第9回日本フットボールリーグ
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(日本フットボールリーグ2007から転送)
シーズン | 2007 |
---|---|
優勝 | 佐川急便SC |
昇格 |
ロッソ熊本 FC岐阜 |
試合数 | 306 |
ゴール数 | 872 (1試合平均2.85) |
得点王 | 御給匠(30得点) |
最多連続勝ち無し記録 | |
33 - 高崎(前期第2節 - 後期第17節) | |
← 2006 2008 → |
第9回日本フットボールリーグは2007年(平成19年)3月18日から同12月2日まで行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。優勝は佐川急便SCであった。
参加クラブ
[編集]第9回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうちTDK SC、FC岐阜が前シーズンの全国地域リーグ決勝大会からの昇格クラブである。SC鳥取が組織変更し、ガイナーレ鳥取になった。また、ジェフ・クラブが名称を変更し、佐川急便東京SCと佐川急便大阪SCが合併した(チーム名称は佐川急便SC)。
- ※前年度成績=特記なきものは第8回JFL(2006年)の成績である。
呼称 | 正式名称 | 監督 | 主なホームゲーム会場 | 前年度成績 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Honda FC | 本田技研工業株式会社フットボールクラブ | ホンダ都田サッカー場 | 1位 | ||
佐川急便SC | 佐川急便株式会社サッカークラブ | 佐川急便守山運動場陸上競技場 | 2位(東京) 3位(大阪) |
合併(佐川急便東京SC、佐川急便大阪SC) | |
YKK AP | YKK APサッカー部 | 魚津市桃山運動公園陸上競技場 | 4位 | ||
ロッソ熊本 | ロッソ熊本 | 熊本県立総合運動公園陸上競技場 | 5位 | ||
横河武蔵野FC | 横河武蔵野フットボールクラブ | 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 | 6位 | ||
栃木SC | 栃木サッカークラブ | 栃木県グリーンスタジアム | 7位 | ||
アローズ北陸 | 北陸電力サッカー部アローズ北陸 | 富山県岩瀬スポーツ公園サッカー・ラグビー場 富山県五福公園陸上競技場 |
8位 | ||
ソニー仙台FC | ソニー仙台フットボールクラブ | ユアテックスタジアム仙台 七ヶ浜サッカースタジアム |
9位 | ||
アルテ高崎 | アルテ高崎 | 高崎市浜川競技場 | 10位 | ||
ガイナーレ鳥取 | ガイナーレ鳥取 | 鳥取市営サッカー場 東山運動公園陸上競技場 |
11位 | 名称変更(SC鳥取) | |
ジェフリザーブズ | ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ | 市原臨海競技場 | 12位 | 名称変更(ジェフ・クラブ) | |
FC刈谷 | フットボールクラブ刈谷 | 刈谷市総合運動公園多目的グラウンド | 13位 | ||
FC琉球 | FC琉球 | 沖縄市陸上競技場 沖縄県総合運動公園陸上競技場 |
14位 | ||
佐川印刷SC | 佐川印刷株式会社サッカークラブ | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | 15位 | ||
流通経済大学 | 流通経済大学 | 龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド | 16位 | ||
三菱水島FC | 三菱自動車水島FC | 岡山県笠岡陸上競技場 | 17位 | ||
TDK SC | TDKサッカー部 | 仁賀保運動公園多目的広場 | 東北1部1位 地域決勝1位 |
昇格(自動昇格) | |
FC岐阜 | FC岐阜 | 長良川球技メドウ 長良川競技場 |
東海1部1位 地域決勝2位 |
昇格(入れ替え戦勝利) |
- 色付のチームは2007年シーズン開幕時のJリーグ準加盟チーム
レギュレーション
[編集]リーグ・試合形式
[編集]- 年間2回総当り、1チーム34試合(全306試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全34節を17節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
- 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
- Jリーグ準加盟クラブのJリーグ加盟の成績面の条件は年間順位4位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる(J2のチーム数が所定の数に達するまでの暫定措置として順位条件が緩和された。なお、この時点での予定数は18チーム)。
- JFLの17位・18位は所属する地域リーグに自動降格し、全国地域リーグ決勝大会の1位・2位はJFLに自動昇格する(この年から自動昇格・降格が起きるようになった)。JFLの16位と全国地域リーグ決勝大会の3位が入れ替え戦を行う。なお、Jリーグに加盟するチームが出た場合、1チームなら16位までが残留、17位が入れ替え戦出場。2チームなら17位までが残留、18位が入れ替え戦出場となる。
天皇杯への出場枠
[編集]前期終了時の上位1チームに第87回天皇杯の出場権が与えられる。
強化費
[編集]各試合において勝利チームに勝利チーム賞8万円を支払う。
年間順位
[編集]順位 | クラブ | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 佐川急便SC[1] | 83 | 26 | 5 | 3 | 81 | 31 | +50 | |
2 | ロッソ熊本 | 69 | 21 | 6 | 7 | 65 | 34 | +31 | 翌年からJ2昇格 |
3 | FC岐阜 | 60 | 17 | 9 | 8 | 45 | 31 | +14 | |
4 | アローズ北陸 | 59 | 16 | 11 | 7 | 50 | 35 | +15 | |
