コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

女性自身

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
女性自身
1967年2月20日号の広告
ジャンル 女性週刊誌
読者対象 女性
刊行頻度 週刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 380円 - 510円
出版社 光文社
編集長 田邉浩司
雑誌名コード 20301
刊行期間 1958年 - 現在
発行部数 24万3千 (2024年1月-2024年3月)[1]部(2024年1月 - 2024年3月日本雑誌協会調べ)
ウェブサイト https://jisin.jp/
テンプレートを表示

女性自身』(じょせいじしん)は、光文社から発売される女性週刊誌[2]。毎週火曜日発売。

概要・事件

[編集]
1958年12月12日号
  • 1958年創刊。創刊時はアメリカの『Seventeen』と提携したファッション雑誌であった。しかし、売り上げが伸びなかったことから、皇室ネタを中心とした女性週刊誌として大幅に方針転換されていった。
  • 1963年11月25日号で当週刊誌がBusiness Girlに代わる言葉として「OL」(Office Lady) を発表。
  • 1975年創刊のファッション誌『JJ』は女性自身増刊号から派生したものである。
  • 2009年から創刊50周年を記念し、ロゴ(題字)・装丁を変更。
  • 皇室報道において虚偽内容の記事を掲載したとして、宮内庁から複数回に渡って抗議や記事の訂正を求められている[3][4]
  • 2013年安倍晋三首相の夫人・昭恵が「首相公邸の台所を1000万円かけて改装するよう指示した」と報じたが、事実ではないとして安倍自身のフェイスブックにおいて訂正を求められた[5]
  • 2019年8月、海外の陰謀論系医療ブログをもとに「5Gムクドリが大量死した」と5Gに関する誤情報を報道した[2]。この情報はアメリカのファクトチェックサイトであるスノープスに「フェイク」と判定されているものであった[6]
  • 2020年3月24日・31日合併号に掲載された「コロナウイルスに負けないために 今、やめるべき薬」という記事に非難が殺到し、ヤフーのヘッドラインなどでは該当記事が削除された[7]
  • 2023年10月10日号の付録として同封されたバレーボール男子日本代表である高橋藍の特大ポスターについて、同代表の肖像権を管理・運用している日本バレーボール協会の許可なく発行されたものであるとして、同協会が抗議声明を出す事態になった[8][9][10]
  • 同年12月25日付で歌い手歌手Adoが素顔を公開すると報じる[11]。しかし、同日にAdoはX(旧Twitter)上で「こちらの記事は間違ったものです」と否定した[12]

主な関係者

[編集]

掲載作品

[編集]

小説・エッセイ

[編集]

漫画

[編集]

発行部数

[編集]
  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 522,233部[17]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 517,481部[17]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 519,464部[17]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 507,043部[17]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月)471,957部[17]
  • 2010年(2010年10月 - 2010年12月)421,382部[18]
  • 2013年(2013年7月 - 2013年9月)418,182部[19]
  • 2017年(2017年4月 - 2017年6月) 355,058部[20]
  • 2019年(2017年4月 - 2017年6月) 328,825部[21]
発行部数(2008年4月以降)(社団法人日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 466,017 部 465,610 部 459,375 部
2009年 451,100 部 456,919 部 449,928 部 436,334 部
2010年 427,884 部 427,673 部 415,325 部 421,382 部
2011年 409,684 部 390,300 部 394,417 部 405,410 部
2012年 393,425 部 397,917 部 420,900 部 423,059 部
2013年 410,000 部 416,117 部 418,182 部 444,159 部
2014年 407,909 部 400,559 部 399,828 部 388,942 部
2015年 380,424 部 384,891 部 379,400 部 373,642 部
2016年 367,000 部 365,017 部 361,025 部 360,300 部
2017年 355,433 部 355,058 部 351,633 部 349,900 部
2018年 345,058 部 340,225 部 339,055 部 336,909 部
2019年 328,825 部 328,300 部 328,045 部 327,118 部
2020年 323,417 部 316,855 部 320,700 部 310,364 部
2021年 298,282 部 291,564 部 285,810 部 284,036 部
2022年 281,280 部 268,267 部 263,260 部 259,660 部
2023年 257,236 部 256,050 部 253,310 部 247,150 部
2024年 243,209 部

