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斎藤綾子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

斎藤 綾子(さいとう あやこ、1958年4月7日 - )は、東京都出身の小説家エッセイスト武蔵野美術大学工芸デザイン科卒業。 

作風

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大学在学中に、雑誌『宝島』に投稿した短編が編集部の目に留まり、同誌上で『性体験時代』というタイトルで連載が始まる。1981年、それらをまとめた『愛より速く』(刊行当時は『愛より速く 二十三歳、性の自叙伝』というタイトルでJICC出版局より出版、現在は新潮文庫)が出版。その赤裸々な性体験の告白で、世間に衝撃を与えたが、文体はあくまであっけらかんとして軽妙であり、それは後に続く作品群にも共通している。

自らをバイセクシュアルカミングアウトしており、レズビアンをモチーフにした作品や、他にもSMなどアブノーマルな性を描いている。女性にも受け入れられているポルノ作家である。

20歳の時に結核を患った経験がある(『結核病棟物語』という小説にしている)。

スキューバダイビングといった趣味を持ち、小笠原諸島を何度か訪れており、ここを舞台にした作品も書いている。

エッセイのみならず、小説中にも「斎藤綾子」が主人公として登場し、私小説的に読ませる作品が多い。

執筆活動のほかに、雑誌などでコメントを寄せることもあるが、本人がメディアに露出することはほとんどない。

著書

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  • 『愛より速く 二三歳、性の自叙伝』(1981年JICC出版局)のち新潮文庫 
  • 『結核病棟物語』(1989年思想の科学社)のち新潮文庫 
  • ルビーフルーツ 恋愛小説集』(1992年双葉社)のち新潮文庫 
  • 『スタミナ!』(1995年毎日新聞社)のち幻冬舎文庫 
  • 『ヴァージン・ビューティ』(1996年新潮社)のち文庫 
  • 『フォーチュンクッキー』(1998年幻冬舎)のち文庫 
  • 『知らない何かに会える島 小笠原リピーター物語』(2000年、愛育社)のち幻冬舎文庫 
  • 『良いセックス悪いセックス』(2001年、幻冬舎)のち文庫 
  • 『欠陥住宅物語』(2003年、幻冬舎)のち文庫 
  • 『ハッスル、ハッスル、大フィーバー!!』(2006年、幻冬舎)「マイウェイ わたしが自分のお墓を作ろうと思った3つの理由」文庫 
  • 『マイウェイ わたしが自分のお墓を作ろうと思った3つの理由』2007 (幻冬舎文庫)
  • 「失われたファルスを求めて ― 木下惠介「涙の三部作」再考」、長谷正人/中村秀之編『映画の政治学』、青弓社、2003年 所収。

共著

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関連項目

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外部リンク

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