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銭形平次 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
敦盛哀歌から転送)
「敦盛哀歌/銭形平次」
舟木一夫シングル
A面 敦盛哀歌
B面 銭形平次
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 敦盛哀歌
村上元三(作詞)
古賀政男(作曲)
銭形平次
関沢新一(作詞)
安藤実親(作曲)
舟木一夫 シングル 年表
今日かぎりのワルツ
(1966年)
敦盛哀歌/銭形平次
(1966年)
踊ろうぼくと
(1966年)
テンプレートを表示

銭形平次」(ぜにがたへいじ)は、1966年5月にリリースされた舟木一夫の38枚目のシングル。

A面曲は「敦盛哀歌」(あつもりあいか)だったが、二つ折りで両曲のダブルジャケットとなっており、事実上は「銭形平次」との両A面扱いだった。

解説

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大川橋蔵主演の『銭形平次』(フジテレビ)の主題歌として使用された。時期によってアレンジが異なる。

  • 第1話(1966年)から第364話(1973年)までと、第417話(1974年)から第571話(1977年)までは阿部皓哉が担当。なお、第520話(1976年)から第571話までは、519話までのタイトルバックのBGMをイントロに据えてエレキギターを多用したジャズ調のバージョンが使用された。
  • 第365話(1973年)から第416話(1974年)まで山路進一が担当。メロディはオリジナルに準じている。
  • 第572話(1977年)から第886話(1984年)まで津島利章の編曲。テンポの速い、現代的な曲調となった。
  • 最終回の第888話(1984年)では、オリジナルのフルサイズが使用された。

A面曲の「敦盛哀歌」(あつもりあいか)は、1966年のNHK大河ドラマ源義経』で舟木が平敦盛役を演じたことに因んで企画され、同作の脚本を手がけた村上元三が自ら作詞したものだった。また村上にとっては初の歌謡曲の作詞であった。

1978年4月には、「歌謡舞踊シリーズ」として、「敦盛哀歌」の振付を同梱したものが再発売された。

収録曲

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  1. 敦盛哀歌(4分7秒)
    作詞:村上元三/作曲:古賀政男/編曲:安藤実親
  2. 銭形平次(2分55秒)
    作詞:関沢新一/作曲・編曲:安藤実親

カバー

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北大路欣也
テレビ時代劇『銭形平次』(北大路欣也版)主題歌。津島利章による編曲。
1991年7月25日、徳間ジャパンコミュニケーションズより発売された。
チームZ
びっくりぱちんこ 銭形平次 with チームZ オリジナル・サウンドトラック』収録。
福山雅治
魂リク』収録。

備考

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舟木は、『銭形平次』に俳優として出演している。

  • 第3話「謎の夫婦雛」(1966年)
  • 映画版(1967年)
  • 第192話「春の風来坊」(1970年)
  • 第233話「恋文悲願」(1970年)
  • 第271話「虚無僧絵図」(1971年)
  • 第323話「その名は呼べない」(1972年)
  • 第394話「上州無宿鉄次郎」(1973年)
  • 第888話(最終話)「ああ十手ひとすじ!!八百八十八番大手柄」(1984年)

なお、第394話以外の主題歌は阿部皓哉が編曲している。

清水ミチコの持ちネタに、本曲と『水戸黄門』の主題歌「ああ人生に涙あり」を同時に演奏するというものがある[1]

脚注

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  1. ^ 清水ミチコ「さあ、CMソングで遊ぼうよ」『広告批評』1992年9月号、13頁。NDLJP:1853122/8