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新カトリック大事典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新カトリック大事典
編集者 新カトリック大事典編纂委員会
発行日 第1巻:1996年
第2巻:1998年
第3巻:2002年
第4巻(別冊付き):2009年
別巻:2010年
発行元 研究社
ジャンル 事典
日本
言語 日本語
形態 上製本B5変型判
ページ数 第1巻:1300
第2巻:1300
第3巻:1664
第4巻:1550、別冊:438
別巻:435
公式サイト 第1巻 - 研究社
コード 第1巻:ISBN 978-4-7674-9011-3
第2巻:ISBN 978-4-7674-9012-0
第3巻:ISBN 978-4-7674-9013-7
第4巻:ISBN 978-4-7674-9014-4
別巻:ISBN 978-4-7674-9015-1
ウィキポータル キリスト教
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新カトリック大事典』(しんカトリックだいじてん)は、研究社が出版している大事典。カトリックについてはもとよりキリスト教全般さらには関連する諸分野などの広範な事項を掲載していて[1]、キリスト教を中心にした百科事典ともいうべき内容を持つ[2]1996年に第1巻が刊行され、1998年に第2巻、2002年に第3巻、2009年に最終巻である第4巻が刊行された[3]判型はB5変型判で、第1巻と第2巻は各1300頁。第3巻は1664頁。第4巻は1550頁で別冊として438頁の総索引を付す。総項目1万5千を専門家900名が[4]すべて署名入りで執筆し、ほとんどの項目で参考文献を掲載している。第1巻巻頭にヨハネ・パウロ2世が自筆の「教皇メッセージ」を寄せている[5]。2010年には別巻が出版された。別巻は435頁で、人名・地域名を中心とした各項目の補遺、および一覧表や年表などの資料集からなる。

編纂

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1977年11月に準備委員会が初会合を開き、1979年に正式発足した「学校法人上智学院 新カトリック大事典編纂委員会」が編纂にあたった。編纂委員会の委員長は1979年から1991年までペトロ・ネメシェギハンガリー語版が務め、その後高柳俊一が引き継ぎ[2]、2010年に全4巻および別巻1巻を完成させた。

高柳は編纂委員会の委員長として、大事典完結と相前後して開始された電子化にもあたり、2016年に『新カトリック大事典』電子版を刊行した[6]。電子版は研究社が運営するインターネット上の有料辞書サービスサイトKODで利用できる[7][8]。電子版は2018年から2023年2月現在まで毎年4月に更新している[9]

略年譜

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  • 1977年11月、準備委員会が初会合を開く。
  • 1979年2月、「学校法人上智学院 新カトリック大事典編纂委員会」が正式発足する。ペトロ・ネメシェギハンガリー語版が編纂委員会の委員長に就任する。
  • 1991年4月、ネメシェギが編纂委員会の委員長を辞任し、高柳俊一が委員長に就任する。
  • 1994年3月、ヨハネ・パウロ2世が自筆の「教皇メッセージ」を寄せる。
  • 1996年6月、第1巻が刊行される。
  • 1998年8月、第2巻が刊行される。
  • 2002年8月、第3巻が刊行される。
  • 2009年4月、最終巻である第4巻(別冊の総索引を付す)が刊行される。
  • 2010年9月、別巻(補遺・資料集)が出版される。
  • 2016年10月、インターネット上の有料辞書サービスサイトKOD(研究社オンラインディクショナリ)で、追加オプションとして利用可能になる。
  • 2017年4月、KODで『新カトリック大事典』が単独で利用可能になる。

脚注

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  1. ^ 例えば「自然科学関係項目案内 事項」(『新カトリック大事典』電子版、研究社)を参照。2021年3月10日閲覧。
  2. ^ a b 高柳俊一 (1996年3月). “まえがき”. Sophia University, 研究社. 2019年9月24日閲覧。
  3. ^ 新カトリック大事典 研究社
  4. ^ 新カトリック大事典 I 研究社
  5. ^ ヨハネ・パウロ2世教皇メッセージ」(「1994年3月23日 ヴァティカンにおいて」)『新カトリック大事典』第1巻、研究社、巻頭。
  6. ^ 高柳俊一 (2016年10月). “『新カトリック大事典』 電子版刊行にあたって”. Sophia University, 研究社. 2019年9月24日閲覧。
  7. ^ KOD 研究社
  8. ^ 『新カトリック大事典』がオンラインで利用可能に 日本のキリスト教事典類で初 CHRISTIAN TODAY (2016年11月4日).
  9. ^ 過去のお知らせ」「新着情報」研究社。2023年2月20日閲覧。

外部リンク

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