日産・マーチ
日産・マーチ | |
---|---|
4代目 2013年6月発売型 | |
概要 | |
別名 | 日産・マイクラ(海外向け) |
販売期間 |
日本:1982年 ー 2022年 海外:1983年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 3/5ドアハッチバック |
駆動方式 |
前輪駆動 四輪駆動(2代目) 四輪駆動(e-4WD)(3代目 -) |
系譜 | |
後継 |
日本:日産・ノート、および日産・デイズ 東亜:日産・アルメーラ |
マーチ(MARCH)は、日産自動車が生産・販売しているハッチバック型のコンパクトカーである。日本国内では1982年から2022年にかけて販売された。
概要
[編集]登場当時、日産自動車のラインナップで空白となっていた1000cc Bセグメントを埋める小型車(リッターカー)として開発された。日欧両市場での販売を視野に入れており、欧州などいくつかの地域では「マイクラ」(Micra)の名で販売されている。
2代目モデルは日欧でカー・オブ・ザ・イヤーを同時受賞するなど、高い評価を受けた。日本車としては珍しく、フルモデルチェンジのスパンがかなり長い[注釈 1]のも特徴の一つである。ワンメイクレース「マーチカップ」が行われるなど、手軽なモータースポーツへの登竜門としての一面も持つ。
2017年に発売された5代目モデルは日本には導入されず、従来の4代目モデルが継続販売されていたが、2022年8月末をもって日本国内での販売を終了しモデル廃止となった[1]。
欧州の5代目「マイクラ」は2023年7月に販売を終了した[2]。2024年5月現在、メキシコで4代目モデルが「マーチ」として[3]販売されている。
初代 K10型(1982年 - 1992年)
[編集]1981年10月に開催された第24回東京モーターショーに「NX-018」の名で参考出品。長期に渡るプレキャンペーンが展開され、一般公募により「マーチ」という車名が決定された後、1982年10月に発売された。
2代目 K11型(1992年 - 2002年)
[編集]1992年1月、初のモデルチェンジを受けて2代目に移行する。ボディ形式は初代に引き続き3ドアと5ドアのハッチバック型、後期型にはワゴン型「マーチBOX」やオープンモデルの「マーチカブリオレ」もラインナップされていた。
1998年には派生モデルとして、初代・Z10型キューブが生まれている。
3代目 K12型(2002年 - 2010年)
[編集]2002年2月、2度目のフルモデルチェンジを受ける。生産は引き続き追浜工場で行われ、コンセプトは変わらず3ドアと5ドアのハッチバックのリッターカーであったが、日本市場では、2003年夏には1Lエンジンのグレードが消え、2005年のマイナーチェンジを機に、3ドアモデルは廃止された。欧州市場向けは英国日産自動車製造での生産となり、クーペカブリオレの「マイクラC+C」も発売され、日本にも2007年7月に導入され1,500台が限定販売されている。
3代目は日産の経営を立て直したカルロス・ゴーンがCEO着任後、初めて開発された車種である。当初2000年の発売を目指して「ほぼ」開発は終了していたが、ルノーとプラットフォームの共通化のため発売が大幅に遅れたといわれている。ちなみに、それより前に発表された車種は着任前すでに開発が始まっていた。
技術面ではルノーと共同開発したプラットフォームに共通化されたが、これに伴って、給油口がこれまでの日産FF車の定位置であった左側からBプラットフォーム標準の右側に変更された駆動方式は従来のFFに加え、電動式四輪駆動「e-4WD」も用意された。2代目の特徴の一つであったCVTは、供給していた富士重工業(現・SUBARU)が日産の傘下から離れ、供給を受けられなくなった関係上、発売当初は搭載されていなかったが、2005年のマイナーチェンジを機に1.5LのHR型エンジン+CVT搭載のモデルが復活した。
さらに、オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)の手によって開発された「マーチ12SR」および「マーチ15SR-A」がスポーツモデルとして設定された。NISMO(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)からはワンメイクレースのためのコンプリートカー「マーチカップカー」が発売された。
4代目 K13型系(2010年 - 2022年)
[編集]2010年7月におよそ8年半ぶり、3度目のフルモデルチェンジを受ける。これ以降、マーチはボディタイプを全車5ドアハッチバックのコンパクトカーへ統一している。加えて今回は日本国内での生産はなくアジアやラテンアメリカといった、海外にある工場での生産となる。日本仕様は追浜工場製からタイ日産(旧:サイアム日産オートモービル)製に変更された。また、給油口はプラットフォームの変更によって再び慣例的な左側に戻されている。
2013年6月改良型では新たにジュークやZ34型フェアレディZに続くプレミアムスポーツバージョン(実質的にコンプリートカー扱い)である「NISMO」を設定することが発表された。
2016年に発表された5代目モデルは日本へは導入されず、4代目モデルが継続して販売されていた。しかし、日本国内では税金の安価な軽トールワゴンと競合するようになり、晩年は販売不振が顕著になったことから、2022年8月末にタイでの日本向けの生産を終了して順次販売を終了することで、日本での40年の歴史に幕を閉じた[1]。日本市場の小型車については日産・ノートに経営資源を振り向ける[4]。
5代目 K14型(欧州仕様マイクラ、2017年 - 2023年)
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
