コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

新海英行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新海 英行(しんかい ひでゆき、1938年11月2日[1] - 2024年3月6日)は、日本教育学者教育学博士[2]名古屋大学名誉教授。

略歴

[編集]

愛知県半田市生まれ。阿久比町出身[3]。1962年名古屋大学教育学部卒、中部鋼鈑に勤務、1967年大学院に入り、1972年同博士課程満期退学。2001年「現代ドイツ民衆教育史研究 ヴァイマル期民衆大学の成立と展開」で、教育学博士の学位を取得。

香川大学教育学部講師、1976年名古屋大学教育学部助教授、教授、2002年定年退官、名誉教授、2002年愛知学院大学総合政策学部教授、2008年名古屋柳城短期大学学長となる。2016年退任[4]

2024年3月6日に腎不全のため死去。85歳没[3]

著書

[編集]
  • 『子ども・青年の生活と教育 「生活台」に立つ教育改革を求めて』大学教育出版 1993
  • 『現代社会教育の軌跡と展望 生涯にわたる学習権保障の視点から』大学教育出版 1999
  • 『現代ドイツ民衆教育史研究 ヴァイマル期民衆大学の成立と展開』日本図書センター 2004

共編

[編集]
  • 『GHQの社会教育政策 成立と展開』 (日本占領と社会教育) 小川利夫共編 大空社 1990
  • 『新社会教育講義』小川利夫共編 大空社 1991
  • 『日本占領と社会教育 資料と解説』(日本占領と社会教育)小川利夫共編. 大空社 1991
  • 『社会教育基本文献資料集成 別巻 近代日本社会教育論の探究 基本文献資料と視点』小川利夫共編 大空社 1992
  • 『近代日本社会教育論の探究 基本文献資料と視点』小川利夫共編 大空社 1994
  • 『現代の高校教育改革 日本と諸外国』寺田盛紀, 的場正美共編 大学教育出版 1998
  • 『社会・生涯教育文献集 1』全10巻 牧野篤,片岡弘勝共編 日本図書センター 1999
  • 『在日外国人の教育保障 愛知のブラジル人を中心に』加藤良治,松本一子共編 大学教育出版 2001
  • 『現代世界の生涯学習』牧野篤共編著 大学教育出版 2002
  • 『現代日本社会教育史論』編 日本図書センター 2002
  • 『生涯学習概説』(図書館情報学の基礎)竹市良成共編 勉誠出版 2003
  • 『世界の生涯学習 現状と課題』松田武雄共編著 大学教育出版 2016

翻訳

[編集]
  • J.M.ネルソン『占領期日本の社会教育改革』(日本占領と社会教育)監訳 大空社 1990
  • マーガレット T.ホッジェン『英国労働者教育史』監訳, 英国成人教育史研究会訳 大学教育出版 2015

論文

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『現代日本人名録』日外アソシエーツ、2002年
  2. ^ 新海英行『現代ドイツ民衆教育史研究 : ヴァイマル期民衆大学の成立と展開』 名古屋大学〈博士(教育学) 乙第5977号〉、2001年。NAID 500000216223https://id.ndl.go.jp/bib/000003533169 
  3. ^ a b 新海英行さん死去 名古屋大名誉教授、元名古屋柳城短大学長:中日新聞Web”. 中日新聞Web (2024年3月7日). 2024年3月11日閲覧。
  4. ^ 新海英行「社会教育研究45年―現代社会教育の歴史的特質の解明を目指して―」『研究紀要』第38巻、名古屋柳城短期大学、2016年12月、7-28頁、CRID 1050001337732236416ISSN 13427997