コンテンツにスキップ

愛知タイヤ工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
愛知タイヤ工業株式会社
AICHI TIRE INDUSTRY Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
485-0802
愛知県小牧市大字大草字年上坂5827-1
北緯35度17分40.2秒 東経137度0分33.5秒 / 北緯35.294500度 東経137.009306度 / 35.294500; 137.009306座標: 北緯35度17分40.2秒 東経137度0分33.5秒 / 北緯35.294500度 東経137.009306度 / 35.294500; 137.009306
設立 1942年昭和17年)7月
業種 ゴム製品
法人番号 8180001007746 ウィキデータを編集
事業内容 産業車両用ニューマチック型クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)の製造販売
産業車両用ソリッドタイヤの製造販売
ボールフレキシブルラバージョイント(SBジョイント)、工業用ゴム製品の製造販売
代表者 代表取締役社長 武田直樹
資本金 98百万円
売上高 76億円(2023年12月)
従業員数 135人(2023年12月)
主要株主 横浜ゴム株式会社(100%)
外部リンク https://www.y-yokohama.com/group/aichi-tire/
テンプレートを表示
トヨタ博物館に展示されているAC型セダンに装着されていた愛知タイヤ製タイヤ(愛知タイヤ50周年誌「轍」より)

愛知タイヤ工業株式会社(あいちタイヤこうぎょう、: Aichi Tire Industry Co.,Ltd.)は、愛知県小牧市大草に本社を置く産業車両用ニューマチック型クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)を製造する日本のメーカー最大手

概要

[編集]

1942年(昭和17年)創立。1961年(昭和36年)に産業車両用ニューマチック型クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)を開発、生産を開始し、フォークリフトをはじめ各種産業車両用タイヤに採用され、現在までに国内・世界約30カ国に輸出

2011年10月に本社を名古屋市昭和区から小牧市大草に移転

2017年3月に横浜ゴムの完全子会社となる。[1]

沿革

[編集]
  • 1942年(昭和17年) - タイヤ再生修理業者18社の企業合同により、名古屋市内に設立 初代 代表取締役に所米造が就任(7月)
  • 1943年(昭和18年) - トヨタAC型にタイヤが装着される
  • 1945年(昭和20年) - 2代目代表取締役に井上二男が就任(5月)
  • 1947年(昭和22年) - 3代目代表取締役に殿垣五助が就任(5月)
  • 1948年(昭和23年) - 商工省再生タイヤ指定工場となる
  • 1959年(昭和34年) - 春日井市勝川に春日井工場を建設
  • 1960年(昭和35年) - 本社を名古屋市昭和区鶴舞に移転
  • 1961年(昭和36年) - 産業車両用ニューマチック型クッションタイヤ“ノーパンクタイヤ”を開発 『スタンダード』の生産を開始
  • 1965年(昭和40年) - 『ユニークタイヤ』実用新案登録
  • 1967年(昭和42年) - 春日井市田楽町に新工場を建設、春日井工場を移転
  • 1969年(昭和44年) - 名古屋中小企業投資育成株式会社の資本参加資本金6千万円に増資
  • 1970年(昭和45年) - 『キャリーエース』生産開始
  • 1971年(昭和46年) - 米国バンダグ社と独占販売契約 バンダグ方式更生タイヤの生産開始
  • 1972年(昭和47年) - 小牧市大字大草に小牧工場を建設、『ボールフレキシブルラバージョイント』の生産開始
  • 1976年(昭和51年) - 東京都港区新橋に東京支店開設
  • 1978年(昭和53年) - 産業車両用ソリッドタイヤの生産を開始、『ソフトーン』の生産開始
  • 1979年(昭和54年) - 4代目代表取締役に安藤修一が就任(8月)春日井精練工場を新設操業、『カラータイヤ』生産開始  
  • 1985年(昭和60年) - 5代目代表取締役に若杉勉が就任(8月)
  • 1988年(昭和63年) - 『筒型ジョイント』・『ゴムシュー』・『ゴムクローラー』生産開始
  • 1991年(平成3年) - 小牧事業所内に新しい物流拠点を設立、小牧ロジスティクスセンターを開設、春日井工場に『ユニトピア』を新設
  • 1993年(平成5年) - 愛知タイヤ50周年誌「轍」を発行
  • 1994年(平成6年) - 日東化工(株)と共同出資で『(株)愛東』設立
  • 1995年(平成7年) - 6代目代表取締役に金住新一が就任(8月)
  • 1999年(平成11年) - 資源有効利用のため廃タイヤリサイクル生産開始
  • 2000年(平成12年) - 『廃タイヤ破砕プラント』を設立
  • 2001年(平成13年) - 7代目代表取締役に水野勲が就任(4月)
  • 2002年(平成14年) - 春日井工場新事務所設立
  • 2003年(平成15年) - ISO14001取得
  • 2005年(平成17年) - ISO14001更新(ISO2004バージョンへ移行)・ 日本国際博覧会にてトヨタ自動車が出展した、未来型パーソナルモビリティi-unitのタイヤに採用される
  • 2007年(平成19年) - 東京事業部移転(1月)、環境事業部移転(7月)
  • 2009年(平成21年) - 8代目代表取締役に長瀬正義が就任(3月)
  • 2011年(平成23年) - 新本社屋を小牧市大草に建設 本社を現在地に移転(10月)
  • 2014年(平成26年) - 日東化工(株)との合弁を解消し『(株)愛東』 解散
  • 2017年(平成29年) - 横浜ゴムによる完全子会社化発表(1月)・子会社化完了(3月)・9代目代表取締役に黒川泰弘が就任(4月)
  • 2019年(令和元年) - ISO9001:2015の認証を取得(5月)
  • 2020年(令和2年) - 小牧工場でノーパンクタイヤ新ライン稼働(4月)
  • 2021年(令和3年) - 10代目代表取締役に森昌弘が就任(1月)
  • 2022年(令和4年) - 創立80周年(7月)M-SNOWを改良し、M-SNOW PLUS発売開始(10月)
  • 2023年(令和5年) - 11代目代表取締役に武田直樹が就任(4月)80周年式典を開催 (4月)東京倉庫を春日部市に移転し春日部物流センターとする(6月)

製品

[編集]

ニューマチック型クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)

  • プレスオン・キュアオン式ウレタンタイヤ(ソリッドタイヤ)
  • プレスオン・キュアオン式ラバータイヤ(ソリッドタイヤ)
  • プレスオン・キュアオン式AGV用ソリッドタイヤ

事業所

[編集]
  • 本社(愛知県小牧市大字大草字年上坂5827-1)
  • 春日井工場(愛知県春日井市田楽町字大坪1108)
  • 小牧工場(愛知県小牧市大字大草字年上坂5827-1)
  • 小牧物流センター(愛知県小牧市大字大草字年上坂5827-1)
  • 東日本営業 G(埼玉県さいたま市浦和区高砂2-13-19 浦和第二大栄ビル3階)
  • 春日部物流センター(埼玉県春日部市豊野町2-30-11)

関連会社

[編集]
  • 横浜ゴム株式会社(The Yokohama Rubber Co., Ltd.)

脚註

[編集]
  1. ^ 横浜ゴム、産業車両タイヤメーカー買収日本経済新聞 2017年1月6日

外部リンク

[編集]