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押山清高

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おしやま きよたか
押山 清高
生年月日 (1982-01-03) 1982年1月3日(42歳)
出生地 日本の旗 日本福島県
職業
ジャンル テレビアニメアニメ映画
事務所 スタジオドリアン
主な作品
監督
ルックバック
デザイナー
受賞
報知映画賞
アニメーション作品賞

2024年ルックバック
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押山 清高(おしやま きよたか、1982年1月3日 - )は、日本のアニメーション監督アニメーターデザイナー。スタジオドリアン代表取締役[1]福島県出身。

来歴

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アニメスタジオ・ジーベックアニメーターとして入社後、2004年蒼穹のファフナー』で原画として参加する。その後、フリーランスとなる。

2007年の『電脳コイル』で初の作画監督を担当[注 1][2]。その仕事で注目を集め、業界に名を知られるようになると、以降『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』など、数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わることになった[2][3]

2011年の『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』ではアニメーションディレクターを務め、2014年の『スペース☆ダンディシーズン2』第18話では脚本・絵コンテ・演出・原画などを一人で担当する[1][2]

2016年、『フリップフラッパーズ』にて、テレビシリーズ初監督を務めた[4][5][6]。また、2018年公開の新シリーズ映画『フリクリ2』『フリクリ3』では、メカニックデザインを手がける[7]

2017年に永野優希とともにスタジオドリアンを設立[2]。作品制作に加え、スタジオドリアン添削室も運営する[1]

2018年の湯浅政明監督の『DEVILMAN crybaby』では、監督のオファーで悪魔側のデザインを担当した[8]

世界最大のアニメーション映画祭として知られるアヌシー国際アニメーション映画祭2019の日本アニメーション特集「NEW MOTION -the Next of Japanese Animation-」で若手クリエイター26人の一人として選出された[9]

作風

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作品の性質に合わせた職人的能力と、視聴者を楽しませる独自的作画手法を併せ持つアニメーター[3]。 他の作家の作品参加の際には作画の幅の広さを見せつける[3]。またアニメーションが本来持つ動きの魅力を前面に出したシンプルな線表現から躍動感を生み出すその作画は、見る人に絵が生きているように見えるということを再確認させる[3]

参加作品

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テレビアニメ

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2004年
2005年
2006年
2007年
2009年
2014年
  • スペース☆ダンディ - いつもな宇宙人たちのデザイン(1話・2話・4話・5話)、ゲスト宇宙人デザイン(7話)、メカデザイン(13話)、作画監督/原画(9話)
  • スペース☆ダンディ シーズン2 - 脚本/美術設定/ゲストキャラデザイン/絵コンテ/演出/作画監督/原画/動画(18話)、いつもな宇宙人たちのデザイン(19話)、ゲスト宇宙人デザイン(15話)、原画(22話・26話)
  • 天体のメソッド - 原画(13話)
2016年
  • フリップフラッパーズ - 監督、脚本(7話)、絵コンテ(OP・ED・1話・2話・7話・10話・11話・12話・13話、演出(OP・ED・1話・13話)、作画(ED)、原画(1話・4話・5話・7話・13話)、第二原画/動画(13話)
2017年
2020年
2022年

劇場アニメ

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2005年
2007年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2017年
2018年
2020年
2024年
  • ルックバック - 監督、脚本、キャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督・原動画・製作[11]

OVA・Webアニメ・配信

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2006年
2008年
2018年
  • DEVILMAN crybaby - デビルデザイン、絵コンテ(5話)、演出(5話)、作画監督(5話・8話)
2021年
2023年
2024年

PV

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CM

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  • 花王 アタックZERO エヴァンゲリオン限定コラボレーションムービー 動画広告(2020年)- アニメーション監督・絵コンテ・演出・原画
  • ロッテ・ガーナチョコレート「ガーナ Gift篇」(2021年) - キャラクターデザイン・作画監督

出版物

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画集・絵コンテ集

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  • 神技作画シリーズ『作画添削教室』(KADOKAWA、2019年5月30日発売)ISBN 978-4-04-604163-0
  • 神技作画シリーズ『押山式作画術』(KADOKAWA、2021年6月21日発売)ISBN 978-4-04-605038-0

脚注

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注釈

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  1. ^ 第5話「メタバグ争奪バスツアー」。

出典

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  1. ^ a b c 井上俊之×押山清高 「スーパーアニメーターたちが語る、アニメーターとして活躍していくための基礎技術」『アニメ制作者たちの方法―21世紀のアニメ表現入門』のための補足資料 第1回”. かみのたね. フィルムアート社 (2019年2月26日). 2021年11月4日閲覧。
  2. ^ a b c d “TAAF2019上映作品 シンポジウム① アニメーションのデジタル化に伴うアニメーターの将来像を探る”. 日本動画協会. (2021年3月12日). https://animefestival.jp/screen/list/2019panel1/ 2021年11月4日閲覧。 
  3. ^ a b c d 「edge2 concept magic」発売記念! 足立慎吾×押山清高×中武哲也×ファンズちゃん(CV:小見川千明)スペシャルトークイベント!”. SankeiBiz. 産経デジタル (2019年8月9日). 2021年11月4日閲覧。
  4. ^ アニメ「フリップフラッパーズ」新キービジュアル公開”. ニュースウォーカー. 2017年7月30日閲覧。
  5. ^ アニメーションブートキャンプ2015 京都” (PDF). 文化庁 (2015年8月4日). 2021年9月10日閲覧。
  6. ^ 「フリップフラッパーズ」10月スタートの新作アニメ キービジュアル公開”. アニメ!アニメ!. 2017年7月30日閲覧。
  7. ^ アニメ「フリクリ」の続編・劇場版「フリクリ2」の2018年全国公開が決定、さらに「フリクリ3」制作も”. GIGAZINE. 2017年7月30日閲覧。
  8. ^ 永井豪×湯浅政明が『DEVILMAN crybaby』を語る! 主人公は不動明…ではない?!”. KAI-YOU.net. 株式会社カイユウ (2017年3月25日). 2021年11月4日閲覧。
  9. ^ アヌシー映画祭、20年ぶりに日本が名誉国に選出 若手作家中心に“最新日本アニメ”特集”. アニメハック. エイガ・ドット・コム (2019年4月18日). 2021年11月4日閲覧。
  10. ^ アニメ『チェンソーマン』公式サイト”. 2021年6月27日閲覧。
  11. ^ ルックバック:「チェンソーマン」藤本タツキの話題作がアニメ化 劇場版アニメが6月28日公開 監督は押山清高」『まんたんウェブ』MANTAN、2024年2月14日。2024年2月12日閲覧。
  12. ^ “太田垣康男×Netflix「MAKE MY DAY」2023年2月配信、音楽は牛尾憲輔”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年9月25日). https://natalie.mu/comic/news/495017 2022年9月25日閲覧。 
  13. ^ 鈴木央「ライジングインパクト」Netflixでアニメ化!久野美咲、花守ゆみりら出演」『コミックナタリー』ナターシャ、2023年12月8日。2023年12月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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