山本芳久 (哲学者)
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生誕 |
1973年 日本 |
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地域 | 哲学 |
研究分野 |
トマス・アクィナス 哲学 キリスト教 神学 宗教学 |
影響を受けた人物
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山本 芳久(やまもと よしひさ、1973年 - )は、日本の哲学者[1]。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は哲学・倫理学(西洋中世哲学、イスラーム哲学)、キリスト教学[1]。
神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。千葉大学文学部准教授、アメリカ・カトリック大学客員研究員などを経て、東京大学大学院総合文化研究科教授[2]。2018年、『トマス・アクィナス 理性と神秘』でサントリー学芸賞を受賞。
略歴
[編集]学歴
[編集]経歴
[編集]著書
[編集]単著
[編集]- 『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』 知泉書館、2013年
- 『トマス・アクィナス 肯定の哲学』 慶應義塾大学出版会、2014年
- 『トマス・アクィナス 理性と神秘』 岩波新書、2017年
- 『世界は善に満ちている トマス・アクィナス哲学講義』 新潮選書、2021年
- 『キリスト教の核心をよむ』NHK出版、2021年
- 『NHK「100分de名著」ブックス アリストテレス ニコマコス倫理学「よく生きる」ための哲学』NHK出版、2024年
共著
[編集]- 『nyx2号』堀之内出版、2015年
- 『中世における制度と知』 知泉書館、2016年
- 『続・ハイデガー読本』 法政大学出版局、2016年
- 『分断された時代を生きる』 白水社、2017年
- 『nyx4号』(担当:第一特集「開かれたスコラ哲学」主幹) 堀之内出版、2017年
- 『キリスト教講義』 若松英輔と、文藝春秋、2018年/文春学藝ライブラリー、2023年6月
- 『危機の神学 「無関心というパンデミック」を超えて』若松英輔と、文藝春秋、2021年
訳書
[編集]論文
[編集]- 「岩下壮一の神学思想: 『信仰の遺産』を読む」キリスト教文化研究所紀要 (34), 47-67, 2016-03-18
- 「存在論的倫理学の試み : シュペーマン『幸福と仁愛』を読む」UP 45(2), 6-12, 2016-02
- 「信仰・理性・伝統 : トマス・アクィナスのユダヤ人観を手がかりに (第六回学術大会報告) -- (シンポジウム 論争としての啓蒙)」京都ユダヤ思想 (5), 77-95, 2015-06
- 「三大一神教の比較思想的研究へ向けて : 中世哲学の現代性 (特集 一神教vs多神教?)」福音と世界 69(3), 14-20, 2014-03
- 「トマス・アクィナスの感情論 : 「肯定の哲学」の基礎づけ」カトリック研究 (82), 35-90, 2013
- 「『神学大全』の完結性と未完結性」創文 (8), 7-9, 2012
- 「トマス・アクィナスにおける感情の存在論 : 神に「感情」は存在するか」哲学雑誌 127(799), 74-97, 2012
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』岩波新書〈岩波新書〉、2017年12月20日、著者紹介頁。ISBN 978-4-00-431691-6。
- ^ 世界は善に満ちている: トマス・アクィナス哲学講義 (新潮選書)
- ^ “山本 芳久 - 研究者 - researchmap”. researchmap.jp. 2018年9月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 山本芳久 (@201yos1) - X(旧Twitter)
- 山本 芳久 - 研究者 - researchmap