慈恩寺 (岐阜市大門町)
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慈恩寺 | |
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所在地 | 岐阜県岐阜市大門町 |
位置 | 北緯35度25分27.19秒 東経136度45分55.12秒 / 北緯35.4242194度 東経136.7653111度座標: 北緯35度25分27.19秒 東経136度45分55.12秒 / 北緯35.4242194度 東経136.7653111度 |
山号 | 景徳山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 地蔵菩薩 |
創建年 | 慶長14年(1609年) |
開山 | 淳岩玄朴 |
開基 | 今川氏朝 |
別称 | 小熊地蔵 |
札所等 |
市指定:地蔵菩薩 芭蕉座像 |
法人番号 | 8200005000570 |
慈恩寺(じおんじ)は、岐阜県岐阜市大門町にある、地蔵菩薩を本尊とする臨済宗妙心寺派(東海派天球院下)の寺院。山号は景徳山。織田信長が岐阜の街を守護するために招いた寺の一つ。
なお、岐阜市には同じ寺号の玉保山慈恩寺が溝口中に、高桑山慈恩寺が柳津町高桑に存在する。
歴史
[編集]弘法大師が自刻したと伝わる地蔵菩薩が小熊村一乗寺にあったが、永禄11年(1568年)に織田信長が岐阜に招来して堂を建立したのがその始まりである。伝説によれば、地蔵菩薩が信長の夢枕に立ち、小熊に帰りたいと訴えたため、地蔵堂のある地を小熊という地名に改めたと伝わる(大門町は明治42年(1909年)に小熊町から分かれて成立した)。この地蔵菩薩は、実際には平安後期に制作されたと推定され、岐阜県最古の地蔵菩薩像として岐阜市の文化財となっている。慶長14年(1609年)に今川氏朝が快川紹喜の法嗣、淳岩玄朴を開山に招いて寺院としている。また、安永6年(1777年)に制作された木造の松尾芭蕉座像が境内の芭蕉庵に祀られており、こちらも岐阜市の文化財となっている。なお、芭蕉庵は美園町の篠田佐兵衛、天野勘三により文政年間に建てられたものである。
参考文献
[編集]- 厚見郷土史編集委員会/編 『京まち歴史散歩』 p.29