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日本鳥学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
当学会がキジ1947年に非公式に日本国鳥として選んだ。
日本鳥学会
設立 1912年
会員数
約1,200名
ウェブサイト ornithology.jp ウィキデータを編集
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日本鳥学会(にほんちょうがっかい)は、鳥類に関する日本の学術学会である。

1912年明治45年)発足。発起人は、東京帝国大学動物学教室の飯島魁教授。現在の会員数約1,200名。この分野でのほぼ国内唯一の学会である。

会員は、大学研究機関だけでなく一般の個人や団体も加入できる。野生の鳥類の研究は、在野の研究家にも重みがあり、敬意が払われることが、他の分野の学会と異なる特長である[1]

歴代の会長(会頭)

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歴代の会長(会頭)[2]

歴代 氏名 在任期間 備考
1 飯島魁 1912.05-1921.03 逝去により一時、空白
2 鷹司信輔 1922.05-1946.11
3 内田清之助 1946.11-1947.05
4 黒田長禮 1947.05-1963.03
5 山階芳麿 1963.03-1970.04
6 黒田長久 1970.04-1975.05
7 古賀忠道 1975.05-1981.06
8 黒田長久 1981.06-1990.04
9 中村司 1990.04-1991.09
10 森岡弘之 1991.09-1993.10 1992.11までは会頭
11 山岸哲 1993.10-1997.12
12 藤巻裕蔵 1998.01-2001.12 以降は、選挙によって選出。任期は2年で2期まで。
13 樋口広芳 2002.01-2005.12
14 中村浩志 2006.01-2009.12
15 江崎保男 2010.01-
? 上田恵介 2014.01-2015.12
? 西海功 2016.01-2017.12
? 尾崎清明 2018.01-

出版物

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  • 逐次刊行物
    • 「鳥」 1915年-1985年(1945年‐1946年は戦争のため休刊)[3]
    • 日本鳥学会誌」 1986年-、「鳥」から改名[4]
    • 「Ornithological Science」 2002年1月、英文のみの論文として、「日本鳥学会誌」から分離[4]
    • 「鳥学ニュース」 1975年-2001年、初めは「鳥学会ニュース」として発行され、後、「日本鳥学会ニュース」と改名。1983年から「鳥学ニュース」として発行されていた[5]
  • 「日本鳥類目録」
    • 初版 - 1922年
    • 改訂版 - 1932年
    • 改訂3版 - 1942年
    • 改訂4版 - 1958年
    • 改訂第5版 - 1974年(第5版のみ学習研究社発行。ほかは日本鳥学会発行)
    • 改訂第6版 - 2000年
    • 改訂第7版 - 2012年
    • 改訂第8版 - 2024年

海外関連

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GB

USA

AU

その他

脚注

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  1. ^ 井田徹治 『鳥学の100年』 平凡社、2012年、258-266頁
  2. ^ 唐沢孝一 「歴代会長の言葉」『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、8-11頁
  3. ^ 鶴見みや古 「日本鳥学会誌の変遷」『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、66頁
  4. ^ a b 濱尾章二 「学会誌掲載論文の変遷」『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、67-69頁
  5. ^ 唐沢孝一 『「鳥学ニュース」の歴史と果たした役割』、『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、79-81頁

関連項目

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外部リンク

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