5 | Honda FC | 58 | 16 | 10 | 8 | 61 | 42 | +19 | |
6 | YKK AP | 55 | 16 | 7 | 11 | 60 | 53 | +7 | |
7 | 横河武蔵野FC | 54 | 16 | 6 | 12 | 50 | 44 | +6 | |
8 | 栃木SC | 52 | 14 | 10 | 10 | 43 | 29 | +14 | |
9 | ジェフリザーブズ | 52 | 14 | 10 | 10 | 50 | 45 | +5 | |
10 | 流通経済大学 | 50 | 15 | 5 | 14 | 58 | 49 | +9 | |
11 | ソニー仙台FC | 44 | 13 | 5 | 16 | 46 | 59 | -13 | |
12 | 佐川印刷SC | 43 | 13 | 4 | 17 | 45 | 57 | -12 | |
13 | TDK SC | 42 | 11 | 9 | 14 | 49 | 47 | +2 | |
14 | ガイナーレ鳥取 | 39 | 10 | 9 | 15 | 42 | 51 | -9 | |
15 | 三菱水島FC | 35 | 11 | 2 | 21 | 36 | 53 | -17 | |
16 | FC刈谷 | 28 | 8 | 4 | 22 | 36 | 59 | -23 | 入れ替え戦ライン |
17 | FC琉球 | 27 | 7 | 6 | 21 | 38 | 82 | -44 | 自動降格ライン |
18 | アルテ高崎 | 7 | 1 | 4 | 29 | 17 | 71 | -54 |
- ^ 天皇杯出場権獲得
個人記録
[編集]得点ランキング
[編集]順 | 選手名 | 得点 | 所属 |
---|---|---|---|
得点王 | 御給匠 | 30 | 佐川急便SC |
2 | 高橋泰 | 29 | ロッソ熊本 |
3 | 松田正俊 | 18 | TDK |
4 | 石田英之 | 17 | アローズ北陸 |
5 | 鈴木弘大 | 15 | Honda FC |
武藤雄樹 | 流通経済大 |
個人表彰・ベスト11
[編集]Pos | 選手名 | 所属 |
---|---|---|
監督 | 中口雅史 | 佐川急便SC |
GK | 森田耕一郎 | |
DF | 冨山卓也 | |
影山貴志 | ||
石井雅之 | Honda FC | |
堀切良輔 | ||
MF | 山根伸泉 | 佐川急便SC |
堀健人 | ||
嶋田正吾 | ||
小森田友明 | ロッソ熊本 | |
FW・得点王・MVP | 御給匠 | 佐川急便SC |
FW | 高橋泰 | ロッソ熊本 |
新人王 | 木本敬介 | アローズ北陸 |
敢闘賞 | 堀田利明 | 栃木SC |
ハットトリック
[編集]JFL | ||||||
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選手 | 所属 | 節 | 対戦相手 | 試合結果 | 日付 | 出典 |
高橋泰 | ロッソ熊本 | 前期 3節 | FC琉球 | 6 - 0 (H) | 3月25日 | [1] |
石黒智久 | YKKAP | 前期 9節 | ソニー仙台FC | 6 - 1 (H) | 5月3日 | [2] |
松岡大輔 | 三菱水島FC | 前期 12節 | アルテ高崎 | 3 - 1 (A) | 5月19日 | [3] |
釜田佳吾 | ガイナーレ鳥取 | 前期 14節 | FC琉球 | 3 - 1 (H) | 6月2日 | [4] |
片桐淳至 | FC岐阜 | 前期 17節 | ガイナーレ鳥取 | 4 - 2 (H) | 6月23日 | [5] |
嶋田正吾 | 佐川急便SC | 後期 3節 | ジェフリザーブズ | 7 - 0 (H) | 7月16日 | [6] |
松田正俊 | TDK | FC琉球 | 8 - 0 (A) | [7] | ||
横山聡 | 栃木SC | 後期 11節 | 三菱水島FC | 5 - 0 (H) | 10月21日 | [8] |
鈴木弘大 | Honda FC | 後期 12節 | 佐川印刷SC | 4 - 1 (H) | 10月28日 | [9] |
石田英之5 | アローズ北陸 | 後期 13節 | アルテ高崎 | 7 - 0 (H) | 11月3日 | [10] |
武藤雄樹4 | 流通経済大学 | Honda FC | 6 - 0 (A) | 11月28日 | [11] | |
高橋泰(2) 4 | ロッソ熊本 | 後期 17節 | 佐川印刷SC | 6 - 3 (H) | 12月2日 | [12] |
石田英之(2) | アローズ北陸 | ジェフリザーブズ | 3 - 3 (H) | [13] |
- Note: 5 1試合5得点 4 1試合4得点 (H) – ホーム (A) – アウェイ
入れ替え
[編集]JFL→J2
[編集]準加盟クラブのJリーグ加盟について12月3日のJリーグ臨時理事会で審議が行われ、2位のロッソ熊本と3位のFC岐阜のJリーグ加盟が正式に承認された。
地域リーグ→JFL
[編集]当初のレギュレーションであれば「JFLの17位・18位と全国地域リーグ決勝大会(地域決勝)の1位・2位が自動入れ換え、JFLの16位と地域決勝3位で入れ替え戦」というレギュレーションだったが、2チームがJリーグに加盟したことに加え、アローズ北陸とYKK APが合併し、次年度からカターレ富山としてJFLに参加することとなったことにより、レギュレーションが以下のように変更された。
順位 | チーム | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
JFL16位 | FC刈谷 | 入れ替え戦(vs地域決勝3位) | JFL残留 |
JFL17位 | FC琉球 | 地域リーグ自動降格 | |
JFL18位 | アルテ高崎 | ||
地域決勝1位 | ファジアーノ岡山 | JFL自動昇格 | JFL自動昇格 |
地域決勝2位 | ニューウェーブ北九州 | ||
地域決勝3位 | FC Mi-O びわこKusatsu | 入れ替え戦(vsJFL16位) |
これにより、第31回全国地域リーグ決勝大会1位のファジアーノ岡山FC、2位のニューウェーブ北九州、3位のFC Mi-O びわこKusatsuがJFLへ自動昇格した。
出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]