コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

日本大昭和板紙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本大昭和板紙東北から転送)
日本大昭和板紙株式会社
NIPPON DAISHOWA PAPERBOARD Co,. Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 100-0003
東京都千代田区一ツ橋一丁目2番2号
設立 1913年大正2年)8月28日
業種 パルプ・紙
事業内容 板紙洋紙の製造・販売
代表者 代表取締役社長 大即信行
資本金 108億6,367万円
従業員数 1,211人(2007年4月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 日本製紙グループ本社 100%
外部リンク 閉鎖
テンプレートを表示

日本大昭和板紙株式会社(にっぽんだいしょうわいたがみ、英文社名 NIPPON DAISHOWA PAPERBOARD Co,. Ltd.)は、かつて存在した日本製紙グループ板紙メーカーである。

日本製紙グループの再編に伴い、2012年10月1日付で日本製紙に吸収合併され、同社の板紙事業部となった。

事業内容

[編集]

主要製品は板紙洋紙の2種類である。

板紙部門では、段ボールの原紙(ライナー・中芯)や建材石膏ボード)用の紙、紙管の原紙、耐水性を持つ特殊原紙、白板紙高級白板紙特殊白板紙コート白ボール)などを生産している。洋紙部門では、上質紙中質紙微塗工紙のような印刷用紙やコピー用紙画用紙、包装用紙(白ロール紙)を生産している。

事業所所在地

[編集]
  • 本社 - 東京都千代田区一ツ橋一丁目2番2号
  • 大阪支店 - 大阪府大阪市中央区東心斎橋一丁目2番17号
  • 秋田工場 - 秋田県秋田市向浜2-1-1
    1970年(昭和45年)操業開始。段ボール原紙、塗工紙、パルプなどを製造する。
  • 足利工場 - 栃木県足利市宮北町12-7
    1959年(昭和34年)操業開始。段ボール原紙、紙管原紙などを製造する。
  • 草加工場 - 埼玉県草加市松江4-3-39
    1964年(昭和39年)操業開始。段ボール原紙、紙器用板紙、紙管原紙、建材原紙などを製造する。
  • 吉永工場 - 静岡県富士市比奈798番地
    1927年(昭和2年)操業開始。グループ最大の工場で、段ボール原紙、白板紙、印刷用紙などを製造する。
  • 大竹工場 - 広島県大竹市東栄2-1-18
    1959年(昭和24年)操業開始。段ボール原紙、白板紙、クラフト紙、上質紙、塗工紙、パルプなどを製造する。

閉鎖された事業所

[編集]
亀有香取神社にある紙製荷造函創始之碑
  • 亀有工場 - 東京都葛飾区亀有3-49-3
    1918年(大正7年)操業開始。段ボール原紙などを製造。日本板紙時代の2003年3月に閉鎖。跡地はショッピングセンター「アリオ亀有」。
  • 和木事業所 - 山口県玖珂郡和木町瀬田2-3-1
    大竹工場の下部組織。書籍用紙、微塗工紙、包装用紙などを製造。2008年9月末に閉鎖。

沿革

[編集]

日本紙業

[編集]
  • 1913年大正2年)8月28日 - 日本紙器製造株式会社設立。
  • 1918年(大正7年)10月 - 亀有工場操業開始。
  • 1925年(大正14年)11月 - 土佐紙と合併、日本紙業株式会社に社名変更。
  • 1949年昭和24年)5月16日 - 東京証券取引所に株式上場。
  • 1959年(昭和34年) - 大竹工場操業開始。
  • 1973年(昭和48年) - 大竹工場と芸防工場(現・和木事業所)の組織を統合、芸防工場発足。

土佐紙

  • 1880年明治13年) - 土佐紙株式会社設立。
  • 1906年(明治39年)6月 - 芸防抄紙株式会社設立。
  • 1914年(大正3年)7月 - 土佐紙が芸防抄紙を合併。
  • 1925年(大正14年)11月 - 日本紙器製造と合併。

