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数学能力検定試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

数学能力検定試験(すうがくのうりょくけんていしけん)は、数理検定協会が実施していた数学算数の能力検定である。略称はTOMAC(トマック、Test of Mathematical Competence)。

数理検定協会は2017年に特定非営利活動法人の認証を取り消されており[1]、2023年現在は実施が確認されていない。

概要

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TOMACは1994年、民間の算数・数学の検定事業機関である数理検定協会により研究・開発された。2004年に学力低下、失業率、ニート等の社会問題を懸念し、個人受験を開始した。同年7月には厚生労働省の「若年者就職基礎能力修得支援事業(YESプログラム)」認定試験となった。

TOMACは、学校教育で学習する内容の力を問う「数学(算数)能力」の分野と、数学の問題におけるひらめき・センスを問う「数学的潜在能力」分野に分かれており、その2つの分野を絶対評価により測定する。数学(算数)の一般的な問題のほか、音声を聴いて解くリスニング問題、右脳を刺激する潜在能力の問題で構成されている。

受験グレード

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検定級にあたる「受験グレード」は AI・AII・AIII・BI・BII・CI・CII・CIII・Dの9段階がある。大まかな区分であるA・B・C・Dは、学校教育における小学校中学校高等学校大学の水準にそれぞれ対応している。年齢・性別等の制限はないが、実用数学技能検定などと異なり、同時に複数のグレードを受験することはできない。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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