日産・マイクラ(5代目) K14型系 | |
---|---|
2017年発売型 | |
{{{2枚目画像の説明}}} | |
インテリア | |
概要 | |
製造国 | フランス |
販売期間 | 欧州:2017年3月 - 2023年7月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
駆動方式 | 前輪駆動 |
プラットフォーム | Vプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
HR09DET型 900cc 直3 BR10DE型 1,000cc 直3 DOHC K9K型 1,500cc 直4 DOHC dCi HRA0DET型 1.000cc IG-T 直3 DOHC HR10DDT型 1.000cc DIG-T 直3 DOHC |
最高出力 |
90HP 73HP |
変速機 |
5速MT 6速MT CVT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,525mm |
全長 | 3,999mm |
全幅 | 1,743mm |
全高 | 1,455mm |
車両重量 | 940kg |
- 2016年9月29日
- フランス共和国パリにて開催された「パリモーターショー2016」にて新型「マイクラ Gen5」を世界初公開[5][6]。
- 2017年1月12日
- ルノーのフラン工場にて生産開始[7]。
- 2017年3月
- 欧州市場にて発売[7]。欧州市場をターゲットに開発されており、ボディの長さを特徴付ける、Vモーショングリルからリアエンドに続くキャラクターラインを採用[5]。全高は-55mm、全幅は+77mm、全長は+174mm、ホイールベースは+75mmと其々縮小、拡大した。特に全幅は日本における小型自動車(5ナンバー)枠を超過するサイズにまで拡大され、室内空間もクラストップレベルを実現[5]。プラットフォームは先代のVプラットフォームを改良し、採用。エンジンはダウンサイズを施したHR09DET型900cc直3ガソリンターボ90PS、K9K型1,500cc直4ディーゼル90PSの2機種。トランスミッションは全車5速MTのみ[8]。安全装備も全車充実し、「ニッサンインテリジェントドライビング」を体現[5]。なお、日本市場へは導入されない。
- カルロス・ゴーンは「30年以上前にデビューした初代『マイクラ』の登場は小型ハッチバックセグメントにおける革命であり、日産にとって新たな歴史の幕開けでした。5代目となる『マイクラ』は、初代と同様に革新的であり、ハッチバックがお客さまに何を齎す事が出来るのか、何を齎すべきなのかという期待を高めてくれるクルマです。『キャシュカイ』や『ジューク』等の特徴的なモデルに引き続き、新しい『マイクラ Gen5』も、自動車デザインにおけるリーダーという日産のポジションを確固たる物にします。また、このクルマは、世界中のBセグメントの中で最も台数規模が大きく、最も競争が激しい欧州の同セグメントでトップになるという私たちの意志の表れです」と語った[5]。
- デザインは、2015年3月3日にジュネーブモーターショー2015にて公開されたコンセプトカー「スウェイ」[9]を再現した物となり、シグネチャーデザインキューによりエモーショナルな印象に仕上げられ[9]、最新のデザインランゲージを体現[5]。Vモーショングリルの他、ブーメラン型ランプ、フローティングルーフ等も採用[5]。Cピラーに隠れるリアドアハンドル及びスポイラーにまで続くルーフラインの採用により、空力性能とスタイルを両立[5]。
- 車体色は「エナジーオレンジ」等10色の鮮やかな色を設定[5]。内外装のパーソナライゼーション用オプションにより、125種のバリエーションを選択可能[5]。
- 快適性に重点を置き、ドライビングポジションを低く取る事により安心感のあるハンドリングが可能[5]。シートスライドは可動域を拡大し、ステアリング、ペダル及びシフトレバーの位置を最適化した[5]。「グライディングウィング」形状のダッシュボードも広々感を演出[5]。
- 欧州市場におけるBセグメントでは初採用となる車線逸脱防止支援システムや欧州市場における日産車では初採用となる歩行者認識機能付インテリジェントエマージェンシーブレーキを搭載[5]。その他、インテリジェントアラウンドビューモニター、標識検知機能、ハイビームアシスト、ブラインドスポットワーニング等も搭載[5]。これらの先進安全装備は、自動運転の要素技術でもある[5]。
- ボーズと共同開発されたBose®Personal®サウンドシステム(6スピーカー)も搭載[3]。運転席ヘッドレストにBose UltraNearfield™スピーカー2個を搭載し、Bose PersonalSpace™ヴァーチャルオーディオテクノロジーと組み合わせ、運転者向けに最適化[5]。この他、フロントドアに低音性能を発揮するBose Super65スピーカー、Aピラー左右にクリア性能を発揮するツイーターも搭載[5]。
- 7インチフルカラーセンターディスプレイを搭載し、オーディオシステム、カーナビゲーション、携帯電話、Apple CarPlayを経由し、
- アプリケーションやSiriの音声コントロールを利用可能[5]。
- 快適な乗り心地を実現するアクティブライドコントロール及びアンダーステアの低減により軽快なハンドリングをサポートするアクティブトレースコントロールを搭載[5]。両システム共に欧州市場における「キャシュカイ」及び「エクストレイル」にも採用される[5]。ブラシレス電動パワーステアリングシステムも搭載し、ステアリングフィールとレスポンスを向上[5]。