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 日本雑誌協会. “印刷部数公表”. 2024年5月15日閲覧。
  2. ^ a b 福田瑠千代 (2019年8月28日). “「5Gでムクドリ大量死」デマ拡散 2018年にFacebookで流行したフェイクニュース”. ねとらぼ. ITmedia. 2024年9月17日閲覧。
  3. ^ 「女性自身」(平成22年6月29日号)の記事について”. 宮内庁 (2010年6月17日). 2012年9月2日閲覧。
  4. ^ 「女性自身」(平成24年5月1日号)の記事について”. 宮内庁 (2012年4月19日). 2012年9月2日閲覧。
  5. ^ 安倍晋三さんの写真アルバム”. 2013年2月2日閲覧。
  6. ^ Kasprak, Alex (2018年11月13日). “Did a 5G Cellular Network Test Cause Hundreds of Birds to Die?”. スノープス. https://www.snopes.com/fact-check/5g-cellular-test-birds/ 2024年9月17日閲覧。 
  7. ^ 『女性自身』記事“今やめるべき薬”が大炎上!「患者を殺す気か」
  8. ^ 光文社発行「女性自身」10月10日号について”. 日本バレーボール協会 (2023年10月13日). 2023年11月24日閲覧。
  9. ^ 人気沸騰中の男子バレーで思わぬ騒動 高橋藍の特大ポスター、女性誌が無断で発行 バレー協会声明「高橋選手も困惑」”. デイリースポーツ (2023年10月13日). 2023年10月14日閲覧。
  10. ^ 【バレー】高橋藍の特大ポスター無断発行に日本協会が抗議「事前相談なく…」”. 東京スポーツ (2023年10月13日). 2023年10月14日閲覧。
  11. ^ Ado「素顔見せてもいい…」 紅白初出場で迫る「顔出し解禁」のタイミング”. 女性自身 (2023年12月25日). 2023年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年12月26日閲覧。
  12. ^ Ado「素顔出し」許可報道を否定「こちらの記事は間違ったものです」 “関係者”への疑問も”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年12月25日). 2023年12月26日閲覧。
  13. ^ a b c 加藤邦彦「『女性自身』と三島由紀夫――『雨のなかの噴水』の再掲をめぐって――」(研究15 2015, pp. 35–44)
  14. ^ 松原智恵子語る50年の結婚生活 母の猛反対退けてまで夫に週刊誌記者を選んだ理由”. 女性自身. 光文社 (2022年6月2日). 2022年6月20日閲覧。
  15. ^ 松原智恵子「素敵な世界を見せてくれてありがとう」50年連れ添った夫へ贈るラブレター”. 女性自身. 光文社 (2022年6月2日). 2022年6月20日閲覧。
  16. ^ オモロー山下 芸人引退で女性自身記者に!異例の転身を告白”. 2021年7月1日閲覧。
  17. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
  18. ^ 一般社団法人 日本雑誌協会”. www.j-magazine.or.jp. 2019年8月5日閲覧。
  19. ^ 一般社団法人 日本雑誌協会”. www.j-magazine.or.jp. 2019年8月5日閲覧。
  20. ^ 女性自身 広告料金など媒体概要 | 総合広告代理店 株式会社産案”. www.san-an.co.jp. 2019年8月5日閲覧。
  21. ^ 一般社団法人 日本雑誌協会”. www.j-magazine.or.jp. 2019年8月5日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 井上隆史; 佐藤秀明; 松本徹 ほか 編『三島由紀夫・短篇小説』鼎書房〈三島由紀夫研究15〉、2015年3月。ISBN 978-4907282202 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]