日立インダストリアルプロダクツ
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目5番1号 住友不動産秋葉原ファーストビル |
設立 |
2018年11月1日 設立 2019年4月1日 株式会社日立製作所より分社化[1] |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 6010001196062 |
事業内容 | 電機システム事業と機械システム事業における製品の開発、生産、販売、サービス |
代表者 | 小林 圭三(取締役社長) |
資本金 |
100億円 (2019年4月1日現在)[2] |
従業員数 | 約1,900名(単体) |
外部リンク | https://www.hitachi-ip.co.jp/ |
特記事項:従業員数は2020年3月期。 |
株式会社日立インダストリアルプロダクツ(ひたちインダストリアルプロダクツ、英: Hitachi Industrial Products, Ltd.)は、日本の電機メーカーであり、日立グループの企業。電機システム事業と機械システム事業における製品の開発、生産、販売、サービスを行っている。
前身は、現在の茨城県日立市にあった銅と硫化鉄鉱を産出する久原鉱業所日立鉱山である。日立鉱山を母体として久原財閥が誕生し、久原財閥の流れを受けて日産コンツェルンが形成された。また、日立鉱山で使用する機械の修理製造部門が、1910年に国産初の5馬力誘導電動機(モーター)を完成させて、日立製作所が設立された。やがて日本最大規模の総合電機メーカー、そして世界有数の大手電機メーカーとして発展した日立製作所から、創業以来製作を続けている誘導電動機(モーター)など、電機・機械システムにおける製品事業の部門が、2019年4月1日に承継された。
概要
[編集]社会・産業システムの中で、製品事業に特化した企業である。2018年3月期事典の売上高1290億円。日立グループに属し、国内外で計9社を傘下に置いている[3]。
歴史
[編集]歴代社長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 |
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代表(社長空席) | 中村慎 | 2018年 - 2019年 |
初代 | 小林圭三 | 2019年 - |
沿革
[編集]- 1906年10月 - 東京電燈(現在の東京電力ホールディングス)の小平浪平が久原鉱業所(日産グループの前身、現:ENEOSホールディングス。JX金属・ENEOS等の持株会社)日立鉱山に工作課長として入社。これは前年に日立鉱山を設立していた久原房之助の招請によるものである。
- 1908年12月 - 茨城県日立村大雄院に鉱山機械の修理工場を建設。同工場が日立創業の地とされる
- 1910年
- 創業。国産第1号の5馬力誘導電動機を3台製作
- 1911年 - 日立鉱山から独立し、久原鉱業所日立製作所とする。現在の日立事業所の前身。
- 1918年 - 日立製作所、本社を東京へ移転(久原鉱業所日立製作所を日立製作所日立工場とする)
- 1920年 - 株式会社日立製作所として完全独立
- 2013年
- 4月1日 - 土浦事業所の前身である日立プラントテクノロジーが、日立製作所に吸収合併される[4]。
- 2018年
- 11月1日 - 日立インダストリアルプロダクツ設立。
- 2019年
- 4月1日 - 日立製作所の産業機器部門を吸収分割により承継し、株式会社日立インダストリアルプロダクツが誕生。
組織・設備
[編集]製造拠点
[編集]- 日立事業所(茨城県日立市。JR日立駅よりバス、芝内下車、徒歩2分) - 1911(明治43)年設立。日立グループ創業の工場(旧:山手工場)。製品は高圧モーター、発電機など。
- 大みか事業所(茨城県日立市。JR大甕駅より徒歩15分) - 1969(昭和44)年設立。日立製作所大みか事業所の敷地内に位置する。製品は高圧ダイレクトインバーター、電気鉄道用変換装置、PCS(直流交流交換装置)、無停電電源装置UPS、産業用コンピュータなど。
- 土浦事業所(茨城県土浦市。JR神立駅より徒歩15分) - 1974(昭和49)年設立。2006年から13年まで、日立プラントテクノロジーの工場であった。製品はポンプ、ファン、ブロワ、圧縮機、物流・搬送システムなど。
本社
[編集]事業部門
[編集]インダストリー
[編集]日立インダストリアルプロダクツの中核事業。主な製品・サービスとして産業用機器を扱う。詳細については、製造拠点の項目を参照。
その他
[編集]日立鉱山で使う電動機(電動モーター)の修理事業が同社の源流となったためか、モーターに於いては同業の東芝や三菱電機と肩を並べるブランドの一つとなっている。日立製作所は、「モートル(モーター)の日立」とも言われ、多くの技術者、電気店に異名が浸透しているが、そのモーター事業を承継したのが日立インダストリアルプロダクツで、日立製作所の製品に使用される大型モーターを製造している。
ちなみに、同社発祥の地である茨城県日立市には、「モーター最中(もなか)」(地元「青柳製菓」の製品)という名物のお菓子がある。
脚注・文献
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “会社概要”. 株式会社日立インダストリアルプロダクツ. 2019年7月1日閲覧。
- ^ “日立インダストリアルプロダクツ発足時の従業員向け社長メッセージ”. 株式会社日立インダストリアルプロダクツ (2019年4月1日). 2019年7月1日閲覧。
- ^ グループ会社一覧
- ^ 社会イノベーション事業の強化に向けた日立プラントテクノロジーの吸収合併について 2013年2月1日 日立製作所ニュースリリース
参考文献
[編集]関連項目
[編集]- 日立製作所
- 日立市
- 日立産機システム: 電機・機械システム事業における製品の中でも、小型のものを生産している日立グループ会社。
- パンポン: 日立インダストリアルプロダクツの前身、日立製作所山手工場発祥のスポーツ。