新見市営バス
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新見市営バス(にいみしえいバス)は、岡山県新見市にて運行しているコミュニティバスである。
なお、新見市に合併前の各町にて運行していた自治体バスについても、この項にて述べる。
概要
[編集]- 元々合併前の大佐町、神郷町、哲多町、哲西町が運行していた町営バスなどを、各町を合併した新見市が引き継いで一まとめにしたものである。
- そのため、路線は大佐地域、神郷地域、哲多地域、哲西地域に分かれている。
- 運賃は100円単位の区域制(同一区域内なら100円、区域を跨ぐごとに100円追加)。ただし、備北バス路線との並行区間が存在する宮河内線のみ10円単位の区間制になっている。
- 小中学生および高校生は半額(10円未満切り捨て)で、未就学児は無料。
- 日曜・祝祭日及び12月29日 - 1月3日、8月13日 - 15日の間は運休。但し、大佐・哲西地域の全線と、哲多地域の新砥線・荻尾線は土曜日も運休。
- 運行形態は、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)である。
沿革
[編集]- 2005年3月31日 - 大佐町、神郷町、哲多町、哲西町の新見市への合併に伴い、各町の町営バスなどを引き継いで新見市営バスとする。
- 2007年10月1日 - 料金及び運行日を変更。[1]
- 宮河内線を除く路線の料金を100円単位の区域制に変更。
- 哲西地域全線と哲多地域の新砥線・荻尾線を土曜日も運休に。大佐・哲多地域をお盆(8月13日~15日)も運休に、神郷・哲多地域を12月29日~30日も運休にし年末年始休を揃えた。
- 2008年4月1日 - 中学生、高校生の料金を半額に変更。[2]
路線
[編集]各地域(大佐地域、神郷地域、哲多地域、哲西地域)ごとの路線は、以下の通りである。 ※()内は不経由便あり、A/BはAかBの選択経由
大佐地域
[編集]- 大井野線
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- 君山( - 伏谷) - 伏谷口 - 中組上/赤松 - 定藤( - 夏日)( - 徳定橋) - 落合( - 幼児教育センター)( - 角西井交差点)( - 大佐診療所) - 刑部駅
- 布瀬線
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- 勘定下( - 湯井) - 神場( - 宗貞) - 布瀬 - 新殿 - 平松 - 金藤 - 刑部駅
- 勘定下( - 湯井) - 神場 - 布瀬 - 新殿 - 平松 - 山影 - 是森下( - 幼児教育センター - 角西井交差点 - 大佐診療所) - 刑部駅
- 田治部線
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- 大畑 - 新田( - 尾原 - 東山) - 田治部駅 - 仲屋( - 奥谷) - 京明 - 金藤 - 刑部駅 - 大佐診療所 - 角西井交差点 - 幼児教育センター - 刑部駅
- 大畑 - 新田( - 尾原 - 東山) - 田治部駅 - 仲屋( - 奥谷) - 京明 - 山影 - 郷尾口 - 刑部駅
- 幼児教育センター線
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- 刑部駅( - 大佐診療所) - 角西井交差点( - 是森) - 幼児教育センター - 役場バイパス( - 大佐診療所) - 刑部駅
- 大佐海洋センター線
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- 刑部駅 - 角西井交差点 - 幼児教育センター - 役場バイパス - 海洋センター - 役場バイパス - 幼児教育センター - 角西井交差点 - 刑部駅
- 刑部駅 - 旧商工会 - 海洋センター - 役場バイパス - 幼児教育センター
神郷地域
[編集]- 田口線
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- 千屋歯科診療所 - 新橋 - 東田口 - 三坂 - 押合 - 三ヶ市 - 診療所前 - 新郷駅 - 本村上 - 落合 - 足立駅前
- 三室線
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- 三室上 - 三室 - 上油野 - 油野出張所前 - 落合 - 足立駅前 - 舞尾原 - 神代駅前 - 福祉センター前
- 坂根線
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- 坂根西 - 坂根駅前 - 門前 - 福祉センター前 - 神代駅前
哲多地域
[編集]- 新砥線
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- 萬歳 - 蚊家 - 金蛍交流館 - 新砥市民センター前 - 田淵 - 南北 - 野原 - 釼峠 - 郵便局前 - 野馳駅
哲西地域
[編集]- 下野部野原線
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- 神社前 - 大野部振興センター( - 野原公会堂) - 釼峠 - 郵便局前( - 野馳駅) - 畑木( - きらめき広場哲西) - 保育園
外部リンク
[編集]以前運行していた自治体バス
[編集]新見市に合併前の自治体にて運行していた、大佐町ふれあいバス(おおさちょうふれあいバス)、神郷町営バス(しんごうちょうえいバス)、哲多町営バス(てったちょうえいバス)、哲西町営バス(てっせいちょうえいバス)について、以下に述べる。
大佐町ふれあいバス
[編集]- 大佐町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
- 運賃は200円均一で、小人は100円、町内在住の65歳以上の高齢者、中学・高校生、身障者及びその介護者、長期通院者は半額。旧刑部町、旧丹治部村、旧上刑部村の地域内移動も半額。
- 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(大人用と小人用とがあり、いずれも定額、1ヶ月用のみ)もあった。
沿革
[編集]- 1977年1月 - 備北バスの廃止代替として、町民バス運行開始。[3]
- 大佐町役場発刑部大井野線(君山折返、月・水・金曜のみ)、刑部布瀬田治部線(勘定折返、火・木曜のみ)の2路線。祝日休。
- 1982年12月 - 福祉バス運行開始。
- 1994年10月 - 福祉バス2台によりふれあいバス運行開始。
路線
[編集]以下5路線があった。
- 刑部・大井野線
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- 刑部駅 - 大井野
- 平日3往復運行であった。
