愛のサスペンス劇場
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『愛のサスペンス劇場』(あいのサスペンスげきじょう)は、1975年3月31日から1977年3月4日まで日本テレビ系列の平日13時30分 - 13時55分(JST)に放送された昼ドラの放送枠である。花王石鹸(現:花王)の一社提供。
概要
[編集]日本テレビの平日13:30枠は、放送枠を変えながら長期に渡って演芸番組『ライオンお笑いネットワーク』(よみうりテレビ制作)が放送されていたが、1975年春の改編で「東海テレビ制作昼の帯ドラマ」などの昼ドラに対抗すべく、昼ドラ枠を新設した。スポンサーの花王石鹸は、これで当時継続中の『花王愛の劇場』(TBS系列)と共に、2つの昼ドラ枠に提供を行った。
内容はかつて放送された『火曜日(→土曜日)の女シリーズ』と同系列で、女性が主人公でサスペンス・ミステリーの設定とし、一作品の放送期間は1か月サイクルとした。
枠は1977年3月4日終了の『薪能』をもって終了、総作品数は23本だった。次枠は同年3月7日から本シリーズをリニューアルした『女の劇場』となった。本枠で用いられた設定はやがて同局で始まる『木曜ゴールデンドラマ』(よみうりテレビ制作)や、『火曜サスペンス劇場』へも受け継がれた。
放送作品一覧
[編集]タイトル | 放映期間 | 制作会社 | 原作 | 脚本 | 監督 | 主演女優 |
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霧の神話 | 1975.3.31~1975.4.25 | 大映テレビ | 森村誠一 | 西澤裕子 | 島かおり | |
突如として男が | 1975.4.28~1975.5.30 | ユニオン映画 | 笹沢左保 | 岩間芳樹 | 恩地日出夫 | 加賀まりこ |
ガラスの絆 | 1975.6.2~1975.6.27 | 夏樹静子 | 小山内美江子 | 日色ともゑ | ||
白い崖 | 1975.6.30~1975.8.1 | C.A.L | 菊島隆三 | 菊島隆三 | 松尾昭典 | 上月晃 |
炎の記憶 | 1975.8.4~1975.8.29 | 東京映画 | 松木ひろし | 葉村彰子 | 千野皓司 | 浅茅陽子 |
母絶唱 | 1975.9.1~1975.9.26 | ユニオン映画 | 田村多津夫 | 井上芳夫 | 朝丘雪路 | |
からみ合い 欲望 | 1975.9.29~1975.10.31 | C.A.L | 南條範夫 「からみ合い」 |
宇田和煕 | 恩地日出夫 高橋勝 |
宇津宮雅代 |
手紙-殺しへの招待- | 1975.11.3~1975.11.28 | ユニオン映画 | 天藤真 「殺しへの招待」 |
よしだたけし 篠崎好 |
前田陽一 | 竹下景子 |
嫉妬 | 1975.12.1~1975.12.31 | 藤本義一 | 佐々木守 | 帯盛迪彦 | 真木洋子 | |
歯止め | 1976.1.5~1976.1.30 | 東京映画 | 松本清張 | 鶴島光重 田村多津夫 |
野村孝 | 岸田今日子 |
再会 ふるさとさむく | 1976.2.2~1976.2.27 | 大映映画 | 倉本聰 | 倉本聰 高際和雄 |
中村玉緒 | |
一年半待て | 1976.3.1~1976.3.26 | 大映テレビ | 松本清張 | 中島丈博 國弘威雄 |
富本壮吉 | 市原悦子 |
誘拐 | 1976.3.29~1976.4.30 | 佐藤友美 | ||||
青い幸福 | 1976.5.3~1976.5.28 | ユニオン映画 | 平岩弓枝 | 尾中洋一 | 恩地日出夫 | 丹阿弥谷津子 |
ゼロの焦点 | 1976.5.31~1976.7.2 | C.A.L | 松本清張 | 須川栄造 | 井上芳夫 | 土田早苗 |
妻と愛人 | 1976.7.5~1976.7.30 | 江夏夕子 | ||||
帽子いっぱいの涙 | 1976.8.2~1976.8.27 | ユニオン映画 | 檀一雄 「帽子いっぱいの涙 現代の神話」 |
田村多津夫 | 平山晃生 | 小山明子 |
裁きの夏 | 1976.8.30~1976.9.24 | C.A.L | 松本清張 「張込み」 |
重森孝子 | 松尾昭典 | 林美智子 |
愛が見えますか… | 1976.9.27~1976.10.29 | 東京映画 | 菊島隆三 | 野村孝 | 小達雅子 | |
妻の秘密 | 1976.11.1~1976.12.3 | ユニオン映画 | 井上芳夫 | 生田悦子 | ||
美しき罠 | 1976.12.6~1977.1.7 | 大映テレビ | 嵯峨島昭 「白い華燭」 |
西澤裕子 | 山口果林 | |
愛が試される時 | 1977.1.10~1977.2.4 | 東京映画 | 大藪郁子 小山内美江子 |
野村孝 今井敏夫 |
長内美那子 | |
薪能 | 1977.2.7~1977.3.4 | ユニオン映画 | 立原正秋 | 石森史郎 | 恩地日出夫 | 宇津宮雅代 |
備考
[編集]- 日本テレビの花王石鹸一社提供の昼ドラは、1967年10月~1968年9月の平日13:00 - 13:30枠末期以来の事。なおこの枠は『お昼のワイドショー』(当初は12:30 - 13:30)設置のため廃枠となったが、『昼ワイ』のスポンサーの一つに花王が入っていたのはこの名残である。
- 関東地区では1976年4月から1977年3月まで、平日9:00 - 9:25枠で再放送された(花王は提供せず)。なお次番組はワイドショー『ミセス&ミセス』(平日9:00 - 10:50)になったため、『女の劇場』は再放送しなかった。
参考文献
[編集]関連項目
[編集]- 愛の劇場(かつて花王が一社提供していた昼ドラ)
- 女の劇場
- 火曜日の女シリーズ
- 木曜ゴールデンドラマ
- 火曜サスペンス劇場
- 日本テレビ昼1時枠帯ドラマ
- 日本テレビ昼1時15分枠帯ドラマ
- よみうりテレビ制作昼の帯ドラマ
- 北日本放送制作昼の帯ドラマ
日本テレビ系 平日13:30 - 13:55枠 【ここから日本テレビ制作枠および花王石鹸一社提供枠】 |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
愛のサスペンス劇場
(本放送) |
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日本テレビ 平日9:00 - 9:25枠 | ||
奥さまドラマシリーズ
(9:00 - 9:30) |
愛のサスペンス劇場
(再放送) |
ミセス&ミセス
(9:00 - 10:50) |