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抗菌剤の年表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

抗菌剤年表(こうきんざいのねんぴょう)は、抗菌剤(感染症治療剤)に関する年表である。表示年は抗生物質などが上市され、医療現場で使用され始めた年である(日本に限定されない)。

  • 1911年 - サルバルサンが世界初の合成抗菌剤として45歳の農夫に処方された(NEJM)。
  • 1935年 - プロントジルが世界初のサルファ剤系合成抗菌薬として発表された。
  • 1939年サルファ剤スルファセタミド(sulfacetamide)が開発された。
  • 1940年 - サルファ剤、スルファメチゾール(sufamethizol)が開発された。
  • 1942年
  • 1943年 - サルファ剤、スルファメラジン(sulfamerazine)が開発された。
  • 1944年 - 最初のアミノグリコシド系抗生物質ストレプトマイシン(streptomycin:SM)が開発された。
  • 1947年 - サルファ剤、スルファジアジン(sulfadiazine)が開発された。
  • 1948年テトラサイクリン系抗生物質、クロロテトラサイクリン(chlortetracycline;オーレオマイシン、aureomycin)が開発された。
  • 1949年
  • 1950年
    • テトラサイクリン系抗生物質、オキシテトラサイクリンoxytetracyclineOTC)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、ペニシリンG・プロカイン(ペニシリンG プロカイン塩、penicillin G procaine)が開発された。
  • 1952年マクロライド系抗生物質エリスロマイシン(erythromycin:EM)が開発された。
  • 1954年 - ペニシリン系抗生物質、ベンジルペニシリン・ベンザチン(ベンジルペニシリン ベンザチン塩、benzathine penicillin)が開発された。
  • 1955年 - マクロライド系抗生物質、スピラマイシン(spiramycin:SPM)が開発された。
  • 1955年
    • クロラムフェニコール系抗生物質、チアムフェニコール(tiamphenicol)が開発された。
    • グリコペプチド系抗生物質、バンコマイシン(vancomycin:VCM)が開発された。
  • 1956年 - ペニシリン系抗生物質、フェノキシメチルペニシリンphenoxymethylpenicillin;Penicillin V)が開発された。
  • 1958年
  • 1959年 - ストレプトグラミン系抗生物質、バージニアマイシンvirginiamycin)が開発された。
  • 1960年
  • 1961年
    • ペニシリン系抗生物質、アンピシリン(ampicillin:ABPC)が開発された。
    • アミノグリコシド系抗生物質、スペクチノマイシン(spectinomycin:SPCM)が開発された。
    • スルファメトキサゾール-トリメトプリム(ST合剤:STsulfamethoxazoleSMX/trimethoprimTMP)が開発された。
  • 1962年
  • 1963年
    • フサファンギン(fusafungine)が開発された。
    • テトラサイクリン系抗生物質、ライムサイクリン(lymecycline)が開発された。
  • 1964年
  • 1966年 - テトラサイクリン系抗生物質、ドキシサイクリン(doxycycline:DOXY)が開発された。
  • 1967年
  • 1968年 - リンコマイシン系抗生物質、クリンダマイシン(clindamycin:CLDM)が開発された。
  • 1970年セファロスポリン系抗生物質、セファレキシン(cephalexin:CEX)が開発された。
  • 1971年
    • セファロスポリン系抗生物質、セファゾリンcefazolinCEZ)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、ピヴァンピシリン(pivampicillin:PVPC)が開発された。
    • イミダゾール系抗原虫薬、チニダゾール(tinidazole)が開発された。
  • 1972年
    • ペニシリン系抗生物質、アモキシシリン(amoxicillin:AMPC)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフラジン(cefradine:CED)が開発された。
    • テトラサイクリン系抗生物質、ミノサイクリンminocyclineMINO)が開発された。
    • ストレプトグラミン系抗生物質、プリスチナマイシン(pristinamycin)が開発された。
  • 1973年フォスフォマイシン(fosfomycin:FOM)が開発された。
  • 1974年 - ペニシリン系抗生物質、タランピシリン(talampicillin:TAPC)が開発された。
  • 1975年
    • アミノグリコシド系抗生物質、トブラマイシン(tobramycin:TOB)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、バカンピシリン(bacampicillin:BAPC)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、チカルシリン(ticarcillin:TIPC)が開発された。
  • 1976年 - アミノグリコシド系抗生物質、アミカシン(amikacin:AMK)が開発された。
  • 1977年
    • ペニシリン系抗生物質、アゾシリン(azlocillin)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セファドロキシル(cefadroxil:CDX)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セファマンドール(cefamandole:CMD)が開発された。
    • セファマイシン系抗生物質、セフォキシチン(cefoxitin:CFX)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフロキシムcefuroximeCXM)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、メズロシリン(mezlocillin)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、ピブメシリナム(pivmecillinam:PMPC)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セファクロル(cefaclor:CCL)が開発された。
  • 1980年
    • セファマイシン系抗生物質、セフメタゾール(cefmetazole:CMZ)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフォタキシム(cefotaxime:CTX)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフスロジン(cefsulodin:CFS)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、ピペラシリン(piperacillin:PIPC)が開発された。
  • 1981年
    • ペニシリン系抗生物質とβラクタマーゼ阻害薬の合剤、アモキシシリン-クラブラン酸amoxicillinAMPC/clavulanic acid:CVAco-amoxiclav))が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフペラゾン(cefperazone)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフォチアム(cefotiam:CTM)が開発された。
    • オキサセフェム系抗生物質、ラタモキセフ(latamoxef:LMOX)が開発された。
