新宿コマ東宝
新宿コマ東宝 Shinjuku Koma Toho | |
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情報 | |
通称 | コマ東宝 |
正式名称 | 新宿コマ東宝 |
完成 | 1956年 |
開館 | 1956年12月28日 |
閉館 | 2008年12月31日 |
最終公演 | ALWAYS 三丁目の夕日 |
収容人員 | 586人 |
設備 | ドルビーデジタル |
用途 | 映画上映 |
運営 | 株式会社コマ・スタジアム |
所在地 |
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿コマ劇場地下1階 |
アクセス | 新宿駅東口より徒歩8分 |
新宿コマ東宝劇場(しんじゅくコマとうほうげきじょう)は、東京都新宿区歌舞伎町にあった、阪急阪神東宝グループの株式会社コマ・スタジアムが経営・運営していた映画館である。
概要
[編集]1956年12月28日、新宿コマ劇場のオープンとともに、同劇場の地下1階に併設された。千代田劇場→日劇東宝→日劇2(現・TOHOシネマズ日劇スクリーン2)系列の東宝邦画系チェーンである。1カ月に1作程度の割合で、新作が公開された。定員586人。1982年に改装オープン、同時に「コマダンスホール」を小劇場「シアターアプル」としてリニューアルオープンした。TOHOシネマズ系の映画館やシネマコンプレックス(総称:TOHO Theaters)とは異なり、全席指定・定員入替制を導入しなかった。 また、2008年11月より東宝の完全子会社に入ったがTOHO Theatersとは別の映画館として存在していた。
この劇場でシリーズ上映を貫いた作品
[編集]- 空の大怪獣ラドン(公開から2日後に当劇場がオープンした)
- 黒澤明監督(蜘蛛巣城から上映開始)
- おトラさんシリーズ
- 社長シリーズ(第4作「社長三代記」から上映開始)
- 駅前シリーズ
- 加山雄三の若大将シリーズ
- ゴジラシリーズ(第3作「キングコング対ゴジラ」から上映開始)
- ハナ肇とクレージーキャッツ主演シリーズ
- 国際秘密警察シリーズ(全5作)
- 山口百恵・三浦友和主演シリーズ(全12作)
- 青春の門シリーズ(全4作)
- 石坂浩二の金田一耕助シリーズ(全5作)
- たのきんトリオスーパーヒットシリーズ(全6作)
- 武田鉄矢の刑事物語シリーズ(全5作)
- 松田聖子主演シリーズ(全3作)
- 吉川晃司主演シリーズ(全4作)
- ホイチョイ・ムービーシリーズ(全5作)
- 夜逃げ屋本舗(3部作)
- 学校の怪談(全4作)
- リング(3部作)
- トリック劇場版(1作目、2作目)
- 着信アリ(1作目、2作目)
- 海猿 ウミザル(1作目、2作目)
- ALWAYS 三丁目の夕日(正編・続編)
- 東宝チャンピオンまつり
- ドラえもんシリーズ(旧作全25作。新シリーズも第3作まで上映した)
- クレヨンしんちゃんシリーズ(第2作から第16作まで)
- ポケットモンスターシリーズ(第2作、第4作から第10作まで)
- とっとこハム太郎シリーズ(第3作まで)
劇場の終焉
[編集]歌舞伎町地区の東宝邦画系の基幹劇場として親しまれた『新宿コマ東宝』だったが、入居している新宿コマ劇場の老朽化と隣接している新宿東宝会館(新宿プラザ劇場が入居していた)を含めた歌舞伎町一帯の再開発も重なり、2008年12月31日をもって閉館となった(コマ東宝での最後の封切作品は同年11月15日から上映の『ハッピーフライト』を12月19日まで本興行した)。
12月20日から31日の12日間、閉館イベント『さよならコマ東宝 想い出の東宝名作映画フェア』を開催した。料金は500円均一で、定員入替制を導入した。
- 12月20日:『雪国(1957)』
- 12月21日:『喜劇・駅前旅館』
- 12月22日:『放浪記(1962)』
- 12月23日:『椿三十郎(1962)』
- 12月24日:『アルプスの若大将』
- 12月25日:『ひばりのすべて』
- 12月26日:『駅 STATION』
- 12月27日:『細雪』
- 12月28日:『マルサの女』
- 12月29日:『踊る大捜査線 THE MOVIE』
- 12月30日:『世界の中心で、愛をさけぶ』
が上映され、最終日の12月31日には『ALWAYS 三丁目の夕日』の上映を最後に、52年間の歴史に幕を閉じた。
新宿地区には、新宿バルト9(ティ・ジョイ/TOHOシネマズ共同経営)や新宿ピカデリー(松竹マルチプレックスシアターズ直営)など、都心型シネマコンプレックスが開館しており、こうしたシネコンによって映画興行も変貌、興行体制を見直すことが要因となった。
外部リンク
[編集]- 株式会社コマ・スタジアム - 運営会社
- 東宝株式会社
- 新宿コマ東宝/MOVIEシアターアプル - 「港町キネマ通り」サイト内(2002年8月取材のもの)