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粟津駅 (石川県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新粟津駅から転送)
粟津駅
駅舎(2020年3月)
あわづ
Awazu
動橋 (4.9 km)
(5.8 km) 小松
地図
所在地 石川県小松市符津町ヰ2-1-8
北緯36度21分20.03秒 東経136度25分28.66秒 / 北緯36.3555639度 東経136.4246278度 / 36.3555639; 136.4246278座標: 北緯36度21分20.03秒 東経136度25分28.66秒 / 北緯36.3555639度 東経136.4246278度 / 36.3555639; 136.4246278
所属事業者 IRいしかわ鉄道
所属路線 IRいしかわ鉄道線
キロ程 12.2 km(大聖寺起点)
米原から142.4 km
電報略号 アワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
1,291人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1907年明治40年)11月16日[1][2]
備考 無人駅[3][4]自動券売機 有)
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粟津駅(あわづえき)は、石川県小松市符津町にある[2]IRいしかわ鉄道線である。

本項目では、かつて接続していた北陸鉄道粟津線加南線)の新粟津駅(しんあわづえき)についても述べる。

歴史

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駅構造

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ホーム(2007年8月)

島式ホーム2面4線[17]と貨物列車用であった側線[17]を有する地上駅[1]。線路東側に開業当初からの木造駅舎が残る[2]。駅舎から各ホームへは地下道で連絡している[2]

小松駅が管理する無人駅で、以前はみどりの窓口も設置されていた[4]。券売機あり。

かつて、下りホーム小松駅寄りには小松製作所(コマツ)関連工場専用の出入口があった[18]が現在は撤去されている。

現在、駅東の既存広場の整備や駅西側の交通広場の新規整備、東西連絡通路の整備事業が計画されている[1]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1・2 IRいしかわ鉄道線 上り 大聖寺福井方面[19]
3・4 下り 小松金沢方面[19]
  • 内側2線が本線、外側2線が待避線という構成である[17]。なお、運転指令上では1番のりばから順に「上り1番」「上り本線」「下り本線」「下り1番」とされている。通常は上下本線(2・3番のりば)に列車が発着し、外側2線(1・4番のりば)は特急を待避する一部の普通列車のみ発着する[注釈 1][1]

新粟津駅

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新粟津駅*
しんあわづ
SHINAWAZU
下粟津 (1.4 km)
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 粟津線
キロ程 3.5 km(粟津温泉起点)
河南から14.1 km
駅構造 地上駅
開業年月日 1916年大正5年)2月16日[6]
廃止年月日 1962年(昭和37年)11月23日[7][8]
備考 路線廃止に伴う廃駅
* 開業当初は符津駅
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駅構造

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島式ホーム1面2線と隣接する駅舎を有していた[20]。電車は駅舎側の線路への発着が多かった。

廃止後

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駅跡地は粟津駅前ロータリーの一部となっている。なお、当駅から駅前ロータリーを横切り、カーブして粟津温泉方面へ向かう線路跡は生活道路となっている[21]

利用状況

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2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員1,291人である[22]

「石川県統計書」と「小松市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1996年 1,828
1997年 1,712
1998年 1,581
1999年 1,453
2000年 1,366
2001年 1,362
2002年 1,348
2003年 1,328
2004年 1,257
2005年 1,287
2006年 1,278
2007年 1,253
2008年 1,273
2009年 1,200
2010年 1,212[2]
2011年 1,219
2012年 1,223
2013年 1,231
2014年 1,173
2015年 1,300
2016年 1,361
2017年 1,379
2018年 1,317
2019年 1,291

駅周辺

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粟津温泉総湯

バス路線

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駅前にある「粟津駅前」停留所にて、以下の路線バスが発着する。

隣の駅

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IRいしかわ鉄道
IRいしかわ鉄道線
動橋駅 - 粟津駅 - 小松駅

廃止路線

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北陸鉄道
粟津線
下粟津駅 - 新粟津駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 北陸新幹線敦賀駅に延伸した後は、当駅を経由する特急列車の運行が消滅した)

出典

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  1. ^ a b c d e 川島 2010, p. 44.
  2. ^ a b c d e f g h 朝日 2012, p. 21.
  3. ^ a b c “粟津、和倉温泉駅 3月12日無人化 JR西、乗降客減少 利便性の確保住民求める声”. 北國新聞 (北國新聞社). (2022年2月11日). オリジナルの2022年2月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220211002013/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/657871 2022年2月11日閲覧。 
  4. ^ a b c d “JRダイヤ改正で無人化 「話せる券売機」始動 和倉温泉駅(石川県)”. 北國新聞 (北國新聞社). (2022年3月12日). オリジナルの2022年3月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220313001204/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/683761 2022年3月13日閲覧。 
  5. ^ a b c 寺田 2008, p. 46.
  6. ^ a b 朝日 2011, p. 18.
  7. ^ a b c 朝日 2011, p. 19.
  8. ^ a b “【よみがえる鉄路の記憶 西脇恵さん撮影】温泉地つないだ看板列車”. 北陸中日新聞Web. (2020年6月8日). オリジナルの2020年6月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200608032850/https://www.chunichi.co.jp/article/69330 2021年9月22日閲覧。 
  9. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、136頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  10. ^ 貨物駅の廃止及び呼称の統一について』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2006年3月16日。オリジナルの2021年3月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210317072100/https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/b28ffdfef63004276740e6dca3a48f75.pdf2021年3月17日閲覧 
  11. ^ 北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190525201350/http://www.ishikawa-railway.jp/info/pdf/201701312.pdf2020年2月1日閲覧 
  12. ^ 交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について』(PDF)(プレスリリース)あいの風とやま鉄道、2017年1月31日。オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190525201350/http://ainokaze.co.jp/wp-content/uploads/2017/01/52ec997ad191bbbcc65a6d2c092765d6.pdf2020年2月1日閲覧 
  13. ^ JR西日本、ICカード「ICOCA」を金沢地区・新高岡地区へ導入”. トラベルWatch (2016年2月16日). 2021年9月22日閲覧。
  14. ^ 富山に続き石川も「ICOCA」エリアに 4月15日、3社相互利用開始”. 乗りものニュース (2017年2月1日). 2021年9月22日閲覧。
  15. ^ 金沢でイコカ利用可能に 石川、富山の19駅”. 産経フォト (2017年4月15日). 2021年9月22日閲覧。
  16. ^ “3月で6駅無人化 七尾・北陸線 JR西、利用減少”. 北國新聞. (2021年2月27日). オリジナルの2021年2月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210227000440/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/342529 2021年4月23日閲覧。 
  17. ^ a b c d 川島 2010, p. 9.
  18. ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・7 北陸・山陰510駅』129頁。
  19. ^ a b 粟津駅時刻表”. IRいしかわ鉄道. 2024年8月17日閲覧。
  20. ^ 寺田 2008, p. 50.
  21. ^ 寺田 2008, p. 51.
  22. ^ 令和元年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 104 (2021年3月). 2021年4月12日閲覧。
  23. ^ “走る投票所、選挙へGO 小松市長選で県内初導入 設営リハで流れ確認”. 北國新聞. (2021年3月8日). オリジナルの2021年3月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210308133132/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/350480 2021年9月22日閲覧。 

参考文献

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  • 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩く III 北陸・近畿・上越編』JTBパブリッシング、2008年5月1日。ISBN 978-4-533-07145-4 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。 
  • 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本〜米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。 

関連項目

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外部リンク

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