新井高子
表示
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2024年12月) |
新井 高子(あらい たかこ、1966年 - )は、日本の詩人、批評家。
人物
[編集]群馬県桐生市生まれ。生家は桐生市の伝統産業である織物工場を営む[1]。桐生女子高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。埼玉大学教授。詩誌『ミて』編集人(ミて・プレス、1998年 - )。
「声」の自在性や越境性に注目した詩の創作を続けるほか、唐十郎戯曲や口承文芸に関する批評や論考、エッセイ等を執筆。土地と声のプロジェクトとして、東日本大震災被災地で書籍や映画を制作。
英訳詩集『Factory Girls』が第1回Sarah Maguire Prize最終候補となるほか、アイオワ大学国際創作プログラム2019、ロッテルダム国際詩祭2022、ベルリン国際詩祭2023、臺北詩歌節2024等に招待されるなど、国際的にも活躍している。
受賞歴
[編集]- 2008年、詩集『タマシイ・ダンス』で第41回小熊秀雄賞。
- 2021年、映画『東北おんばのうた ――つなみの浜辺で』(監督:鈴木余位、企画制作:新井高子)で山形国際ドキュメンタリー映画祭2021アジア千波万波部門入選。
- 2022年、戯曲評論『唐十郎のせりふ ――二〇〇〇年代戯曲をひらく』で第32回吉田秀和賞。
詩集
[編集]評論
[編集]- 『唐十郎のせりふ ――二〇〇〇年代戯曲をひらく』(幻戯書房、2021年)
編著書
[編集]- 『東北おんば訳 石川啄木のうた』(未來社、2017年)
翻訳
[編集]英訳詩集
[編集]- 『Factory Girls』(Edited by Jeffrey Angles, Action Books, 2019)(単著)
- 『Poet to Poet ――Contemporary Women Poets From Japan』(Edited by Rina Kikuchi & Jen Crawford, Recent Work Press, 2017)(共著)
スペイン語訳詩集
[編集]- 『Takako Arai Poemas escogidos』(Traducciones: Aurelio Asiain, Sandra Morales Munoz, Julieta Marina Herrera, Mi'Te Press, 2019)(単著)
映画
[編集]- 『東北おんばのうた ――つなみの浜辺で』(監督:鈴木余位、企画制作:新井高子、英語字幕監修:Kendall Heitzman、2020、80分)
派生作品
[編集]- 『箏独奏と箏群のための協奏曲 Ⅰ.谷蟆 Ⅱ.アメノウズメ』(詩:新井高子、作曲:新実徳英、歌と演奏:深海さとみ+深海合奏団、於:紀尾井ホール、2023)
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “新井高子 | アーティストプロフィール | ラジオデイズ”. www.radiodays.jp. 2024年12月1日閲覧。