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慈恵病院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
慈恵病院
情報
正式名称 医療法人聖粒会 慈恵病院
英語名称 Jikei Hospital
前身 慈善診療所
琵琶崎聖母慈恵病院
標榜診療科 乳腺外科、内科、糖尿病代謝内科、内分泌内科、消化器内科、産婦人科、小児科、麻酔科
許可病床数 98床
一般病床:98床
機能評価 一般病院1(20~99床)(主たる機能):3rdG:Ver.2.0
開設者 医療法人聖粒会
管理者 蓮田 健(院長)
開設年月日 1898年
所在地
860-0073
熊本県熊本市西区島崎6丁目1番27号
位置 北緯32度48分42秒 東経130度41分20秒 / 北緯32.81167度 東経130.68889度 / 32.81167; 130.68889
二次医療圏 熊本
PJ 医療機関
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慈恵病院(じけいびょういん)は、熊本県熊本市西区にあるキリスト教カトリック)系の医療法人聖粒会が設置・運営する病院である。マスメディアなどで赤ちゃんポストと俗称される新生児保護施設「こうのとりのゆりかご」を設置、運営することで知られる。

名称が類似する東京慈恵会医科大学と関連施設は、本院と一切の関係を有さない。

1898年明治31年)10月に私立ハンセン病療養所待労院」と共に設立され、本院名誉院長蓮田晶一と前理事長兼院長蓮田太二はそれぞれ、戦前期の国文学者蓮田善明の長男と次男[1]である。

沿革

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組織・診療体制

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こうのとりのゆりかご

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2006年平成18年)12月15日に「こうのとりのゆりかご」の設置を熊本市に申請して2007年4月8日に許可された。2007年5月10日に、予期せぬ妊娠や赤ちゃんの将来を相談する窓口の「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」と同時に、運用を開始した。2007年から2013年11月までに相談を受けた事例やゆりかごの使用者のうち、「自分で育てることになったのが235件、特別養子縁組を実施したのが190件、乳児院に預けることになったのが28件と、あわせて453人のいのちが救われた」と、2014年に蓮田太二が述べた[7]

「こうのとりのゆりかご」の活動で公益財団法人社会貢献支援財団から平成26年度(2014年度)社会貢献者表彰「社会貢献の功績」[8]を受けた。

交通アクセス

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関連項目

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脚注

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  1. ^ BLOGOS編集部 (2014年1月20日). “「赤ちゃんポスト」ができるまで〜慈恵病院・蓮田院長が語る 2/2”. BLOGOS (LINE Corporation). http://blogos.com/article/78275/?p=2 2016年10月28日閲覧。 
  2. ^ 「こうのとりのゆりかご」~赤ちゃんへの「愛着」という絆~
  3. ^ カトリック法では、人工妊娠中絶を行う者・その手助けをする者はその行為があった時点で自動的に破門となる(該当条文:Can. 1398 A person who procures a completed abortion incurs a latae sententiae excommunication.)。
  4. ^ Declaration on procured abortion, 18 November 1974(堕胎に関する教理聖省の宣言)”. www.vatican.va. 2020年11月4日閲覧。
  5. ^ 池端祐一朗「カトリックの教説から見る中絶問題――中絶に関わる諸事項の関連」『生存学研究センター報告[10』]”. 2022年3月11日閲覧。
  6. ^ 女性自身』第59巻第16号、光文社、2016年5月10・17日合併号、201-203頁。 
  7. ^ BLOGOS編集部 (2014年1月20日). “「赤ちゃんポスト」ができるまで〜慈恵病院・蓮田院長が語る 1/2”. BLOGOS (LINE Corporation). http://blogos.com/article/78275/ 2017年8月23日閲覧。 
  8. ^ 平成26年度 社会貢献者表彰受賞者 医療法人聖粒会 慈恵病院”. www.fesco.or.jp. 公益財団法人 社会貢献支援財団. 2020年3月14日閲覧。

外部リンク

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