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日本人のための国史叢書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本人のための国史叢書(にほんじんのためのこくしそうしょ)は、1960年代日本教文社で刊行された日本史叢書で全17巻。

概要

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終戦・占領による多大な反動と虚脱の中で、最も極端に、加えて根強く滲透した災禍の一つに、ゆがめられた歴史教育がある。その結果もたらされた祖国蔑視・人間不在の公式主義(階級闘争唯物史観)など思想の歪みを是正し、民族と国家の淵源、先祖の偉業、国史を貫く独自の精神を探りつつ、祖国の真の姿を再発見し認識と誇りを高めるために企画された[1]。1965年(昭和40年) - 1967年(昭和42年)に出版。一部は他社も含め改訂刊行された。

巻目

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巻番号 書名 執筆者名 発行年
1 民族の生命の流れ : 日本全史(上) 村尾次郎 1965
2 満州事変 中村菊男 1965
3 天皇と国のあゆみ 肥後和男 1965
4 大アジア主義と頭山満 葦津珍彦 1965
5 戦記物語の女性 浅野晃 1965
6 維新前夜 : その一つの流れ 荒川久寿男 1965
7 明治維新 鳥巣通明 1965
8 民族の生命の流れ : 日本全史(下) 村尾次郎 1965
9 建武中興 久保田収 1965
10 平安時代の文化 藤木邦彦 1965
11 上代の日本人 森田康之助 1965
12 僧兵と武士 平田俊春 1965
13 水戸光圀 名越時正 1966
14 安政の大獄 : 井伊直弼と吉田松陰 永江新三 1966
15 大化改新 時野谷滋 1966
16 戦後の精神史 原敬吾 1967
17 中国から見た日本 河上光一 1967

出典

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  1. ^ 春日正三「著者・論文要旨」『立正大学人文科学研究所年報』3巻、1965年、p.29