - HIOKI USA CORPORATION 設立
- 2001年 - 東京証券取引所2部上場
- 2003年 - 東京証券取引所1部指定替え
- 2005年 - 財団法人HIOKI奨学・緑化基金 設立
- 2007年 - 日置(上海)商貿有限公司 設立
- 2010年 - HIOKI SINGAPORE PTE. LTD. 設立
- 2012年 - HIOKI KOREA CO., LTD. 設立
- 2016年 - HIOKI INDIA ENGINEERING PRIVATE LIMITED 設立
- 2017年 - HIOKI EUROPE GmbH 設立
賞歴
[編集]- iFデザイン賞受賞
- グッドデザイン賞受賞
- 1985年以降、毎年応募を続けている[21]。
- メモリハイコーダ MR8875 2012年[22]
- 電圧センサー PW9020 2014年[21]
- メモリハイコーダ MR8827 2015年[21]
- AC/DCクランプメータ CM4371, CM4373 2015年[21]
- ACフレキシブルカレントセンサ CT7040シリーズ 2016年[21]
- AC/DCカレントプローブ CT6845, CT6846 2016年[21]
- 電圧計付検相器 PD3259 2016年[21]
- AC クランプパワーメータ CM3286, CM3286-01 2017年[23]
- AC非接触電圧プローブ SP3000, AC電圧プローブ SP9001 2017年[23]
- RGB レーザ照度計 TM6102、RGB レーザ輝度計 TM6103、光パワーメータ TM6104 2017年[23]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 役員一覧 - 日置電機株式会社 2022年1月1日
- ^ コーポレートガバナンス報告書 2021年1月7日閲覧
- ^ “日置電機【6866】 歴史”. strainer. 06-10-2022閲覧。
- ^ a b “サプライズスペシャル43 産業のマザーツール「電気計測器」専門メーカー 研究開発でニッチ市場を拓く”. 信越放送株式会社. 2022年6月10日閲覧。
- ^ “リクナビ2023”. リクルート. 2022年6月10日閲覧。
- ^ 兼村智也「地方大企業の国内・海外生産の関連性 : 長野県企業を事例に」『松本大学研究紀要』第13巻、学校法人松商学園松本大学、2015年1月、9-29頁、ISSN 1348-0618、NAID 120005648560、2022年6月16日閲覧。
- ^ “日置電機【6866】 歴史”. strainer. 06-10-2022閲覧。
- ^ “LOGISTICS TODAY 2010/11/04”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “日本経済新聞 2018/06/07”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “日本経済新聞 2017/06/07”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “日経Tech 2016/05/12”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “日本経済新聞 2018/08/08”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “Comlocation”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “宇宙子供ワークショップ2017 in 上田”. 公益財団法人日本宇宙少年団. 2022年6月10日閲覧。
- ^ “ゆるキャラグランプリ2018”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “産労総合研究所”. 2019年5月6日閲覧。
- ^ “CT6841 Series / Measuring instrument”. iFデザイン賞. 2018年9月3日閲覧。
- ^ “CM4371 Series / Measuring instrument”. iFデザイン賞. 2018年9月3日閲覧。
- ^ “メモリレコーダの基礎と概要 (第3回)”. TechEyesOnline (2018年5月22日). 2018年8月3日閲覧。
- ^ “上田市のHIOKIの製品が「iF(インターナショナル フォーラム)デザインアワード2018」を受賞!最先端技術を集結した計測データ記録機「メモリハイコーダMR6000」 長野県 上田市”. 東信ジャーナルBlog版 (2018年3月24日). 2018年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g “グッドデザインを生み出してきた企業の物語 第2回 日置電機株式会社「外部の評価とともに、自社のデザインをつくり上げていく」”. グッドデザイン賞. 2018年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月3日閲覧。
- ^ “【日置電機】メモリハイコーダMR8875、グッドデザイン賞を受賞!”. 計測・試験機器総合Web展(日本電計) (2012年10月4日). 2018年9月3日閲覧。
- ^ a b c “2017年度グッドデザイン賞受賞対象一覧” (PDF) (2017年10月4日). 2018年9月3日閲覧。