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新横浜ラーメン博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新横浜ラーメン博物館
Shin-Yokohama Ramen Museum

地図
新横浜ラーメン博物館の位置(横浜市内)
新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館の位置
新横浜ラーメン博物館の位置(神奈川県内)
新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館 (神奈川県)
新横浜ラーメン博物館の位置(日本内)
新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館 (日本)
施設情報
愛称 ラー博
専門分野 ラーメン
管理運営 株式会社新横浜ラーメン博物館
開館 1994年3月6日
所在地 222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目14番21号
位置 北緯35度30分35.3秒 東経139度36分52.2秒 / 北緯35.509806度 東経139.614500度 / 35.509806; 139.614500座標: 北緯35度30分35.3秒 東経139度36分52.2秒 / 北緯35.509806度 東経139.614500度 / 35.509806; 139.614500
プロジェクト:GLAM
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新横浜ラーメン博物館(しんよこはまラーメンはくぶつかん、: Shin-Yokohama Ramen Museum)は、神奈川県横浜市港北区新横浜にあるラーメンに関するフードテーマパークであるとともに、同館を運営・管理する日本の会社(商号は「株式会社新横浜ラーメン博物館」1993年8月1日設立)である。通称「ラー博」(ラーはく)、全国各地の有名ラーメン店舗を中心に、ミュージアムショップや駄菓子屋喫茶店スナックなどを併設している。

施設概要

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新横浜駅北口から徒歩数分の距離に位置し、1994年3月6日にグランドオープンした。館長は岩岡洋志日清チキンラーメンが発売開始された1958年(昭和33年)当時の街並みを再現したフードテーマパークの開業は、昭和初期の浪速の街並みを再現した梅田スカイビル内(大阪)の「滝見小路」(1993年オープン)と同じく[1]、全国各地のフードテーマパークや、ショッピングモール等に店を厳選してのミニフードテーマパークなどが誕生するきっかけの一つとなった[注 1]

「全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける」をコンセプトに、鶴亀町・蓮華町・鳴戸町からなるラーメンの街の館内は昭和ノスタルジーが感じられる構成になっており、同館の社員や従業員も「街の住人」として働いている。館内1階のプロローグゾーンはラーメンに関する展示とミュージアムショップ(物品販売コーナー)があり、地下1階と地下2階は体感ゾーンとして全国各地のラーメンを食べることができる。ラー博開業時から現在まで営業を続けている「こむらさき」(2019年8月現在)をはじめとする「レギュラー店」以外にも、ご当地性・個性・話題性などの要素を考慮した「期間限定店」を3か月〜1年前後のスパンで展開、全国各地の多彩なラーメン文化に触れることができる[2]

また、ラーメン店のほか、館内地下1階には駄菓子屋や喫茶店・スナックがあり、地下2階の鶴亀公園(イベント広場)では各種イベントのほか、アルコールや軽つまみを提供する露店も出店する。

2010年には「新横浜ラーメン博物館×現役大学生」プロジェクトとして、横浜国立大学青山学院大学の学生メンバーによる「お助けラーメン店フローチャート」、「当てて食べよう!駄菓子屋ベスト10」などのほか、就活イベントなどの企画が立案・実施された。

2019年3月6日には日本の食文化としてのラーメンを50年後、100年後の人々に言い伝えられる施設でありたいという想いから、史実に基づいた歴史調査や食育・ラーメン文化の普及に向けた体験プログラムに力を入れるべく、2019年10月より1階部分の展示・体験エリアを増床。新横浜ラーメン博物館の新たな体験エリアとして、中国で生まれた伝統的な製麺技法「青竹打ち」を用いた「青竹打ち 麺作り体験」がオープンした。

館内施設一覧

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B1に構築されているネオン街
1階 ラーメンの文化と歴史を学ぶ
  • 展示ギャラリー - 2019年10月リニューアルオープン
  • ミュージアムショップ
  • 青竹打ち 麺作りコーナー - 2019年10月17日オープン[3]
地下1階 ラーメンと夕焼けの街
  • 「CASA LUCA(カーザ ルカ)」 - 2023年6月6日~26日の期間限定
  • 「駄菓子屋 夕焼け商店」(駄菓子屋)
  • 「喫茶&すなっく Kateko」(喫茶&すなっく)2011年3月 - 現在
  • 占い
地下2階 ラーメンと夕焼けの街
  • こむらさき」(熊本)1994年3月 - 現在
  • 龍上海(りゅうシャンハイ)」(山形赤湯)2005年12月 - 現在
  • 「居酒屋りょう次」2015年4月 - 現在
  • 「琉球新麺 通堂(りゅうきゅうしんめん とんどう)」2015年11月 - 現在[注 2]
  • 「利尻らーめん 味楽(みらく)」(北海道 利尻島)2017年3月 - 現在
  • 来々軒」(浅草) 2020年10月 - 現在
  • 「環七 野方ホープ1994」(野方) 2023年3月2日 - 現在
  • 「鶴亀公園」(イベント広場)
2階〜7階・屋上
  • 駐車場

