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新宮神社 (甲賀市信楽町長野)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新宮神社
所在地 滋賀県甲賀市信楽町長野1151-1
主祭神 素戔嗚尊櫛稲田姫尊大山津見神
社格郷社
創建 霊亀元年(715年)9月
例祭 例大祭(5月)
主な神事 祇園祭 花振神事(7月)
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新宮神社(しんぐうじんじゃ)は、滋賀県甲賀市にある神社。旧社格郷社。紫香楽一乃宮とも呼ばれている。

祭神

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歴史

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当社は霊亀元年(715年)9月に長野東出の滝谷(信楽高原鐵道信楽駅の南東)に創建されたという[1]。それ以来、信楽町大字長野、神山、江田、小川の産土神として尊崇され、新宮大明神とも尊称された。また、近衛家を始めとして近江国守護大名六角氏等の信仰も篤く、代々当社に神領等の寄進があった[2]

南北朝時代建武3年(1336年)に兵火で焼失するが、その後再建された。江戸時代初期に現在地に移転する[3]が、後に大風のために本殿が大破する。

寛文2年(1662年)12月24日に再建されたが、その後寛保3年(1743年)11月19日に再建されている[4][注 1]

1876年明治9年)10月に村社に列せられると、1913年大正2年)4月10日には神饌幣帛料供進神社に指定されている。1915年(大正4年)5月30日に信楽町大字長野字西出、字川東にそれぞれ「山神社」として二社鎮座していた大山津見神を合祀している[5]

1924年(大正13年)には郷社に昇格した[6]

信楽町長野の愛宕山山頂には境外摂社として愛宕神社・陶器神社・秋葉神社があるが、そのうちの愛宕神社から、慶長8年(1603年)に徳川家康によってその御分霊が江戸に移され現・東京都港区愛宕神社が創建されている[7]

境内

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  • 本殿 - 寛保3年(1743年)11月19日に再建。
  • 幣殿
  • 中門
  • 舞殿
  • 祭具庫
  • 清々館
  • 斎館
  • 社務所

摂末社

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  • 御神木社
  • 大國社 - 祭神:大国主大神。田所神社とも呼ばれる。
  • 神武社
  • 境外社

文化財

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県選択無形民俗文化財

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  • 甲賀の祇園花行事 - 14箇所あり各保存会によって守られている。そのうちの「新宮神社の花振神事」が当社で行われる。

甲賀市指定有形文化財

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祭事

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  • 5月 例大祭 
  • 7月 祇園祭 花振神事 
  • 7月 しがらき 火祭り

アクセス

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脚注

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注釈

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  1. ^ 新宮神社ホームページの「ご由緒」には当社の再建された日として「寛文3年(1663年)11月19日」とある。その一方で「歴史・資料」には寛文2年(1662年)12月24日と寛保3年(1743年)11月19日の2度再建されたとある。

出典

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外部リンク

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