- 刑部駅 - 大井野
- 刑部・布瀬線
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- 刑部駅 - 布瀬
- 平日3往復運行であった。
- 刑部駅 - 布瀬
- 刑部・田治部線
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- 刑部駅 - 田治部
- 平日3往復運行であった。
- 刑部駅 - 田治部
- 幼児教育センター線
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- 刑部駅 - 平松
- 平日4往復運行であった。
- 刑部駅 - 平松
- 大佐海洋センター線
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- 刑部駅 - 海洋センター
- 平日4往復運行であった。
- 刑部駅 - 海洋センター
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大佐町ふれあいバスの車両(2001年当時)
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大佐町ふれあいバスの車両(2001年当時)
神郷町営バス
[編集]- 神郷町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
- 運賃は100円単位での区間制(区間:木谷 - 新郷駅、田口 - 新郷駅、新郷駅 - 足立駅、三室 - 足立駅、足立駅 - 神代駅、坂根駅 - 神代駅)であった。
- 町内在住の65歳以上の高齢者、小児、及び身障者は半額だった。
- 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(一般用と通学用とがあり、それぞれ1ヶ月用、3ヶ月用があった)もあった。
沿革
[編集]路線
[編集]以下4路線があった。
- 坂根線
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- 坂根西 - 神代駅
- 1日5往復運行であった。
- 坂根西 - 神代駅
- 三室線
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- 三室上 - 福祉センター
- 1日4 - 5往復運行であった。
- 三室上 - 福祉センター
- 木谷線
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- 木谷 - 神代駅
- 1日5往復運行であった。
- 木谷 - 神代駅
- 田口線
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- 東田口 - 神代駅
- 1日5往復運行であった。
- 東田口 - 神代駅
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神郷町営バスの車両(1990年当時)
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神郷町営バスの車両(1990年当時)
哲多町営バス
[編集]- 哲多町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
- 運賃は10円単位の対キロ区間制で、小人(12歳未満)、及び身障者(要介護者の場合その介護者も)は半額、保護者同伴の幼児(6歳未満)は1人まで無料。
- 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(一般用と通学用とがあり、それぞれ1ヶ月用、3ヶ月用があった)もあった。
- 合併前の新見市内に乗り入れる路線もあり、そのため新見市も運行経費を一部負担していた。
沿革
[編集]路線
[編集]以下3路線があった。
- 宮河内線
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- 本郷 - 新見駅
- 1日3往復運行であった。
- 本郷 - 新見駅
- 新砥線
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- 萬歳 - 南北 - 野馳駅
- 萬歳 - 南北間1日4往復、野馳駅まで3往復運行であった。
- 萬歳 - 南北 - 野馳駅
- 荻尾線
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- 萬歳 - 熊野 - 井倉駅
- 萬歳 - 熊野間1日4往復、井倉駅まで3往復運行であった。
- 萬歳 - 熊野 - 井倉駅
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宮河内線の車両(1996年当時)とバス停
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新砥線の車両(1996年当時)
哲西町営バス
[編集]- 哲西町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
- 運賃は150円均一で、小人(12歳未満)、及び身障者は半額(10円未満の端数切り上げ)、保護者同伴の幼児(6歳未満)は1人まで無料。
- 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(一般用と通園用とがあり、いずれも定額、1ヶ月用のみ)もあった。
- 運転業務は民間バス事業者に委託していた。
沿革
[編集]路線
[編集]以下2路線があった。
- 坂根・東城線
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- 坂根駅 - 東城郵便局前
- 平日4往復運行であった。
- 坂根駅 - 東城郵便局前
- 下野部・市岡線
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- 市岡駅 - 大野部・野原
- 平日4往復運行であった。
- 市岡駅 - 大野部・野原
この他に、「フリー区間」として、以下の路線が週1回1往復で運行されていた。この路線は「哲西町福祉バス」として町営バスと別扱いになっていたが、運賃は町営バスと同じ150円均一だった。
- 干子等 - 哲西診療所
- 日長谷等 - 哲西診療所
- 青谷等 - 哲西診療所
- 川南等 - 哲西診療所
- 川東等 - 哲西診療所
参考資料
[編集]- 第14会阿新地域合併協議会 協議事項 協定項目26-7 交通関係事業(その2)
脚注
[編集]- ^ 市報にいみ2007年8月号P2~3 (PDF)
- ^ 市報にいみ2008年4月号P6 (PDF)
- ^ 『大佐町史 下巻』P350~351 大佐町
- ^ a b c 『阿新地区統計書 平成10年度版』阿新地区統計研究会