日本鍼灸史学会
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日本鍼灸史学会(にほんしんきゅうしがっかい、THE JAPAN SOCIETY OF ACUPUNCTURE & MOXIBUSTION HISTORY)とは、日本鍼灸臨床文献学会(1993年~2003年)を前身とし、2004年の第12回学術大会より、日本鍼灸史学会[1]へと改称した。
概要
[編集]- 主に日本と中国の医学古典における鍼灸を研究対象としており、2005年より学術論文集を刊行しており、学会事務局や一部の書店(亜東書店など)にて購入が可能である。
- 内容的には非常に深く、高度な内容であるが、参加者の多くは、20~30代の鍼灸師や鍼灸大学・専門学校の学生で占められている。随時、発表者の募集をしており、鍼灸が益々一般化してきているが、現状に反して、古典そのものは、あまり注目されていないか、必要性自体があまり知られていない。
- 基本コンセプトは、鍼灸の古典的内容の実用化であり、秘伝や伝統芸を神秘的に考えてはいない。一方で、歴史学的な視点のみを追求しているのでは全くないが、他の学会と方向性を大きく異としているのが、ここであろう。
- 毎年、開催される学術大会には、現代の鍼灸臨床を考えさせられる内容も多く、『脈経』の研究など、鍼灸の診断で最も重要な脈診については、日本では最先端といって良いくらいである。鍼灸臨床における専門用語は、古典の内容そのものを用いる場合が多く、毎年発表される病證(病証)の研究は、鍼灸における本当の病理学と言える。また鍼灸の原典にあたる『黄帝内経』(『素問』・『霊枢』)の研究についても、毎年新しい発表が行われている。
総会
[編集]- 毎年11月下旬に総会及び学術大会を開催している。
学会誌
[編集]- 年1回,「日本鍼灸史学会論文集」を刊行している.
専門医認定
[編集]学会賞
[編集]- なし
入会
[編集]- HP参照[2]
- 年会費を納入しなくても大会の参加と学術発表ができるが、発表した演題には翌年までに学術論文を投稿する義務が発生する。