足利製紙

  • 1959年(昭和34年) - 足利製紙株式会社設立。
  • 1981年(昭和56年) - 日本紙業に合併。

十條板紙

[編集]
  • 1964年(昭和39年)2月1日 - 十條製紙(現・日本製紙)が十條板紙株式会社を設立。草加工場操業開始。
  • 1970年(昭和45年)3月16日 - 東北製紙株式会社設立。
  • 1983年(昭和58年)4月1日 - 千住製紙を合併。
  • 1984年(昭和59年) - 南千住工場閉鎖。
  • 1989年平成元年) - 東北製紙を子会社化。

千住製紙

  • 1886年(明治19年)10月 - 東京板紙有限会社設立。
  • 1888年(明治21年)6月 - 工場操業開始。
  • 1920年(大正9年)2月 - 富士製紙に合併。
  • 1933年(昭和8年)5月 - 富士製紙が初代王子製紙と合併、同社千住工場が発足。
  • 1943年(昭和18年)9月 - 千住工場休止、海軍に提供。
  • 1947年(昭和22年)6月 - 千住製紙工業株式会社設立、旧千住工場を継承。
  • 1949年(昭和24年)6月 - 千住製紙株式会社に社名変更。
  • 1983年(昭和58年)4月1日 - 十條板紙に合併。

日本紙業・十條板紙合併後

[編集]
  • 1997年(平成9年)10月1日 - 日本紙業と十條板紙が合併(十條板紙が解散)、日本板紙株式会社に社名変更。
  • 2000年(平成12年)12月31日 - 大阪工場操業停止。
  • 2001年(平成13年)
    • 4月2日 - 東北製紙および大昭和製紙と共同で、日本板紙共販株式会社を設立。
    • 7月2日 - 板紙営業部門を日本板紙共販に譲渡。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
    • 3月 - 亀有工場閉鎖。
    • 4月1日 - 日本製紙グループの事業再編により大昭和製紙の板紙部門(吉永事業所)及び日本板紙共販を統合、日本大昭和板紙株式会社に社名変更。工場を3つの生産子会社に分社化。東北製紙を日本製紙から譲り受けて完全子会社化、日本大昭和板紙東北株式会社に社名変更して生産子会社に加える。
  • 2008年(平成20年)
  • 2012年(平成24年)10月1日 - 日本製紙に吸収合併、同社の板紙事業部となる。

旧・生産子会社

[編集]

日本大昭和板紙東北

  • 1970年(昭和45年)3月16日 - 東北製紙株式会社設立。
  • 1992年(平成4年)3月4日 - 十條製紙の完全子会社となる。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 日本大昭和板紙の完全子会社となり、日本大昭和板紙東北株式会社に社名変更。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 親会社の日本大昭和板紙に合併。

日本大昭和板紙関東

  • 2003年(平成15年)4月1日 - 日本板紙の草加工場・足利工場を継承し会社発足。本社は草加工場内。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 親会社の日本大昭和板紙に合併。

日本大昭和板紙吉永

  • 2003年(平成15年)4月1日 - 大昭和製紙の本社工場吉永事業所を継承し会社発足。本社は吉永工場内。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 親会社の日本大昭和板紙に合併。

日本大昭和板紙西日本

  • 2003年(平成15年)4月1日 - 日本板紙の芸防工場・高知工場・和木事業所を継承し会社発足。本社は芸防工場内。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 親会社の日本大昭和板紙に合併。

関係会社

[編集]
  • 日本トーカンパッケージ株式会社
  • アサヒ紙工株式会社
  • 太田紙販売株式会社
  • 土佐紙業株式会社
  • 株式会社ピーコム
  • 東北製紙サービス株式会社
  • 有限会社エコ・リサイクルペーパー
  • 日板産商株式会社
  • 日本板紙加工株式会社
  • 株式会社NDB関東工営
  • 株式会社ユーコム
  • 日板芸防産業株式会社
  • 大竹加工株式会社