過去に出店した店舗

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  • 「大安食堂」(喜多方)1994年3月 - 1996年2月
  • 「爐(いろり)」(札幌)1996年3月 - 1996年9月
  • 「やよいそば」(飛騨高山)1996年5月 - 1997年3月
  • 「野方ホープ」(東京)1994年3月 - 1997年6月
  • 「匠(たくみ)」(オリジナル店舗)1997年3月 - 1997年9月
  • 「青葉」(旭川)1997年10月 - 1998年9月
  • 「あまからや」(オリジナル店舗)1999年6月 - 1999年8月
  • 「げんこつ屋」(東京)1994年3月 - 2000年4月
  • 「いのたに」(徳島)1999年9月 - 2000年5月
  • 一風堂」(福岡)1994年3月 - 2001年5月
  • 「通堂(とんどう)」(沖縄)2001年3月 - 2002年2月
  • 「新福菜館」(京都)1997年8月 - 2002年11月
  • 「八戸麺道 大陸」(青森)2002年3月 - 2003年2月
  • 六角家」(横浜)1994年3月 - 2003年5月
  • 「勝丸」(東京)1994年3月 - 2003年11月
  • 「らーはく厨房」(オリジナル店舗)2003年7月 - 2004年6月
  • 「魁龍(かいりゅう)」(久留米)2001年7月 - 2004年8月
  • 「らーめんの千草」(岩手久慈)2004年3月 - 2005年11月
  • 「中華そば 一力」(福井敦賀)2008年5月 - 2009年2月
  • 「欅(けやき)」(札幌)2004年12月 - 2009年3月
  • 蜂屋」(旭川)1999年11月 - 2009年8月
  • 「ふくちゃんらーめん」(福岡)2004年8月 - 2009年11月
  • 「牛乳屋食堂」(会津若松)2009年3月 - 2010年2月
  • 「らぁ麺 むらまさ」(佐賀唐津)2009年7月 - 2010年4月
  • 「麺翁百福亭」(オリジナル店舗)2010年4月 - 2010年5月
  • 「Bar 35ノット」(バー) - 2010年5月
  • 「マメさん」(函館)2000年6月 - 2011年2月
  • 「春木屋」(東京荻窪)2004年1月 - 2011年3月
  • 「中華そば 坂本」(岡山笠岡ラーメン)2010年3月 - 2011年4月
  • 「井出商店」(和歌山)1998年10月 - 1999年5月 / 2003年3月 - 2011年12月
  • 「らーめんの駅」(札幌)2009年4月 - 2012年8月
  • 「大砲ラーメン」(久留米)2009年12月 - 2013年1月
  • 「谷口食堂」(高知)2013年1月 - 2013年4月
  • 「IKEMEN HOLLYWOOD」(アメリカ)2013年4月 - 2014年6月
  • 「頑者(がんじゃ)」(埼玉川越)2010年6月 - 2014年9月
  • 「麺の房 砦(めんのぼう とりで)」(東京渋谷)2011年4月 - 2015年1月
  • 「かもめ食堂」(気仙沼)2012年2月 - 2015年4月
  • 「NARUMI-IPPUDO」(20周年企画)2014年10月 - 2015年5月
  • 「元祖 名島亭」(博多) 2015年2月 - 2017年2月
  • 「カーザルカ」(イタリア・ミラノ) 2015年5月 - 2017年1月
  • 「YUJI RAMEN」(ブルックリン・ニューヨーク)2017年3月 - 2018年9月
  • 「すみれ」(札幌)1994年3月 - 2004年10月 / 2012年8月 - 2018年12月
  • 「二代目げんこつ屋」(東京)2011年4月 - 2019年2月
  • スロットカーレーシング「アイリス」2011年12月 - 2019年5月
  • 支那そばや」(横浜戸塚)2000年3月 - 2019年12月
  • 「無垢-muku-ツヴァイテ」(ドイツ・フランクフルト)2014年6月 - 2020年6月
  • 「RYUS NOODLE BAR(リューズ ヌードル バー)」(カナダ・トロント) 2018年10月 - 2021年6月
  • 「八ちゃんラーメン」(博多 薬院)2019年3月6日[4] - 2022年10月30日

その他

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営業時間
  • 平日 11:00〜22:00
  • 土曜 11:00〜22:30
  • 日曜・祝日 10:30〜22:00
※ラストオーダーは閉館時間の30分前。
※日によって変更あり。
入場料
  • 大人  380円
  • 小学生・中学生・高校生 100円
  • シニア(60歳以上)100円
未就学児と障害者とその付添人は無料。
なお、ミュージアムショップを含む全ての施設は、入場しなければ利用できないエリアに存在する(そもそもパブリックエリアはほぼ無い)。
このほか6ヶ月パスなどが存在、3回通うと特別会員として1年間パスポートと(他の人を一緒に連れて入れる無料入場券やトッピング券など)特典を得られる。

交通

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館内イベント

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地下2階の鶴亀公園(イベント広場)では、「新横浜大道芸」として各パフォーマーによる手品ジャグリングバルーンパントマイムなどの本格的な大道芸のほか、紙芝居屋さんによる紙芝居芸、昭和歌謡ライブ、沖縄ライブなどの各種イベントが開催されている(2017年4月現在)。

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ その後、2001年伊勢佐木町「横濱カレーミュージアム」2007年3月31日閉館)が、2003年さいたま市南区「武蔵浦和ラーメンアカデミー」など各地で類似施設がオープンした。
  2. ^ 2001年3月~2002年2月の間、「新ご当地ラーメン創生計画」の一環として1年間の期間限定店として出店。2015年11月から「居酒屋 りょう次」にて3種類のラーメンを販売開始。

出典

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  1. ^ 滝見小路公式ホームページ2014年9月7日時点オリジナルアーカイブ 2014年9月7日閲覧
  2. ^ 新横浜ラーメン博物館公式ホームページ2014年9月7日時点オリジナルアーカイブ 2014年9月7日閲覧
  3. ^ 青竹打ち 麺作り体験”. 新横浜ラーメン博物館. 2019年11月10日閲覧。
  4. ^ 新店舗 博多・薬院「八ちゃんラーメン」3月6日(水)オープン!!”. 新横浜ラーメン博物館. 2019年2月12日閲覧。
  5. ^ 新横浜ラーメン博物館 中華街にユニーク広告「徒歩1時間59分」”. 東京新聞 (2016年4月3日). 2016年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月21日閲覧。

外部リンク

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