    • アミノグリコシド系抗生物質、ネチルマイシン(netilmicin)が開発された。
  • 1982年
    • ペニシリン系抗生物質、アパラシリン(apalcillin)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフトリアキソンceftriaxoneCTRX)が開発された。
    • アミノグリコシド系抗生物質、ミクロノマイシン(micronomicin:MCR)が開発された。
  • 1983年
    • セファロスポリン系抗生物質、セフメノキシム(cefmenoxime:CMX)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフタジジム(ceftazidime:CAZ)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフトロキシム(ceftiroxime)が開発された。
    • キノロン系合成抗菌剤、ノルフロキサシン(norfloxacin:NFLX
  • 1984年
    • セファロスポリン系抗生物質、セフォニシド(cefonicid)が開発された。
    • セファマイシン系抗生物質、セフォテタンcefotetanCTT)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、テモシリン(temocillin)が開発された。
  • 1985年
    セファロスポリン系抗生物質、セフピラミド(cefpiramide:CPM)が開発された。
    • カルバペネム系抗生物質、イミペネム-シラスタチン(imipenem:IPM/cilastatin:CS;チエナム®)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、オフロキサシンofloxacinOFLX)が開発された。
  • 1986年
    • ムピロシンmupirocinMUP)が開発された。
    • モノバクタム系抗生物質、アズトレオナム(aztreonam:AZT)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質とβラクタマーゼ阻害剤の合剤、セフォペラゾン-スルバクタム(cefoperazone:CPZ/sulbactam:SBT)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質とβラクタマーゼ阻害剤の合剤、チカルシリン-クラブラン酸(ticarcillin/clavulanic acid:CVA)が開発された。
  • 1987年
    • ペニシリン系抗生物質とβラクタマーゼ阻害剤の合剤、アンピシリン-スルバクタムampicillinABPC/sulbactam:SBT)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、(cefiximeCFIX)が開発された。
    • マクロライド系抗生物質、ロキシスロマイシンroxithromycinRXM)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質、スルタミシリン(sultamicillin:SBTPC)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、シプロフロキサシンciprofloxacinCPFX)が開発された。
  • 1988年
    • マクロライド系抗生物質、アジスロマイシンazithromycinAZM)が開発された。
    • オキサセフェム系抗生物質、フロモキセフ(flomoxef:FMOX)が開発された。
    • アミノグリコシド系抗生物質、イセパシン(isepamicin:ISP)が開発された。
    • マクロライド系抗生物質、ミデカマイシン(midecamycin:MDM)が開発された。
    • 抗結核薬、リファペンチン(rifapentine)が開発された。
    • グリコペプチド系抗生物質、テイコプラニンteicoplaninTEIC)が開発された。
  • 1989年
    • セファロスポリン系抗生物質、セフポドキシム(cefpodoxime:CPDX)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、エンロフロキサシン(enrofloxacin)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、ロメフロキサシン(lomefloxacin:LFLX)が開発された。
  • 1990年
    • アミノグリコシド系抗生物質、アルベカシン(arbekacin:ABK)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフォジジム(cefozidime)が開発された。
    • マクロライド系抗生物質、クラリスロマイシン(clarithromycin:CAM)が開発された。
  • 1991年 - セファロスポリン系抗生物質、セフジニルcefdinirCFDN)が開発された。
  • 1992年
    • セファロスポリン系抗生物質、セフェタメト(cefetamet:CEMT)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフェピロム(cefpirome:CPR)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフェプロジル(cefprozil)が開発された。
    • セファロスポリン系抗生物質、セフェティブフェン(ceftibufen)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、フレロキサシン(fleroxacin:FLRX)が開発された。
    • カルバセフェム系抗生物質、ロラカルベフ(loracarbef:LCBF)が開発された。
    • ペニシリン系抗生物質とβラクタマーゼ阻害剤の合剤、ピペラシリン-タゾバクタム(piperacillin:PIPC/tazobactam:TAZ)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、ルフロキサシン(rufloxacin)が開発された。
  • 1993年
    • ブロデモプリム(brodimoprim)が開発された。
    • マクロライド系抗生物質、ジリスロマイシン(dirithromycin)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、レボフロキサシン(levofloxacin:LVFX)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、ナジフロキサシン(nadifloxacin:NDFX)が開発された。
    • カルバペネム系抗生物質、パニペネム-ペタミプロン(panipenem:PAPM/betamipron:BP)が開発された。
    • キノロン系抗菌剤、スパフロキサシンsparfloxacinSPFX)が開発された。
  • 1994年 - セファロスポリン系抗生物質、セフェピム(cefepime:CFPM)が開発された。
  • 1999年 - キノロン系抗菌剤、モキシフロキサシンMoxifloxacinMFLX)が開発された。
  • 2000年 - オキサゾリジノン系抗生物質、リネゾリド(linezolid)が開発された。
  • 2001年 - ケトライド系抗生物質、テリスロマイシンtelithromycinTEL)が開発された。
  • 2003年 - リポペプチド系抗生物質、ダプトマイシンdaptomycin)が開発された。
  • 2005年 - グリシルサイクリン系抗生物質、チゲサイクリンtigecycline)が開発された。
  • 2007年 - キノロン系抗菌剤、ガレノキサシンGarenoxacinGRNX)が開発された。
  • 2008年 -- キノロン系合成抗菌薬、シタフロキサシン(Sitafloxacin:STFX)が開発された。

関連項目

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