- 室内空間のノイズ低減にま注力し、その一環として、高性能な遮音材を採用し、空力性能の最適化を図った[5]。ルーフスポイラーとサイドスポイラーを一体化した事も空力性能の最適化に貢献[5]。ハッチバック車ではトップレベルとなるCd値0.29を達成[5]。
- 2017年5月22日
- BR10DE型1,000cc直3ガソリンターボ自然吸気71PSの追加設定を発表[10]。環境性能は欧州複合モード燃費21.74km/L、CO2排出量103g/kmと優れる[10]。入門グレードに設定し、販売台数の約2割を占めると見込まれる。
- 2018年6月
- 南アフリカで発売。エンジンは0.9Lガソリンターボのみを設定[11][12]。当初は先代のK13型系と併売されていた[13]。
- 2019年1月28日
- 新開発エンジンを発表[14][15]。HRA0DET型1.0L・3気筒ターボの「IG-T」100PS(トランスミッションの違いで2種)、およびHR10DDT型1.0L・3気筒ターボの「DIG-T」117PS。GT-Rに使われた「ミラーボアコーティング」技術を採用している。トランスミッションは「IG-T」には5MTに加えこれまで設定のなかったCVTが追加された。また「DIG-T」には6MTが組み合わされる。引き換えに0.9Lターボはラインナップから落とされた。この時点では1.0L NAと1.5Lディーゼルは残ったが、2020年5月時点で両者は選択できなくなっている[16]。
- 2019年11月
- 南アフリカでも「DIG-T」を追加設定(84 kW仕様)[17]。
- 2020年11月26日
- 欧州向けの2021年モデルを発表[18][19][20]。グレード体系を変更し、内外をスポーティに仕立てた「N-Sport」を新設定したほか、安全装備やコネクティビティを充実させた。またエンジンはユーロ6d排出ガス基準適合の3気筒ガソリンターボ1.0 L・92 PSに絞られ、5MTまたはCVTを組み合わせる。
- 2022年8月
- 南アフリカでの販売を終了した[21]。
- 2022年12月
- フラン工場における生産を終了[22][23]。2023年7月、欧州での販売を終了[2]。
- 後継となる新型は登場しておらず、欧州におけるマイクラの販売はいったんここで途切れることとなった。日産は2022年1月に、欧州マイクラの後継車としてコンパクトEVを投入すると発表したが、車名等は「今後発表する」とされている[24]。
車名の由来
[編集]「マーチ」 (MARCH) は、英語で「行進」「行進曲」「3月」の意味を持つ[25][26]。同社のサニーと同じように一般公募を行い、加えて著名人を審査委員として選考した[27]。
命名について、「新型車の思想を反映したもの」「商標権上問題の無いもの」「発音しやすく覚えやすい」を前提とした一般公募による第1位は「ポニー」(118,820通)、第2位は「フレンド」(54,152通)、第3位は「ラブリー」(42,929通)、第4位は「シャトル[要曖昧さ回避]」(40,304通)、第5位は「スニーカー」(30,628通)であったが、当時、審査員を務めた岡本太郎、坂本九、石原裕次郎、王貞治などの有名・著名人の多くが第164位の「マーチ」(4,065通)に投票していた。なお、応募総数は565万1318通だった。
公募ベスト5と名前が共通する車種としては1980年代前半においてヒュンダイ・ポニー (1975年 - )とホンダ・シビックシャトル (1983年 - )、類似した名称にはスズキ・ラブ (1982年 - )が存在した。これらの名前を避けたことによって、「ニッサン マーチ」の商標登録上の問題はなかった。
しかしそうとは言えども、当時最大のレーシングカーメーカーであったマーチ・エンジニアリングと同じ呼称を車名に使うことには少なからず批判があった。ちなみに日産は、グループCで1983年からマーチ・83Gを始めとした車両を使用している。
このためか欧州ではマーチの名は用いられず、「マイクラ」 (Micra) の車名で販売されている。これは英語でごく小さな長さの単位であるMicron(ミクロン)の複数形である。
関連項目
[編集]- 日産・チェリー - 以前にリッターカーのポジションにあった車種。
- 日産・ノート
- 日産・ティーダ
- 光岡・ビュート - マーチをベースとした改造車。2023年にトヨタ・ヤリスをベースとした「ビュート ストーリー」へと一新した。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ なおマーチの場合、次期モデルまでのモデルチェンジまでの期間は、平均して10年。
出典
[編集]- ^ a b 「日産マーチ 40年で幕 国内販売終了 電動車に投資集中」『読売新聞』2022年8月31日、8面。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b “Nissan Micra. Fin de carrière avant l’arrivée de la version électrique en 2025”. L'argus. 2024年5月9日閲覧。
- ^ a b "Nissan March 2022 integra Control Dinámico Vehicular y Control de Tracción en todos sus grados" (Press release) (スペイン語). メキシコシティ: メキシコ日産自動車会社. 31 March 2022. 2022年9月5日閲覧。
- ^ 「日産「マーチ」販売終了 40年の歴史に幕」『日本経済新聞 夕刊』2022年8月31日、3面。2022年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y “日産自動車、革新的な新型「マイクラ Gen5」を世界初披露”. 日産自動車 (2016年9月29日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “Nissan catapults product line-up to new level to deliver innovation and excitement at Paris Motor Show” (英語). 日産自動車 (2016年9月29日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ a b “Production of all-new Nissan Micra begins” (英語). 日産自動車 (2017年1月12日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “All-new Nissan Micra: the revolution has begun” (英語). 日産自動車 (2017年1月12日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ a b 株式会社インプレス (2015年3月3日). “日産、ハッチバックコンセプト「スウェイ」をジュネーブモーターショーで世界初公開”. Car Watch. 2024年11月30日閲覧。
- ^ a b “日産 マイクラ 新型、1.0リットルエンジンを追加…燃費21.74km/リットル”. Response (2017年5月25日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “Unexpect the All-New Nissan Micra” (英語). NISSAN Official Africa Newsroom. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “Nissan’s all-new Micra is ready to revitalise the hatchback segment” (英語). NISSAN Official Africa Newsroom. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “NISSAN New Vehicles” (英語). Nissan South Africa. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “More Micra: Nissan widens powertrain range to better meet customer needs” (英語). 日産自動車 (2019年1月28日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “日産 マイクラ に GT-R の技術、新開発「IG-T」エンジンの燃費は22.2km/リットル…日本仕様 マーチ は?”. Response. (2019年1月29日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “Nissan Micra review - Engines, performance and drive”. Auto Express (2020年5月20日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “The all-new Nissan Micra 84 kW: Engineered for the streets” (英語). Nissan South Africa. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “Nissan refreshes its iconic Micra for 2021” (英語). 日産自動車. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “日産 マイクラ、2021年型を欧州発表…マーチ 後継に相当”. Response. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “Micro Changes in Tinytown: 2021 Nissan Micra Loses Diesel, Gains Trims” (英語). MOTOR TREND. 2021年2月5日閲覧。
- ^ “Sayonara! Nissan Micra Axed in South Africa”. cars.co.za. 2023年3月26日閲覧。
- ^ “Nissan concludes production of the Micra, the European March says goodbye”. litsuit.com. 2024年5月9日閲覧。
- ^ “El Nissan Micra se despide del mercado tras 39 años, a la espera de su sucesor eléctrico que llegará en 2025”. motor.es. 2024年5月9日閲覧。
- ^ 『日産自動車、欧州市場へマイクラの後継車となる新型コンパクトEVを投入』(プレスリリース)日産自動車、2022年1月27日 。
- ^ “車名の由来”. 日産自動車. 2022年9月5日閲覧。
- ^ 「日産の1000CC車名称一般公募 「マーチ」に決まる」『日本経済新聞 夕刊』1982年3月13日、2面。
- ^ 「秘蔵っ子命名お披露めン億円――「棒棒鶏」CM大ヒット 「マーチ」応募300万人」『日経産業新聞』1982年4月1日、20面。